中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

中村俊三ギター名曲コンサート

 12月4日(日)14:00  ひたちなか市文化会館小ホール


曲目解説



<オーケストラ曲をギター一本で>

くるみ割り人形組曲より 「行進曲」、 「あし笛の踊り」、 「こんぺいとうの踊り」、 「花のワルツ」 (チャイコフスキー)


 クラシック音楽でクリスマスと言えば、やはりこの「くるみ割り人形」でしょうね。 「白鳥の湖」、 「眠れる森の美女」 と並ぶチャイコフスキーの3大バレエ曲の一つで、クリスマスの挽、主人公の女の子がくるみ割り人形になってしまった王子様とお菓子の国に行くといったような内容になっています。 なんとなくディズニー・アニメを先取りしたような内容ですね、どちらもクリスマス・シーズンには最適でしょう。


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一人ギタ―合奏

 「オーケスラ名曲をギター一本で」 ということで昨年のコンサートで演奏した「展覧会の絵」 の続編ということになります。 「展覧会の絵」と同様に、この「くるみ割り人形」も水戸ギター・アンサンブルで演奏しているのですが、そういった意味では ”一人ギタ―合奏” シリーズというこにもなります。



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 こうしたオーケストラ曲をギター独奏で演奏する場合は、かなり音を省略しないといけないのですが、なるべく原曲の感じが出るように頑張ってみました。 目をつぶって聴くと、何人かで弾いているように聴こえたら幸いです。   


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編曲は難しくないが

 また、オーケストラ曲をギタ―独奏に編曲するのはなかなか大変なのでは、と聴かれますが、これまでたくさんの曲を編曲してきたので、編曲は特に難しいことも、また時間がかかることもありません。   ・・・・・・でも弾くのは難しいです、特に ”ちゃんと” 弾くのは。






<放浪のロマンティスト、アウグスティン・バリオス>

ワルツ第3番、 クリスマスの歌、 森に夢見る




いよいよメインデッシュ

 今回のコンサートのシメはバリオスの3曲です、まさにメインディッシュといえます。 前回のコンサートのアンケートでも、バリオスの曲はバッハに次いで希望の多かったもので、そういった意味では前回のアンケート結果を反映した選曲です。 第1位のバッハについては、またあらためて、多分名曲コンサートとしてではなく、”バッハ・リサイタル” としていずれコンサートを行いたいと思います。




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 今現在、バリオスはクラシック・ギターの作曲家としてはソルやタレガを凌いで最も人気があるといえるでしょう。 バリオスはパラグアイ出身ですが、南米各地を転々とし、メキシコでその生涯を閉じています。 そうしたことから南米各地の舞曲などを多数作曲しているので、民族音楽的な作曲家と、一般には思われています。 確かにパラグイのグァラニ族の酋長のコスチュームで写っている写真も残されています。



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民族音楽的というより、ロマン派の作曲家


 しかし音楽的な内容からすれば、ヨーロッパ音楽の後期ロマン派の作曲家といってよいでしょう。 作風からするとタレガやリョベットに近いものがあります。 また作品にもショパンなどから影響を受けたと思われるものも少なくありません。 そういったところで”放浪のロマンチスト” という副題を付けました。



息子の十八番

 今回演奏する3曲もロマン派的な曲と考えてよいでしょう。 「ワルツ第3番」 は明らかにショパンの影響が感じられ、情熱的でギター・ファンの間ではたいへん人気のある曲です。 私事的には(ブログは基本的に私事だが)、この曲は息子(創)のかつての十八番で、この曲でいくつかのコンクールの賞をいただきました。



静かなクリスマス

 「クリスマスの歌」 は8分の6拍子のパストラール風の曲で、静かなクリスマスの雰囲気がよく出ています。 愛好家などにもたいへん人気で、よく演奏されます。




アランブラに並ぶトレモロの名曲

 「森に夢見る」 は、今現在では 「アランブラの想い出」 に並ぶ、ギターのトレモロの名曲となっています。 ①弦でトレモロを弾くことが多いので、「アランブラの想い出」 よりも、むしろトレモロは美しく聴こえやすいです。




20フレットを使う

 ゆっくりしたイントロにト長調のトレモロ、中間部、そしてト短調ート長調のトレモロとなっていて、演奏時間は7分くらいのやや長い曲です。 この曲には20フレットを使うところが出てくるのが特徴で、通常のギターは19フレットまでしかありません。 そこで通常のギターでこの曲を弾く場合はそうした部分を省略して弾くしかありません。




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ポール・ジェイコブソン  暗くて見にくいかも知れないが、①弦だけに黒い20フレットが付いている



 私のギター(ポール・ジェイコブソン)に20フレットが付いているので、そうした省略をせずにこの曲を弾くことが出来ます。 もっとも、せっかく20フレットが付いているのだから、この曲を弾こうと思ったのも事実です。 最近は20フレットが付いたギターも少なくありませんが、おそらくこの「森に夢見る」の影響と考えられます。 私の知る限りでは、20フレットを使うギター曲は他にありません。



 因みに今回のコンサートでは、前半はヘルマン・ハウザーⅢ(ドイツ)、 後半はこのポール・ジェイコブソン(USA)を使用します。 



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ヘルマン・ハウザーⅢ  塗装をしなおしてピカピカになっている




ご来場お待ちしています

 それでは、当ギター名曲コンサートも来週となりました。 気が向いた方、ぜひお出かけください。 
 
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中村俊三ギター名曲コンサート 

12月4日(日)14:00    ひたちなか市文化会館小ホール



曲目解説




<ディズニー・ファンタジー>

ありのままで(アナと雪の女王より)

 クリスマスといえば、ディズニーですね。 後半のプログラムではディズニー・アニメの曲、3曲を演奏します。 1曲目は2013年から2014年にかけて、たいへん人気となったミュージカル・アニメ 「アナと雪の女王」 から 「ありのままで」 です。 日本語吹き替え版では松たか子さんが歌っていましたね。



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 この歌では、雪の女王こと、アナの姉のエルザが、「これまで自分が雪の女王で、強い魔力持っていることを、ひたすら隠し続けてきたが、皆に知られてしまった。 これからは、もう悩まず、自分らしく、ありのままに、どんなに厳しい境遇でも、雪の女王として生きてゆこう」 といった決意が熱く歌われています。 

 曲自体も、松たか子さんの歌もたいへんすばらしいのですが、静かに歌い始め、曲が進むにつれてだんだん熱を帯び、決意が強くなってゆく感じを、ギター・ソロで表現するのは、なかなか難しいところです。 やや長めの曲ですが、なるべくオリジナルに近い感じになるように編曲しました。 





星に願いを(ピノキオより)

 長編ディズニー・アニメとしては第2作目となる、1940年の「ピノキオ」 の主題曲ですが、そんなこと忘れてしまうくらい有名な曲で、クリスマスの定番曲の一つですね。 原作の童話と、このデズニー・アニメとは内容が若干異なるそうですが、私たちが子供の頃から知っているのは、このデズニー・アニメの方といってもよいでしょう。 昔の童話とか、物語などは今現在としては、少々毒気の強すぎるものがよくありますね。


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 この曲は、ゼベットが 「ピノキオが自分の子供になりますように」 と星に願いをかける内容で、たいへん美しいメロディとなっています。 ギターでもいろいろな人が編曲、演奏していますが、私の編曲では、星空の感じを出すため、ハーモニック奏法を多用しています。 





ビビディ・バビディ・ブー(シンデレラより)

 1950年の映画「シンデレラ」からですが、カボチャが馬車になるという有名なシーンで歌われる挿入歌です。 映画が封切られてすぐに江利チエミさんなどがこの歌をカヴァーしていましたね、私も子供の頃聴いていました。  


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 曲のタイトルは魔法使いの呪文で、日本的に言えば 「ちちんぷいぷい」 といったところでしょうか。 私のアレンジでは、原曲から多少はなれ、変奏曲風にアレンジしてみました。 結構ギター曲ぽくなったと思います。

 因みに、この 「シンデレラ」 にはⅡとⅢの続編(オリジナル・ビデオ)があるそうです。
中村俊三ギター名曲コンサート 

 12月4日(日)14:00~    ひたちなか市文化会館小ホール



曲目解説



もう一度聴きたい曲 ベスト3

 昨年5月に同タイトルのコンサートを行いまして、その時 「もう一度聴きたい曲」 として回答していただいた曲を3曲演奏します。
その時のアンケート結果は次の通りでした。


当日(昨年5月27日)の演奏曲のうち、もう一度聴いてみたい曲

第1位 アストゥリアス(アルベニス)             23
第2位 ラ・クンパルシータ(ロドリゲス)           16
第3位 アランブラの想い出(タレガ)            13
第4位 モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲    9
第4位 粉屋の踊り(ファリャ)                 9
第6位 禁じられた遊び (練習曲ホ短調~A.ルビラ)   8
第6位 展覧会の絵より(ムソルグスキー)         8
第8位 スペイン・セレナード(マラッツ)           7
第8位 ルパンⅢ世のテーマ                   7
第10位 太陽がいっぱい(ロータ)               4
第10位 第3の男(カラス)                    4
第10位 悲しき口笛(万城目正)                4
第10位 君といつまでも(弾厚作)               4
第14位 22才の別れ(伊勢正三)                3
第15位 カヴァティーナ(マイヤーズ)             3
第16位 奥様お手をどうぞ(エルビン)             2



上記の曲以外で聴きたい曲、またはジャンル

第1位 バッハの作品         8
第2位 映画音楽           7
第3位 古賀メロディ          5
第4位 バリオスの作品        4
第4位 ジプシー・キングの曲    4
第6位 日本の歌           2                       
第6位 花は咲く            2                       
第6位 ジャズ             2                        
第6位 ビートルズ           2                      
    


 と言った訳で、第3位アランブラの想い出、 第2位ラ・クンパルシータ、 第1位アストゥリアス を演奏することになりました。


アランブラの想い出(フランシスコ・タレガ)

 この曲については、当ブログでも何度も書いていますので、特に紹介はいらないでしょう。 やはり根強い人気の曲と言えます。 私も高校生の頃から弾いています。   


タレガ




ラ・クンパルシータ(ロドリゲス)

 タンゴの名曲ですが、ギターにもよく合います。 1990年頃編曲しましたが、なかなかの好評で(自分で言うのも何ですが)、その後いろいろな場で弾いています。 ラスゲアードやスケールを多用して結構、華やかに聴こえますが、音楽的にはシンプルな編曲です。

 ラスゲアードには、普通は使わない親指の爪の、通常弦に触れる側とは逆側を使用するのが特徴です。 ”見た目” が面白いのと、通常の弾き方よりもシャープな音が出るので、これをやっています。 一応画像も載せておきましょう。


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ちょっと見にくいかも知れませんが、通常弾く方の反対側の爪で一気に弾き上げます。 人差し指で弾き上げるより刺激的な音が出ます。


 子供の頃から知っている曲ですが、学生時代にギター合奏でやった時の印象が強く、私の編曲もその影響が若干あります。





アストゥリアス(アルベニス)

 堂々の1位に輝いたのが、このアストゥリアスです。 もちろんクラシック・ギターの名曲として知られていますが、オリジナルはピアノ曲などということも皆さんご存じと思います。

 私自身でも、これまで、おそらくコンサートで最も多く演奏してきた曲だと思います (「アランブラの想い出」や、「禁じられた遊び」よりも)。 私の ”十八番” といってもよいでしょう。

 この曲も大学1年生のころから弾いています。  当初は市販の譜面を使っていましたが、演奏するごとに編曲を少しずつ変え、今現在は一般的に弾かれているものとはだいぶ違っています。 

 今現在演奏しているものは、特に主部(16分音符が連続する)の弾き方が一般的なものとは違い、和声的にはより原曲に近いものになっています。 また、左手の動きは一般的なものよりかなり難しくなっていますが、音量とスピードがより一層出せ、またノイズ等も抑えられるものになっています。 



中村俊三ギター名曲コンサート 12月4日(日) 14:00~

  ひたちなか市文化会館小ホール



<曲目解説>



永遠のポップス・スタンダード&オリジナル


黒いオルフェ(ルイス・ボンファ)


 この曲は1959年発表の同名の映画の主題曲で、ボサ・ノバの名曲として知られています。 1940年頃からサンバの新しい形として”ボサ” という言葉がブラジルで使われるようになったそうですが、世界的にボサ・ノバが知られるようになったのは1950年代で、この曲も、「想いあふれて」 や 「イパネマの娘」 などとともに、ボサ・ノバと言う音楽ジャンルの形成と浸透に大きな役割を果しました。


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 ボサ・ノバはギターがよく似あう音楽ジャンルで、このボンファを始め、ジョアン・ジルベルト、 カルロス・ジョビン、 バーデン・パウエルなどボサ・ノバ・ギターの名手がおり、今現在でも多くのファンがいます。 

 ボサ・ノバをやりたいという人は少なくないのですが、変化のあるコードを軽快なリズムに乗せて弾き、なお且つメロディも歌わせるというは、なかなか難しいところです。 今回の演奏は私のアレンジによるものですが、前半はじっくりと歌う感じ、後半はリズムに乗せて演奏します。






オネスティ(ビリージョエル)

 ビリー・ジョエルは1970年代から1990年代にかけて世界的なヒット曲を出したアメリカの歌手です。 この曲は1978年の発表だそうですが、どちらかといえばアメリカ国内よりも、日本国内で人気があったようです。  歌詞の内容にも関係があるかも知れませんが、その憂いを帯びたメロディは、私たち日本人の共感を得やすかったのではと思います。 


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 また、このメロディの動きはアルペジオ的なところが多く、たいへんよくギターに乗ります、ギター独奏に向いた曲と言えるでしょう。 アレンジの方は、何人かのギタリストのアレンジを参考にしながら行いました。





July Breeze(中村俊三)

 この曲は ”永遠” でも ”スタンダード” でもありませんが、無理やりプログラムに入れてしまいました。 まあ、”ポップス” というところだけ合っているかも知れません。 確かにポップス調、最近の言葉で言えば ”アコースティック・ギタ-風” と言えます。

 ”7月のそよ風” と言った意味になりますが、この曲が出来上がったのが今年の7月の末頃で、曲名をどうしようかと、外に出てみた時、その日は真夏の快晴にも関わらず、あまり暑くなく、たいへん爽やかな日でした (爽やかという言葉は、この季節には使ってはいけないようですが)。


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 どうやら東からの海風が入っているようです。 水戸市では夏でも東よりの風が吹く日はあまり暑くなく、西よりの風が吹く日は猛暑になります。 Breezeという言葉には東風と言う意味もあるようなので、この曲のイメージによく合うと思い、この名前にしました。

 曲の前半はゆっくりとした部分ですが、ギターの響きの美しさと、真夏に吹く風の涼しさを感じていただけたらと思います。 中間部はテンポ・アップして若干 ”暑い夏” となっています。 私が曲を作るようになったのは、今年になってからですが、このJuly Breezeは第5作目となります。
中村俊三ギター名曲コンサート

   ポユラー&クラシック  クリスマス・シーズンのギターのひと時

     2016年12月4日(日) 14:00~    ひたちなか市文化会館小ホール






曲目解説


<癒しのアーリー・ミュージック>
 
作者、曲名不詳の作品


 今回のコンサートは16世紀のリュートの作品で始めます。 素朴で美しく、クセのない味は、コンサートのオードブルとして最適と思います。 最初の曲は 「作者、曲名不詳の作品」 ですが、これでは何が何だかさっぱりわからない感じですね。 でも曲の方はとても美しく、わかりやすいものです。 もう20年くらい前になりますがテレビCMで、リューティストの ”つのだたかし” さんが演奏して、当時話題となり、人気のあった曲です。

 この曲は、20世紀前半にイタリアの作曲家オットリーノ・レスピギーが 「古代の舞曲とアリア第3組曲」 第3曲として用いられ、以後知られるようになりました。 その際、曲名が不明だったのですが、レスピギーは 「シシリアーナ」 と名付けましたが、時代的にも、この曲名は不自然だということで、リューティストのゲルビッヒなどは 「コレンタ」 として演奏していました。



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 その結果、現在ではこの曲を 「シシリアーナ」 または 「コレンタ」 とされています。 しかしどちらも本当の名前ではなく、また内容と曲名が合わないとも言えます。 従って、正確にはこのように 「作者、曲名不詳の作品」 となるでしょう。

 以前、、この曲の本来の曲名は 「エスパニョレッタ」 ではないかと、当ブログへコメントして下さった方がいました。 確かにエスパニョレッタと呼ばれる曲は、この曲たたいへんよく似ているものが多く、可能性は高いと思います。  この曲の原曲の譜面は入手出来なくて、今回の演奏では、レスピーギの作品からアレンジしています。  

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パイパーのガリヤード、エセックスのガリヤード(ジョン・ダウランド)

 16世紀末から17世紀初頭のイギリスのたいへん有名なリューティスト、ジョン・ダウランドの作品を2曲演奏します。  ガリヤードは3拍子の軽快な舞曲なのですが、ダウランドのガリヤードには、この2曲のようにメランコリックなものがよくあります。 また旋律的に美しいのも、ダウランドの作品の特徴でしょう。 「パイパー」 、および 「エセックス」 は人名で、曲を献呈した人物と思われます。 

 では、オードブルの3曲、 次の料理へ向けて、食欲増進となればと思います。







永遠のポップス・スタンダード&オリジナル

枯葉(コスマ)

 このシーズン、この曲は欠かせませんね、たいへん有名なシャンソンです。 この歌の歌詞の訳を読んでみると、「昔はは良かった、輝いていた」 といった感じのようです。 私の場合、この曲のメロディは昔からよく知っていたのですが、歌の方はちゃんと聞いたことがなく、したがって歌詞のほうも、今回ほぼ初めて読みました(お恥ずかしながら)。

 これまで本当の歌詞がわからなかったので、勝手にいろいろ妄想して弾いていました。 本来なら、当然この歌詞の内容にそって演奏しなければならないところですが、どうも本当の歌詞の方がピンとこないので、これまでどおり、勝手な妄想に従って、この曲を演奏したいと思います、悪しからず。 




パリは冬の訪れが早い

 パリは冬の訪れが早い。 午後の弱々しい日差しが、舞い落ちる枯葉を朱く照らす。 男が歩いている。 初老と言う程ではないが、若くもない。 その両手を寒そうにトレンチ・コートのポケットに突っ込んでいる。 その男の後ろ姿は、いくぶん猫背気味だ。

 男は思い出していた。 あいつと別れたのも、こんな枯葉の舞う午後だったな、 何年経ったかな、20年? いや30年になるか。 俺のわがままで別れちまったけど・・・・・  いい女だったな、本当に。

 若かったよな、あの時の俺は、今の俺だったら、絶対にあいつを手放さなさなかった。 あいつの頬から流れ落ちる涙を見た時、俺はあいつを抱きしめて、ずっと一緒にいよう、と言いそうになった。 でも俺には俺の生きる道がある。 その時はそう思った。 今じゃそんなもの、ろくでもないものだってことは、よくわかっている。 何の足しにもならん。 あいつの存在に比べたら・・・・・・    男の後ろ姿は次第に小さくなり、並木道の遠景に消えてゆく・・・・・・・ 



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男の女々しさ?

  ・・・・・なんて、こんな感じかなと思っています。 因みに、分かれた元カノの方は、その後セレブな紳士と結婚し、リッチな生活を楽しんでいます。 昔、そんなつまらない男と付き合っていたことは、どうにか覚えているが、その男といつ出会って、どこで別れたかは思い出せない・・・・・   おっとと、これ、本当の歌詞ではないですから、 気になる人は本当の歌詞を読んで下さいね!


 男って、女々しいですね、”男々しい” って書いて ”めめしい” と読みたいくらいです。 では、男の ”男々しさ” をたっぷりと味わって下さい。