<手っ取り早いギター上達法 その9>
発表会、フリーコンサート、コンクールなど、出来るだけ数多く人前で演奏する
なまじ家でちまちまやるより
仕事やスポーツでも数多く実践の場に立つことはとても大事。 ギター上達においても発表会、フリーコンサート、コンクール、さらにホーム・パーティ、結婚式など、人前で演奏を出来る限り多くしてみる。 なまじ家でちまちまと練習するよりも緊張する場で演奏する方が刺激があってずっと上達するに間違いない。
多くの人の場合、家で一人で弾いている時には結構上手く弾けても、ステージでは緊張してなかなか自分の実力が出せない。 どのような場でも常に自分の実力を出せるようにするには、ともかくそうした場に慣れるしかない。 またステージなどで緊張して弾くほうが、普段家で練習している時よりもずっと集中力が高まり、練習の効果も高いとも言える。
一流のギタリストも当然
現在の一流となったギタリストたちも、当然のことながら若い時から数多くのステージ経験を積んでいる。 「ステージに立つのは、もう少し上手くなってからにしよう」 では遅いし、「今のレヴェルでは人に聴かせられない」ではいつになっても上達しない。 上手く弾けても弾けなくても気にせずどんどん人前で演奏するのみ!
私の評価 ☆☆☆☆
私も同感だが
これは説得力ありますね、確かによく言われることです。 上達のためにはなるべく数多くステージに立ったほうが良いと言うことには私も同感です。 それでも☆4つにしたのは、ステージで弾くことと同時に日々基礎的なトレーニングに励んだり、様々な音楽を聴いたり学んだりといった事柄が伴わなければあまり効果がないと言う点によってです。
もっとも、積極的にステージに立つ人というのは、当然のことながら日々の勉強やトレーニングを怠らないのでしょうが、 一部そうでない人、つまりあまり家では練習しなかったり、先生などについて基礎からちゃんと勉強していない人も、少数ながら存在するのも確かでしょう。
試合には絶対に出ないのも、試合しかしないのも
野球においても、チャッチボールやトス・バッティング、ノック、ランニングなどの練習は好きでよくやっているが、試合に出るのは嫌い、あるいは何らかの理由で試合に出られない、などと言った場合ではあまりよい選手にはなれないと思いますが、 かといって練習は全く行わず、毎週日曜日ごとに試合をするだけの草野球チームでやっても、あまり上手くはならないでしょう。
ステージ慣れ=上達ではない
結局、日々の練習とステージでの練習とは良いバランスを取って行うのが最良ということになるでしょう。 確かに数多くステージに立てばいわゆる”ステージ慣れ”して、ステージでもあまり緊張せずに普段通りに弾けるようになるかも知れません。 しかし ステージ慣れ=上達 では決してありません。
毎回同じ曲を弾くか、弾けない曲を弾くかどちらか
例えば、毎週日曜日ごとに、どこかで演奏するとしましょう。 仮にこの人が仕事などを持っている人だとしたら、当然まとまった時間練習出来る時間はあまりなくなります。 となれば同じ曲を毎週演奏するか、または練習不十分な状態で演奏するかどちらかとなるでしょう。
ステージ慣れはよいことばかりではない
またステージ慣れすと言うことは演奏の前の日などでも、「いつものことだから」とあまり緊張しなくなり、少なくとも必死に練習したりなどはしなくなります。 また多少失敗したとしてもあまり気にならなくなります。 こうした状態になると例えステージで数多く演奏しても、「ステージ慣れ」と言ったこと以外では、あまり期待出来なくなるでしょう。
ステージでの演奏の緊張感とか、あるはステージでの失敗の記憶というのは上達のための重要な原動力とも言えるのでしょう。 多少の緊張に打ち勝つ技術の習得、失敗の原因を探りそれを修正してゆくことで本当の実力が付くのではと思います。
取り組み方さえ変えれば
数多くステージで演奏しているという愛好者の中にも、少数派ではあるかも知れませんが、残念ながら基礎力の不足と思われる人も散見されるのは確かです。 あるいは基礎を学ぶことの重要性の認識がやや不足しているのかも知れません。 しかしこうした人たちは非常に熱心にギターに取り組んでいるというこは間違いないので、考え方や練習の方法を変えることで、一層上達が望めるでしょう。
実際はその逆の人が多い
しかし私の周辺ではこうした「積極派」よりは、 「まだあまり上手くないから人前で弾くのはやめておこう」 という人の方がずっと多いようです。 やはり「もう少し上手くなってからステージで弾こう」 というのでは遅すぎますし、最初の機会を失うと、その後ずっと人前で弾く機会がなくなるということもよくあります。
発表会には、あまり上手くなっていない時期に、なるべく簡単なものから弾くのがコツ
ギターを始めて、とりあえず曲らしいものが弾けるようになったら(1~3年くらい)、まずは発表会などで弾いてみることをお薦めします。 最初は本当に簡単なものでよいでしょう。 クラシック・ギターの曲でなく、簡単なメロディに簡単な伴奏が付いたようなものでもよいですし、また単旋律に先生などに伴奏をしてもらうなどでもよいでしょう。
私の経験や考えでは、人前で弾く、つまり発表会に出るのは、なるべく早い時期、あまりまだ上手くなっていない時のほうがよいようです。 初心者の時ほうがハードル低く、「上手く弾けなくて当然 」といった気持で演奏に臨めますのでかえって緊張しません。
「また今度」と思う人は次も「また今度」となる
また多少上手くなったからといって、ステージで緊張しなくなると言ったものでもありません。 「この次の機会から出よう」 と思う人は、多分次の機会にも 「この次から出よう」 と考えるものです。
年に2,3回~10数回
と言った訳で、結論としては最初に言いました通り、日々の勉強、トレーニングと、自分の演奏を人に聴いてもらうことの両方が大事ということになります。 では具体的に人前で弾くのはどれくらいの頻度がよいかというと、だいたいで言えば、年間2,3回~10数回 といったとこでしょうか。
教室でギターを習っている場合、教室の発表会は多くても年に1~2回程度と思いますので、年に10数回ということは他に自分で演奏する機会を見つけなければなりません。 何人かでサークルを作ってお互いに聴き合うのもよいでしょうし、また最近ではギター専門店その他で”フリーコンサート(若干の会費を払うと誰でも演奏出来る) などを行っていますので、そうしたものに出演するのもよいでしょう。 またアマチュア向けのコンクールなども最近では各地で行われています。
また、たくさん演奏する機会がある場合は、毎月コンスタントに演奏するよりも、ある時期は家でも練習や教室でのレッスンに集中し、 ある期間はステージでの演奏に集中するような形のほうが効率的と思われます。
・・・・・・・・
最初の質問者は今頃
さて、「手っ取り早いギター上達法」といったタイトルで一般に言われているような練習法を検証してきました (誰も言っていないような方法が多い?)。 中には確かにお薦めしたような効果的な方法もありましたが、少なくとも 「基礎とか努力とか、地道とかでなく」 というわけには行かないようです。 質問者の期待には全く添わない形にはなってしまいましたが、おそらくその質問者も今頃はすっかり当記事など相手にしなくなっていることと思います。
この質問者にはたいへん申し訳ないことになったとは思いますが、やはりギターを弾くというのは日々努力の積み重ね以外の何者でもないようですね。 ・・・・・そんなこと最初からわかっていた? 確信犯?
といったところでこの質問に対する回答はここまでにして、また次の質問受け付けます。
発表会、フリーコンサート、コンクールなど、出来るだけ数多く人前で演奏する
なまじ家でちまちまやるより
仕事やスポーツでも数多く実践の場に立つことはとても大事。 ギター上達においても発表会、フリーコンサート、コンクール、さらにホーム・パーティ、結婚式など、人前で演奏を出来る限り多くしてみる。 なまじ家でちまちまと練習するよりも緊張する場で演奏する方が刺激があってずっと上達するに間違いない。
多くの人の場合、家で一人で弾いている時には結構上手く弾けても、ステージでは緊張してなかなか自分の実力が出せない。 どのような場でも常に自分の実力を出せるようにするには、ともかくそうした場に慣れるしかない。 またステージなどで緊張して弾くほうが、普段家で練習している時よりもずっと集中力が高まり、練習の効果も高いとも言える。
一流のギタリストも当然
現在の一流となったギタリストたちも、当然のことながら若い時から数多くのステージ経験を積んでいる。 「ステージに立つのは、もう少し上手くなってからにしよう」 では遅いし、「今のレヴェルでは人に聴かせられない」ではいつになっても上達しない。 上手く弾けても弾けなくても気にせずどんどん人前で演奏するのみ!
私の評価 ☆☆☆☆
私も同感だが
これは説得力ありますね、確かによく言われることです。 上達のためにはなるべく数多くステージに立ったほうが良いと言うことには私も同感です。 それでも☆4つにしたのは、ステージで弾くことと同時に日々基礎的なトレーニングに励んだり、様々な音楽を聴いたり学んだりといった事柄が伴わなければあまり効果がないと言う点によってです。
もっとも、積極的にステージに立つ人というのは、当然のことながら日々の勉強やトレーニングを怠らないのでしょうが、 一部そうでない人、つまりあまり家では練習しなかったり、先生などについて基礎からちゃんと勉強していない人も、少数ながら存在するのも確かでしょう。
試合には絶対に出ないのも、試合しかしないのも
野球においても、チャッチボールやトス・バッティング、ノック、ランニングなどの練習は好きでよくやっているが、試合に出るのは嫌い、あるいは何らかの理由で試合に出られない、などと言った場合ではあまりよい選手にはなれないと思いますが、 かといって練習は全く行わず、毎週日曜日ごとに試合をするだけの草野球チームでやっても、あまり上手くはならないでしょう。
ステージ慣れ=上達ではない
結局、日々の練習とステージでの練習とは良いバランスを取って行うのが最良ということになるでしょう。 確かに数多くステージに立てばいわゆる”ステージ慣れ”して、ステージでもあまり緊張せずに普段通りに弾けるようになるかも知れません。 しかし ステージ慣れ=上達 では決してありません。
毎回同じ曲を弾くか、弾けない曲を弾くかどちらか
例えば、毎週日曜日ごとに、どこかで演奏するとしましょう。 仮にこの人が仕事などを持っている人だとしたら、当然まとまった時間練習出来る時間はあまりなくなります。 となれば同じ曲を毎週演奏するか、または練習不十分な状態で演奏するかどちらかとなるでしょう。
ステージ慣れはよいことばかりではない
またステージ慣れすと言うことは演奏の前の日などでも、「いつものことだから」とあまり緊張しなくなり、少なくとも必死に練習したりなどはしなくなります。 また多少失敗したとしてもあまり気にならなくなります。 こうした状態になると例えステージで数多く演奏しても、「ステージ慣れ」と言ったこと以外では、あまり期待出来なくなるでしょう。
ステージでの演奏の緊張感とか、あるはステージでの失敗の記憶というのは上達のための重要な原動力とも言えるのでしょう。 多少の緊張に打ち勝つ技術の習得、失敗の原因を探りそれを修正してゆくことで本当の実力が付くのではと思います。
取り組み方さえ変えれば
数多くステージで演奏しているという愛好者の中にも、少数派ではあるかも知れませんが、残念ながら基礎力の不足と思われる人も散見されるのは確かです。 あるいは基礎を学ぶことの重要性の認識がやや不足しているのかも知れません。 しかしこうした人たちは非常に熱心にギターに取り組んでいるというこは間違いないので、考え方や練習の方法を変えることで、一層上達が望めるでしょう。
実際はその逆の人が多い
しかし私の周辺ではこうした「積極派」よりは、 「まだあまり上手くないから人前で弾くのはやめておこう」 という人の方がずっと多いようです。 やはり「もう少し上手くなってからステージで弾こう」 というのでは遅すぎますし、最初の機会を失うと、その後ずっと人前で弾く機会がなくなるということもよくあります。
発表会には、あまり上手くなっていない時期に、なるべく簡単なものから弾くのがコツ
ギターを始めて、とりあえず曲らしいものが弾けるようになったら(1~3年くらい)、まずは発表会などで弾いてみることをお薦めします。 最初は本当に簡単なものでよいでしょう。 クラシック・ギターの曲でなく、簡単なメロディに簡単な伴奏が付いたようなものでもよいですし、また単旋律に先生などに伴奏をしてもらうなどでもよいでしょう。
私の経験や考えでは、人前で弾く、つまり発表会に出るのは、なるべく早い時期、あまりまだ上手くなっていない時のほうがよいようです。 初心者の時ほうがハードル低く、「上手く弾けなくて当然 」といった気持で演奏に臨めますのでかえって緊張しません。
「また今度」と思う人は次も「また今度」となる
また多少上手くなったからといって、ステージで緊張しなくなると言ったものでもありません。 「この次の機会から出よう」 と思う人は、多分次の機会にも 「この次から出よう」 と考えるものです。
年に2,3回~10数回
と言った訳で、結論としては最初に言いました通り、日々の勉強、トレーニングと、自分の演奏を人に聴いてもらうことの両方が大事ということになります。 では具体的に人前で弾くのはどれくらいの頻度がよいかというと、だいたいで言えば、年間2,3回~10数回 といったとこでしょうか。
教室でギターを習っている場合、教室の発表会は多くても年に1~2回程度と思いますので、年に10数回ということは他に自分で演奏する機会を見つけなければなりません。 何人かでサークルを作ってお互いに聴き合うのもよいでしょうし、また最近ではギター専門店その他で”フリーコンサート(若干の会費を払うと誰でも演奏出来る) などを行っていますので、そうしたものに出演するのもよいでしょう。 またアマチュア向けのコンクールなども最近では各地で行われています。
また、たくさん演奏する機会がある場合は、毎月コンスタントに演奏するよりも、ある時期は家でも練習や教室でのレッスンに集中し、 ある期間はステージでの演奏に集中するような形のほうが効率的と思われます。
・・・・・・・・
最初の質問者は今頃
さて、「手っ取り早いギター上達法」といったタイトルで一般に言われているような練習法を検証してきました (誰も言っていないような方法が多い?)。 中には確かにお薦めしたような効果的な方法もありましたが、少なくとも 「基礎とか努力とか、地道とかでなく」 というわけには行かないようです。 質問者の期待には全く添わない形にはなってしまいましたが、おそらくその質問者も今頃はすっかり当記事など相手にしなくなっていることと思います。
この質問者にはたいへん申し訳ないことになったとは思いますが、やはりギターを弾くというのは日々努力の積み重ね以外の何者でもないようですね。 ・・・・・そんなこと最初からわかっていた? 確信犯?
といったところでこの質問に対する回答はここまでにして、また次の質問受け付けます。
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