Q&A 手が小さい
手が小さいためにギターが弾けない人はいない
前回は、手が小さい、あるいは指が短くてもクラシック・ギターの一部の難曲(バリオスなどの)を弾かない限り、特に問題はないということを書きました。 実際に私のところでギターを習っている人で手が小さいのでギターを弾くのがたいへんだと言う人はいません。 まして手の大きさのためにギターを習うのを断念したなどと言う人はいません。
一部のクラシック・ギターの曲では手が小さいと届かない箇所もある
しかしだんだんギターが上手になってバリオスやソルなどの曲を弾くとなれば、確かに手の小さい人だとなかなか届かない部分も出てくるは確かです。 今回は質問にもあったとおり、バリオスの「郷愁のショーロ」などを例に、届かない場合の対策についてお話します。
関節が柔軟であれば、かなりカヴァー出来る
前回の記事のでは、私は手が小さく、1~6フレットまでなかなか届かないと言うことを書きましたが、パク・キュヒさんの例などを考えると、指の関節の柔軟であれば小さ目の手でもかなりのところまで届くようになるようです。
私も小さいうちからもっとしっかり練習していれば
キュヒさんが指が拡がるのは小さいうちからギターをやっていたからということですが、おそらく年少の頃から左手の難しい曲なども練習していたのでしょう。 私も10歳頃からギターをやってはいましたが、その頃はほとんど単旋律程度だったので、あまり左手を拡げるようなことはしませんでした。
それでも左小指は長くなっている
それでも一応、成長期前にギターを始めたせいか、左の小指が右の小指に比べてかなり長くなっています。 私の場合、成長期(急に身長が伸びる時期)は12、3才頃だったので、ギレギレのタイミングだったのでしょう。

左右の小指の付け根を合わせたところ。 指先の位置が違うのがわかると思う。 それぞれの関節のしわの位置も違っている。
長さが違うといっても1cm弱くらいですが、それでもかなり助かっています。 おそらくギターを始めるのがあと1年遅かったら、届かない部分も今よりずっと多かったでしょう。 しかしこれはあくまで”小指限定”の話で、他の指の長さは左右全く同じです。 こうしたことは、小さいうちからギターをやっていた人に共通したことらしく、人間の指はそのように出来ているようですね。
バリオスの「郷愁のショーロ」
さて、それでは質問にもあったバリオスの「郷愁のショーロ」から具体的な話を始めましょう。 下の譜面はヘスス・ベニーテス編(全音出版1977)で、1ページ目の最後の段です。 問題なのはこの段の4小節目です。

バリオスの「郷愁のショーロ」 ベニーテス編(全音)の1ページ目の最後の段。 この段の4小節目が問題のところ。
有名な箇所?
バリオスは手が大きかったようで、手が小さい人には押さえられないところがたくさん出てきます。 上の譜面は「郷愁のショーロ」のベニーテス編(全音)の1ページ目の最後の段で、この段の4小節目はある意味”有名”なところです。 その1拍目は下の写真のように小指、薬指が①弦、③弦の6フレット、中指が④弦の5フレットで、人差し指が⑥弦の2フレットです(⑤=G、⑥=D)。

4小節目の1拍目を押さえたところ。 一見押さえられているように見えるが、実際にはちゃんと音が出ない。 え? さらにもう1フレット分拡げろだって? そんなご無体な!
全くのお手上げ状態
上の写真は、私がこの4小節目の1拍目を押さえた床ところです。写真では一応押さえられているように見えますが、実際にはちゃんと音にはなりません。 さらに次の拍では人差し指が1フレットに行かなければならなず、これはもう絶対にお手上げ!
手が小さいためにギターが弾けない人はいない
前回は、手が小さい、あるいは指が短くてもクラシック・ギターの一部の難曲(バリオスなどの)を弾かない限り、特に問題はないということを書きました。 実際に私のところでギターを習っている人で手が小さいのでギターを弾くのがたいへんだと言う人はいません。 まして手の大きさのためにギターを習うのを断念したなどと言う人はいません。
一部のクラシック・ギターの曲では手が小さいと届かない箇所もある
しかしだんだんギターが上手になってバリオスやソルなどの曲を弾くとなれば、確かに手の小さい人だとなかなか届かない部分も出てくるは確かです。 今回は質問にもあったとおり、バリオスの「郷愁のショーロ」などを例に、届かない場合の対策についてお話します。
関節が柔軟であれば、かなりカヴァー出来る
前回の記事のでは、私は手が小さく、1~6フレットまでなかなか届かないと言うことを書きましたが、パク・キュヒさんの例などを考えると、指の関節の柔軟であれば小さ目の手でもかなりのところまで届くようになるようです。
私も小さいうちからもっとしっかり練習していれば
キュヒさんが指が拡がるのは小さいうちからギターをやっていたからということですが、おそらく年少の頃から左手の難しい曲なども練習していたのでしょう。 私も10歳頃からギターをやってはいましたが、その頃はほとんど単旋律程度だったので、あまり左手を拡げるようなことはしませんでした。
それでも左小指は長くなっている
それでも一応、成長期前にギターを始めたせいか、左の小指が右の小指に比べてかなり長くなっています。 私の場合、成長期(急に身長が伸びる時期)は12、3才頃だったので、ギレギレのタイミングだったのでしょう。

左右の小指の付け根を合わせたところ。 指先の位置が違うのがわかると思う。 それぞれの関節のしわの位置も違っている。
長さが違うといっても1cm弱くらいですが、それでもかなり助かっています。 おそらくギターを始めるのがあと1年遅かったら、届かない部分も今よりずっと多かったでしょう。 しかしこれはあくまで”小指限定”の話で、他の指の長さは左右全く同じです。 こうしたことは、小さいうちからギターをやっていた人に共通したことらしく、人間の指はそのように出来ているようですね。
バリオスの「郷愁のショーロ」
さて、それでは質問にもあったバリオスの「郷愁のショーロ」から具体的な話を始めましょう。 下の譜面はヘスス・ベニーテス編(全音出版1977)で、1ページ目の最後の段です。 問題なのはこの段の4小節目です。

バリオスの「郷愁のショーロ」 ベニーテス編(全音)の1ページ目の最後の段。 この段の4小節目が問題のところ。
有名な箇所?
バリオスは手が大きかったようで、手が小さい人には押さえられないところがたくさん出てきます。 上の譜面は「郷愁のショーロ」のベニーテス編(全音)の1ページ目の最後の段で、この段の4小節目はある意味”有名”なところです。 その1拍目は下の写真のように小指、薬指が①弦、③弦の6フレット、中指が④弦の5フレットで、人差し指が⑥弦の2フレットです(⑤=G、⑥=D)。

4小節目の1拍目を押さえたところ。 一見押さえられているように見えるが、実際にはちゃんと音が出ない。 え? さらにもう1フレット分拡げろだって? そんなご無体な!
全くのお手上げ状態
上の写真は、私がこの4小節目の1拍目を押さえた床ところです。写真では一応押さえられているように見えますが、実際にはちゃんと音にはなりません。 さらに次の拍では人差し指が1フレットに行かなければならなず、これはもう絶対にお手上げ!
スポンサーサイト