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中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

中村ギター教室発表会


 2019年 6月2日(日)  ひたちなか市文化会館小ホール

 13:30 開演   入場無料




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 前にも紹介しましたが、教室の発表会がもうすぐとなりました。 前回の曲目など、若干誤りもありましたので、あらためて演奏曲と演奏者を書いておきます。

 かなり盛りだくさんですが、興味のある方は、ぜひ足をお運び下さい。もちろん入場無料です。





<第一部>

1.花(滝廉太郎)、 北の国から(さだまさし)         徳永寛乃 

2.イエスタディ(マッカートニー)       石川都美江   関 義孝

3.楽しき農夫(シューマン)、 子守唄(シューベルト)    加藤 護

4.エデンの東(ローゼンマン)                  眞分 昭

5.ラルゴ(ヴィヴァルディ)                    谷 政則

6.悲しみの礼拝堂(ゴメス)                   小池清澄

7.シシリアーナ(作者不詳)                   市毛 哲

8.二つのメヌエット(バッハ)                   大村顕史

9.パヴァーナとガリヤルド(アテニャン)            澤畑敦史

10.セレナーデ(シューベルト)                  田澤泰史

11.ラ・メランコニア(ジュリアーニ)               根本 滋

12.盗賊の歌(カタルーニャ民謡~リョベット編)       赤沼増美

13.ラ・マズルカ(レニャーニ)                  甲斐 洋

14.2声のインヴェンション第1番、第7番(バッハ)   福間敏明   中村俊三




<第2部>

15.マリア・カロリーナ(ラウロ)                  関 義孝

16.アデリータ、マリエッタ(タレガ)                鈴木俊彦
    
17.鐘の響き(ペルナンブコ)                   清水和夫

18.人生メリーゴーランド(久石譲~江部賢一編)       及川英幸

19.聖母の御子(カタルーニャ民謡~リョベット編)、 明日に架ける橋(サイモン)  米沢洋樹

20.愛のワルツ(ノイマン)、 ひまわり(マンシーニ~江部賢一編)           佐藤眞美

21.フェリシダージ(ジョビン~ディアンス編)、フォーコ(リブラ・ソナチネより~ディアンス) 久保田浩
   
22.詩的ワルツ集(グラナドス)                中村俊三

23.世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」より(オルフ) 

  第1曲 おお、運命の女神よ       第2曲 運命の女神の傷手を
  第3曲 春の愉しい面差しが       第5曲 見よ、今や楽し
  第11曲 胸の内は抑えようもない     第20曲 おいで、おいで、さあ来ておくれ
      
             <水戸ギター・アンサンブル>
   久保田浩   萩野谷稔   鈴木俊彦   及川英幸   後関信一
   田澤泰史   米沢洋樹   澤畑敦史   大村顕史   清水和夫 
   甲斐 洋   福間敏明   佐藤眞美   根本 滋   赤沼増美  
   市毛和夫



*最後の合奏曲で「カルミナ・ブラーナ」は声楽曲ですが、力強く、野性的で、また素朴な面もり、ギター合奏で演奏してもなかなか面白い曲です。

 終演は16:00~16:30くらいになると思います。

 かつてはこの会場は駐車場の収容台数が少なかったので、車で来ていただいた方にはいろいろご不便をおかけしましたが、最近では収容台数も増え、また、今回は大ホールで大きなイヴェント等がないため、車で来ていただく方も、余裕を持って駐車出来ると思います。
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中村ギター教室発表会 

 6月2日(日)13:30     ひたちなか市文化会館小ホール

 入場無料




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今年の教室発表会の出演者、演奏曲目などが決まりました。 次の通りです。



1.花(滝廉太郎)                     徳永寛乃 
  北の国から(さだまさし)

2.イエスタディ(マッカートニー)            石川都美江   関 義孝

3.楽しき農夫(シューマン)                加藤 護
  子守唄(シューベルト)

4.朝日の家(作者不詳)                  眞分 昭

5.ラルゴ(ヴィヴァルディ)                 谷 政則

6.悲しみの礼拝堂(ゴメス)                小池清澄

7.シシリアーナ(作者不詳)                市毛 哲

8.二つのメヌエット(バッハ)                大村顕史

9.パヴァーナとガリヤルド(アテニャン)         澤畑敦史

10.セレナーデ(シューベルト)               田澤泰史

11.ラ・メランコリア(ジュリアーニ)             根本 滋

12.盗賊の歌(カタルーニャ民謡~リョベット編)    赤沼増美

13.ラ・マズルカ(レニャーニ)               甲斐 洋

14.2声のインヴェンション第1番、第7番(バッハ)   福間敏明   中村俊三
 
15.マリア・カロリーナ(ラウロ)               関 義孝

16.アデリータ、マリエッタ(タレガ)             鈴木俊彦
    
17.鐘の響き(ペルナンブコ)                清水和夫

18.人生メリーゴーランド(久石譲~江部賢一編)    及川英幸

19.聖母の御子(カタルーニャ民謡~リョベット編)    米沢洋樹
  明日の掛ける橋(サイモン)

20.愛のワルツ(ノイマン)                  佐藤眞美
  ひまわり(マンシーニ~江部賢一編)

21.フェリシダージ(ジョビン~ディアンス編)       久保田浩
  フォーコ(リブラ・ソナチネより~ディアンス)                               

22.詩的ワルツ集(グラナドス)               中村俊三

23.世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」より(オルフ)     水戸ギター・アンサンブル

<水戸ギター・アンサンブル>
久保田浩   萩野谷稔   鈴木俊彦   及川英幸   後関信一   田澤泰史
米沢洋樹   澤畑敦史   大村顕史   清水和夫   甲斐 洋   福間敏明
佐藤眞美   根本 滋   赤沼増美   市毛和夫




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今年も会場は昨年同様 「ひたちなか市文化会館小ホール」 です。 いつものとおり入場無料ですので、ぜひお出で下さい。

第3回ひたちなかGMフェスティヴァル


 2019年10月19日《土》 13:30   ひたちなか市文化会館小ホール



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今年の10月19日に予定している第3回ひたちなかGMフェスティヴァル(ギター、マンドリン合奏フェスティヴァル)出演団体が決まりました。 今年は以下のように昨年より1団体増えて10団体による演奏となりました。




アクアプレットロ・マンドリンアンサンブル (水戸市)    6名

レント・マンドリンクラブ (水戸市)               10数名

マルバ・ギター同好会 (水戸市)               10数名

ジュピター・マンドリンクラブ (水戸市)            10数名

水戸ギターアンサンブル (水戸市)              16名

音和102 (ひたちなか市)                    7名

ラ・ジュネス・マンドリンクラブ (ひたちなか市)       30数名 

ギタリラス・デ・プラタ (つくば市)               3名

レニエ (桜川市)                         4名

リピート (茨城町)                        6名



各団体の演奏時間は11~13分となります。 詳細につきましては、また近くなってからお知らせします。
中村俊三 新春コンサート 曲目解説

  1月20日(日) 14:00 ひたちなか市アコラ



アウグスティン・バリオス : 大聖堂

 Ⅰ プレリュード(郷愁)
 Ⅱ 敬虔なアンダンテ
 Ⅲ 荘重なアレグロ




トリは人気の名曲で

 コンサートの最後はバリオスの大聖堂です。 この曲はクラシック・ギターにおいては今や押しも押されもしない名曲中の名曲といえるでしょう。

 対象をクラシック・ギター愛好家に絞れば、その人気は 「アランブラの想い出」 以上とも言え、コンサートを締める、いわゆる ”トリ” としてふさわしい曲と思います。



プレリュードは後から追加された

 この曲は上記のように3つの楽章で構成されますが、当初はⅡとⅢのみの形で作曲され、バリオス自身もその二つの楽章で録音しています(初期のSP盤なので音質はかなり悪い)。

 Ⅰのプレリュードは別に作曲された曲だそうですが、晩年にバリオス自身で、このプレリュードが大聖堂(二つの楽章の)によく合うということで、組み合わされました。

 最近ではこの曲はほとんどの場合、この3楽章の形で演奏されますが、1960年代頃はバリオスの録音のように2楽章で演奏されることが多かったようです。

 たいへん美しい響きのプレリュード、趣のあるアンダンテ、華麗なアレグロと、この3つの楽章の組み合わせはまとまりも良く、聴きごたえ十分で、やはりベストな組み合わせでしょう。

 しかし何といっても最後のアレグロを華麗に演奏するのはたいへん難しいところでしょう。




小説「マチネの終り」にも登場する

 大聖堂といえば、しばらく前に紹介した天才ギタリスト蒔野聡史を主人公とした平野啓一郎の小説 「マチネの終りに」 に登場します。

 その小説の中で、蒔野聡史はステージ上でこの曲のアレグロの後半で、行き先がわからなくなってしまい、立ち往生してします。 



まさに悪夢

 好きな女性の事が頭をよぎってということですが、私たち音楽をやるものにとっては、これはまさに悪夢で、想像するだけで大変恐ろしいことです。

 実際に私もステージ上で頭が真っ白になって、全くその先が弾けなくなる夢を時々見ます。 本当にうなされる感じですが、目が覚めて、今のは夢だったと思うと、本当にほっとします。 でも心臓はパクパクしてたりなんかして・・・・・

 場合によっては具体的に譜面上のどこのところでわからなくなった、なんてことをはっきり記憶している場合もあります。

 もちろんそんな時には夜中でも起きて譜面を確認します。

 幸にも、少なくともこれまではリアルなステージでは経験はありません。




くわばら、くわばら

 でもブラック・ホールというか無重力状態というか(全く正反対のものだが)、そんな状態におちいる可能性はいつでもあるので、今回そんなことにならなければ・・・・・・・    

 くわばら、くわばら・・・・・    まあ、特に好きな女性はいないので大丈夫か・・・・・
 
中村俊三 新春コンサート 曲目解説

    1月20日(日) 14:00  ひたちなか市アコラ




フェルナンド・ソル : 序奏と 「私が羊歯だったら」 による主題と変奏 作品26



あの娘が敷いて座っている羊歯になりたい?


 ソルには 「モーツァルトの『魔笛』による主題と変奏」、 「『マールボロは戦争に行った』による主題と変奏」 などの変奏曲を書いています.。

 この「私が羊歯だったら」の変奏曲は、それらよりも若干 ”小ぶり” なもので、序奏も短く、変奏も4つで、コーダもなく、第4変奏がコーダの代わりとなっています。

 主題となった「私が羊歯だったら」 という曲は当時フランスで流行した歌だそうです。 

 「私が、あの娘がその上で体を休める羊歯だったらいいのに」 といったような歌のようです。 



しっとりとしたテーマで、最後は軽快に

 序奏とテーマはイ短調で 「アンダンテ・ラルゴ」 と書かれ、しっとりとした曲ですが、第1、2変奏は若干速めのテンポを取るのではないかと思います。

 第3変奏は長調に変わり、「レント・カンタービレ」と書かれ、よりゆっくり歌うようにとされています。

 第4変奏は、前述の通りコーダの代わりともなっているので、「アンダンテ・アレゴロ」と書かれ、速めのテンポをとることが指示されています。

 コンパクトにまとまっていて、なかなか聴きやすいだと思います。







エイトール・ヴィラ=ロボス : ブラジル民謡組曲
  
  マズルカ・ショーロ
  ショティッシュ・ショーロ
  ワルツ・ショーロ
  ガヴォット・ショーロ
  ショリーニョ  




ヴィラ=ロボスはかなりの多作家

 私たちギターをやるものにとって、ブラジルの作曲家、エイトール・ヴィラ=ロボス はたいへん馴染みのある作曲家です。

 ヴィラ=ロボスのギター作品はそれほど多くなく、独奏曲だけならCD1枚に収まってしまうくらいですが、ヴィラ=ロボスの残した作品は、交響曲などのオーケストラ曲から室内楽、協奏曲、ピアノ曲、各種器楽曲、声楽曲と多岐にわたり、ほぼクラシック音楽のほとんどのジャンルを網羅しています。

 作品の総数も多く、多作家の一人といえるでしょう。 

 またその作風もブラジル音楽一辺倒ではなく、ロマン派的なものから印象派的なもの、あるいはストラヴィンスキー的なものまで、たいへん幅広く、なかなか一言では説明できない作曲家だと思います。




「ブラジル民謡組曲」は比較的初期の作品


 この5曲のショーロからなる 「ブラジル民謡組曲」 は1908~1912年にかけて作曲され、ヴィラ=ロボスのギター曲としては初期の作品です。

 ヴィラ=ロボスはリオデジャネイロの出身で、小さい頃から正統的な音楽を学びましたが、若い頃よりブラジルの民族音楽には強い興味を持っていたそうです。

 ヴィラ=ロボスは後にフランスで音楽を学び、印象派、あるいは近代の音楽の影響を受け、ギター曲でも 「12の練習曲」=1929年作曲 などはそうした影響がみられます。

 そういった意味では、この 「ブラジル民謡組曲」 は作曲技法的には、まだ古典的、あるいはロマン派的な音楽の範疇に入ると思われます。




ヨーロッパの音楽とブラジル音楽の融合

 「ショーロ」とは19世紀においてブラジルのポピュラー音楽、あるいはそれを演奏する楽団を意味する言葉で、この組曲においては、その言葉に、ヨーロッパ各地の舞曲である「マズルカ」、「ワルツ」、「ガヴォット」などの言葉がかぶせられています。

 ブラジルの民族音楽とヨーロッパの伝統音楽の融合といったところでしょうか。

 因みに 「ショティッシュ」 とはスコットランド風と言った意味です。

 実際に聴いた感じでは、あまりブラジル的な感じはせず、通常のクラシック音楽、つまりヨーロッパ的な音楽といった感じがします。

 もっとも、ヴィラ・ロボスの場合、ブラジル的といってもサンバとかボサ・ノバとかといったものではなく、アマゾンの奥地に住む原住民の音楽からインスパイアーされたものであるようです。

 一般にブラジル音楽というと、軽快なリズムが特徴ですが、ヴィラ=ロボスの ”ブラジル” は力強く、始原的なエネルギーに満ちたものと言えるでしょう。




「ショリーニョ」 は小さなショーロ


 5曲目の「ショリーニョ」ですが、意味としては 「小さなショーロ」、 あるいは「ショーロぽい曲」 といったものですが、この曲のみ、確かに私たちが知っているブラジル的な音楽になっています。

 つまりシンコペーションが多く、軽快なリズムの曲となっている訳です。 ただし軽快なテンポなのは中間部のみで、その前後にはシンコペーションは多用しているものの、ゆっくりとしたテンポで演奏されます。



ジュリアン・ブリームはこの曲のみ録音しなかった

 かつてジュリアン・ブリームは 「音楽的効果が低いから(つまり内容がイマイチだから)」 といった理由でこの曲をレコーディングしませんでした。

 おそらくブラジルのポピュラー音楽ぽいところがブリームにとっては拒絶反応に繋がったのでしょう。 

 しかし今現在のクラシック・ギター愛好家も、またギタリストも南米系のポピュラー音楽には日頃から馴染むようになっていて、最近ではそうした違和感を感じる人は少なくなったのではと思います。 



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ジュリアン・ブリームの1978年のLPで、ヴィラ=ロボスの「12の練習曲」と「ブラジル民謡組曲」を収録しているが、「ショリーニョ」だけは外している。 収録時間の問題ではなく、明らかに”嫌って”いる。

 


どこかで聴いたことがある

 さて、この ”ノリのよい中間部” ですが、以前からどこかで聴いたことがあって、その時には 「ヴィラ=ロボスはここからメロディを持ってきたのかな」 と思っていたのですが、いつの間にか、それがどの曲だか忘れてしまいました。

 私が持っているCDの中にあるのは間違いないので、心当たりをいろいろ探していたのですが、やっと見つかりました。

 それはソプラノ歌手のキャスリン・バトルとギタリストのクリストファー・パークニングが1985年に録音したCDでした。

 この中にヴァルジマール・エンリーケ作曲の「ボイ・ブンバ」という、ブラジルのポピュラー・ソングが含まれ、そのメロディがショリーニョの中間部によく似ている訳です。

 完全に同じではありませんが、無関係でもないでしょう。
 
 しかしこのエンリーケという作曲家は1905年生まれだそうで、ヴィラ=ロボスがエンリーケの曲を引用したということではなさそうです(その逆も考えにくい)。

 おそらくこのメロディはその当時(20世紀初頭)ブラジルでく流行っていたメロディで、それを基に、二人のが別個に作曲したということなのではないかと思います。 


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キャスリーン・バトル(ソプラノ)とクリストファー・パークニングが共演した1985年のCD。 この中の「ボイ・ブンバ」がショリーニョの中間部によく似ている。




当ブログだけの耳よりの情報

 因みに、この話、CDの解説やウィキペディアなどには載っていないので、当ブログだけの耳よりの情報です!