中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

第2回ひたちなかギタ―合奏フェスティヴァル


10月28日(土) 13:30  ひたちなか市文化会館小ホール





出演者、観客、合せて250名

 もう昨日になってしまいまい多が、28日(土曜日)にひたちなか市文化会館小ホールにおいて、第2回ひたちなかギター合奏フェスティヴァルを行いました。 出演団体9団体、出演者、観客、合せて250名と、ギター関係としてはかなり大掛かりなイヴェントとなりました。 



CIMG1138.jpg


CIMG1144.jpg
水戸ギターアンサンブル






CIMG1150.jpg
ギタルラス・デ・プラタ







CIMG1153.jpg



CIMG1155.jpg
マルバギター同好会






 ギター・アンサンブルの団体が6、マンドリン・アンサンブルが3団体で、もっとも少数の団体はギタルラス・デ・プラタで3名、 もっと大人数の団体はラ・ジュネスで30名でした。


 県内、特に水戸市、ひたちなか市の県央部のギター、およびマンドリンの愛好団体が一堂に会する機会としては、貴重なものかなと思います。 ご来場下さった方々にもいろいろな愛好団体があることを知っていただく、たいへん良い機会ではと思います。



CIMG1164.jpg


CIMG1162.jpg
音和102







CIMG1166.jpg


CIMG1167.jpg
アマービレ・マンドリンクラブ







CIMG1173.jpg



CIMG1174.jpg
アクア・プレットロ・マンドリン・アンサンブル







CIMG1176.jpg


CIMG1177.jpg
ギター・クラブ・リピート




次回は再来年

 次回は再来年の今頃を予定していますが、何分会場となっているひたちなか市文化会館は、人気が高く、いつになるかは抽選次第ということになり、 来年今頃でないとはっきりわかりません。 しかし会場が別の場所になったとしても、必ず第3回を再来年中に行うつもりでおりますので、今回出演しなかった愛好団体の皆さんも、ぜひ参加を検討してみて下さい。

 

CIMG1179.jpg



CIMG1178.jpg
ブリランテ







CIMG1183.jpg




CIMG1185.jpg




CIMG1182トリ
ラ・ジュネス

スポンサーサイト
村治奏一 3 Tone Concert  夜公演 クラシック・ディナー


 10月7日(土曜日)  18:00~

 石岡市 ギター文化館

<演奏曲目>


カヴァティーナ(マイヤーズ)
フェリシダーチ(ジョビン)
神秘の障壁、 手品 (F.クープラン)
虹 (村治奏一)
チャンス・モンスーン (藤倉大)
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 (バッハ)

*アンコール曲  アランブラの想い出(タレガ)


 


IMG_2017100801111362f.jpg




数年ぶりに

 村治奏一君の演奏は彼が小学生の頃から聴いていますが、やや久々にコンサートを聴きました。 この前聴いたのは数年くらい前だったと思いますが、その時も当ブログで記事を書きました。

 若いと思っていた奏一君も、もう30代半ばといったところですね、とても可愛らしかった顔も、この数年のうちにだいぶ逞しい感じになってきました。



ギターのレパートリーとして定着しそうな「神秘の障壁」

 仕事の都合でちょっと遅れてしまったので、会場に入った時にはクープランの曲が始まっていました。 クープランの作品はクラヴサン(フランスではチェンバロのことをこう呼ぶ)のための曲ですが、「神秘の障壁」などは音の数もあまり多くなく、ギターやリュートでも演奏しやすいようですね、最近ギターで弾く人も多くなってきました。 「手品」 のほうはギターで弾くとなかなか難しそうです。



奏一君のオリジナル曲

 「虹」は奏一君の作品で、もちろん私も初めて聴きます。 トレモロ奏法を主とした曲ですが、和音の使い方などはなかなか新鮮さがあります。 なかなか美しい曲です。

 「チャンス・モンスーン」は奏一君のために書かれた曲だそうですが、こちらはより前衛的な作品で、あまり長くない曲でした。




シャコンヌは ”アレンジしていないアレンジ”

 シャコンヌを含むヴァイオリン・パルティータ第2番は、奏一君のデビュー・アルバムにも収録されたものです。 奏一君自身のアレンジということになるのでしょうが、実際はオリジナルのヴァイオリンの譜面を、ほぼそのままギターで弾くという、全く ”アレンジしていないアレンジ” です。

 和音の配置など多少は変えているところもあるのかも知れませんが、聴いている、あるいは見ている感じでは全くヴァイオリンの譜面通りのようです。 正確にはヴァイオリンとギターでは音域が1オクターブ違うので、原曲の1オクターブ下で弾いている訳です。



先日のメローニとは


 普通、この曲をギターで弾く場合は、⑥弦を「レ」に下げるのですが、奏一君の場合は、原曲の譜面にない音は、一切弾かないということで、レに下げずに、「ミ」のままで弾いていました。 かなりの徹底ぶりです。

 少し前に聴いたマルコ・メローニの場合は、何の曲だかわからなくなるくらい、たくさんの装飾音を付け加えていましたが、 奏一君とメローニの、それぞれのシャコンヌは、まさに正反対の演奏と言えるでしょう。



結構難しいはずなのだが

 奏一君の演奏は以前からその外見とは裏腹に、たいへん力強い演奏でしたが、この日もそれを再確認した形でした。 それにしても、シャコンヌの速いアルペジオやスケールなど相変わらず、全く困難な様子を見せませんね。

 

 
マルコ・メローニ バロック・ギター・リサイタル



   9月10日(日)石岡市ギター文化館  14:00



A.de.サンタクルス(1700年頃) : マニサパロス、 ハ長調のカナリオ、 ハカラス (J・イノホサによって復元された全集より)

アントニオ・ダ・コスタ(1600年代) : 序奏とカナリオ

J.S.バッハ : リュート組曲第4番

・・・・・・・・・・・・・・・・・

H.I.F.ビーバー(1644~1704) パッサカリア(「ロザリオの謎」より)

ガスパル・サンス : カナリオス

J.S.バッハ : シャコンヌBVW1004 

 

 *アンコール曲
 
ル・コック : スペインのフォリア
 
バッハ : 主よ、人の望みの喜びよ





IMG_2017091022585892d.jpg




へえ~ 、ウウン、 なるほど、 凄い!


 今日ギター文化館で 「マルコ・メローニ バロック・ギター・リサイタル」 を聴きました。  お恥ずかしながら、このギタリストについてはあまりよく知らず、「バロック・ギターのリサイタルって、ちょっと珍しいかな」 と言った感じで聴きに行ったのですが、これが聴いて驚き! どう表現していいかよくわかりませんが、、へえ~ 、ウウン、 なるほど 凄い!   




バロック・ギターの曲って?


 バロック・ギターについては私自身では若干の知識しかなく、5コース複弦(第1コースのみ単弦で計9本)で、ラスゲアード奏法を多用し、作品を残した人としては ガスパル・サンス、 ロベルト・ド・ヴィゼー   ・・・・・他に誰かいたかな?   どちらにしても純粋なバロック・ギターのレパートリーはあまり広くないんだろうな、 などとリサイタル前に考えていました。



響きが美しく、リズムが面白い

 始まってみると前述のとおり驚きで、まず響きの美しさ。 美しいと言っても音一つ一つよりも ”響き” が美しいのです。 そしてリズムが面白い。 最初の曲は初めて聴く曲ではありますが、装飾を加えたり、リズムを変えたりなど、かなり自由に弾いているような感じがします。 



埃っぽいイメージを一蹴

 正直、これまでバロック・ギターというと、楽器博物館のガラス・ケースの中にあるイメージで、一部の愛好者や ”通” の人だけが楽しむものかなと思っていましたが、リサイタルが始まってみると、そんな思いは一蹴され、誰でも、特に若い人にでも楽しめる音楽だなと感じました。




いつの間にか

 2番目に演奏されたダ・コスタのカナリオなど、本当に楽しい感じで、特に楽しめました。 話としては、「この時代の音楽は楽譜通りに演奏されたわけではなく、演奏者の技量により装飾などを施して演奏するのが通例」 ということは知っているのですが、メローニの演奏を聴いていると、そのことの意味がよくわかるような気がします。

 おそらく当時の人も、現代の人も楽しい音楽は、やはり楽しく感じるのだろうなと思いました。  ・・・・・・おっと、いけない、今は21世紀で、目の前のステージで弾いているの私より少々若いイタリアのギタリストだっけ、いつの間にか自分がバロック時代のとある街の人だかりの中で、放浪のギタリストの演奏を聴いているような気になりました。

 このダ・コスタのカナリオはいずれは五線譜(メローニが使っているのは、おそらくタブラチュア) として出版される話もあるようです。



リュートの代用?

 これもリサタルが始まる前に 「バッハのリュート曲やるなら、リュートでいいんじゃないかな」 なんて言ってしまったのですが、バッハの曲が始まってみると、確かにこれはリュートの代用としてバロック・ギターを弾いているわけではなく、あくまでバロック・ギターでバッハを弾いていることがわかりました。 




言われなければわからない


 最後にはバッハのシャコンヌを演奏しました。 最後だったので、”素直に” シャコンヌを弾く訳ではないだろうと、ある程度予測は出来たのですが、そのとおり、特にテーマはプログラムに書いてあるのでバッハのシャコンヌだとわかりますが、そう言われなかったらほとんど何の曲かわからなくなるくらい装飾されていました。




    DSC_0765トリ
左から宮下祥子さん、 マルコ・メローニさん、 濱田滋郎先生、 私



装飾音も一体となった和音

 装飾音といっても、多くの場合、その場で消えてしまう訳ではなく、その和音の中に音が残るので、和音そのものが変わったようにも聴こえます。 違っていないのは低音だけで、低音は他の音よりもちょっと早めに発音されるので、低音を追ってゆくとシャコンヌだとわかる感じです(その後の変奏の方はそれほどは変わっていません)。 




ラスゲアードも洗練された音


 サンスのカナリオスは立った姿勢で演奏されました。 座って弾く場合は足台などは使わず、足を組んで右足に楽器を載せたり、左足に乗せたり、いろいろ姿勢を変えていました。どちらにしてもストラップを使用しています。 通常の弾き方以外にラスゲアード奏法も多用していますが、決して荒っぽい音ではなく、たいへん洗練された音です。




すべては研鑽と努力によるもの

 宮下祥子さんの話によれば、本人は 「非常にたくさんのタブラチュアを研究した」 と言ってたそうです。 今日のコンサートなど非常に即興性に富んだ楽しい演奏ですが、その裏には多くの研鑽と努力があったのでしょう。  いろいろあるけど、やはり音楽家というのは人を楽しませてナンボという商売なんでしょう (急に関西人にならなくてもよいが)。

 
 
水戸市民音楽会  7月9日(日)  水戸芸術館




IMG_0002_20170710000850d92.jpg




たいへんバラエティに富んだコンサート


 今日水戸芸術館で水戸市民音楽会が行われました。 今回の出演団体は29ということですが、琴、オカリナ、各種管楽器アンサンブル、ピアノ独奏、二胡、ギター、マンドリン、ハンドベルなど、たいへんバラエティに富んだ内容でした。



 今日は気温の方もだいぶ上がり、出演者の方々はじめ、水戸市文化振興課、水戸芸術館、及び実行委員の方々、講師の鈴木先生、皆さまたいへんお疲れだったと思います。 今回も特に大きな問題もなく音楽会を実行することが出来ました、ありがとうございました。



CIMG1096.jpg
開演前の実行委員の打ち合わせ(本部室で)



 内容がバラエティに富んでいるだけでなく、たいへんレヴェルの高い演奏もあり、客席でじっくりと聴くことは出来ませんでしたが、なかなか面白く、また興味深いコンサートだったと思います。





ちょっと空席が目立つ?

 ただ、出演者数のたいへん多いコンサートにもかかわらず、客席には若干空席も見られ、少々残念なところもありました。 基本的に出演者は出番まで客席で他団体の演奏を聴き、また自分の団体の演奏が終わってからも他の団体の演奏を鑑賞することになっているのですが、特に出演者に割り当てられた席には、かなり空席が見られました。




 私などが申し上げることではないかも知れませんが、音楽をやるものにとって、他のジャンルの音楽や演奏を聴くことはたいへん重要なことと思います。またプロの演奏だけでなく、アマチュアどうししで、お互いの演奏を聴き合うことはたいへん勉強になることと思います。
ドゥエンデ・デル・フラメンコ ~フラメンコの妖しい魅力   詩人フェデリコ・ガリシア・ロルカに捧ぐ

   6月18日(日) 水戸芸術館ACM劇場




 今日、水戸芸術館ACM劇場で行われた、上記のフラメンコの公演に行ってきました。 その第1部として荘村清志さんのギター独奏があり、曲目は次の通りです。



8b6dc5219196f6e9231b7af3ee818bb1.jpg




魔笛の主題による変奏曲(ソル)
スペイン舞曲第5番(グラナドス)
バーデン・ジャズ組曲(イルマル)
入り江のざわめき(アルベニス)
アルハンブラの想い出(タレガ)
アストゥーリアス(アルベニス)
 *アンコール:禁じられた遊び




 水戸芸術館は、ATMホールの方にはよくゆくのですが、このACM劇場の方に入るのはあまりなく、久々です。 円筒形をした劇場で、平間の他、その筒状の壁面に沿って3階席まであります。 600席以上はあるようですが、どの観客からもステージは、かなり近く感じられます。


 荘村さんの演奏はアンプを通してのものですが、荘村さんが長年レパートリーとして来られたものです。 十分に弾きこなれたもので、随所に即興的な部分も加えられていました。 なお、入り江のざわめきは小松原庸子さんのカスタネット、 アストゥーリアスは男性のフラメンコ・ダンサーによる舞踏が添えられました。




IMG_20170618182724d3d.jpg




 第2部は 小松原庸子スペイン舞踏団によるフラメンコで、 スペインを代表する詩人のフェデリコ・ガルシア・ロルカの詩を基に、以下の8つのタイトルの朗読と踊りが演じられました。



プローグ
シギリージャのパソと舞い
カフェ・カンテ
カスタネット
不貞なる人妻
アントニート・エル・カンポリオの死
ギター
三つの河のバラード



 詩の朗読は舘形比呂一さん(おそらく俳優さん?)と言う方が非常に美しく通る声で行っていました。 言葉はよく聴き取れますが、ただ詩の内容がややシュールなところもあり、よくわからない部分も多少ありました(文学的センスの欠如?)。

 でも、本格的なフラメンコを見たり、聴いたりすることは意外と少ないので、新鮮な気持ちで聴けました。  スペイン南部を流れるグァダルキビル河が一つのテーマのようで、小松原さんがその河を演じていました(衣装に写真のような長い裾を付けて)。

 踊りはもちろん、ギターやカスタネット、ダンサーの足踏みに至るまで、たいへんきびきびとして、キレのあるリズムでした。 フラメンコ・ギターは高橋紀博さんというギタリストがカーテンの影で演奏していましたが、ギターだけでもなかなか聴きごたえのあるものでした。