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中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

<中村ギター教室発表会 7月3日(日) ギター文化館>

   開場 14:00   開演 14:30    入場無料




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 今度の日曜日(7月3日) にギター文化館で中村ギター教室発表会を行います。 前回の告知では曲目のみを書きましたが、今回は演奏順に演奏者と曲目を両方書いておきましょう。



1.第1歩(ソル 二重奏曲)         石井嘉人 中村俊三  

2.禁じられた遊び(ルビラ)                畠山 大
  ギャロップ(ソル)

3.小さなロマンス(ワルカー)               東谷 滋

4.白鳥の歩み(マルサグリア)
  ラグリマ(タレガ)                     高巣真樹

5.グリーン・スリーブス(イギリス民謡)         谷 政則

6.「牛を見張れ」によるディファレンシャス(ナルバエス)  安西玲子

7.楽しき農夫)(シューマン)
  ガボット(ゴセック)                    藤原時泰

8.軒訪るる秋雨(武井守成)               藤原 優

9.河は呼んでいる(ギュイベアール)
  鉄道員(ルスティケリ)                 久保田敬一

10.レット・イット・ビー(マッカートニー)         真分 昭

11.小さなロマンス(ワルカー)              奥山 論

12.ラグリマ(タレガ)                    小池清澄

13.タランテラ(サリコリ)                  澤畑敦史

14.ノクターン(ショパン)                  甲斐 洋

15.ウェーバーの主題による変奏曲(カルカッシ)   鈴木恵一

16.アランブラの想い出(タレガ)             石井嘉人

   ・・・・・・・・・・・・・・・・休     憩・・・・・・・・・・・・・・・・

17.ラリアーネ祭(モッツァーニ)             赤沼増美

18.メヌエット(バッハ)
   アデリータ(タレガ)                  根本 滋

19.アンダンテ・エスプレシボ(ジュリアーニ)      清水和夫
 
20.アランブラの想い出(タレガ)             関 義孝

21.メヌエット(ラモー)                   有我 等

22.水神の踊り(フェレール)               鈴木俊彦

23.春の日と輝く(スコットランド民謡~ジュリアーニ)
  ブランテルの子守唄(横尾幸弘)          米沢洋樹

24.ワルツ第3番(バリオス)               及川英幸

25.スペイン舞曲第5番(グラナドス)          吉野智美

26.エストレリータ(ポンセ)                中川眞理子

27.ラ・ネグラ(ラウロ)
  ガティーカ(ラウロ)                   佐藤眞美

28.ヴェルディのオペラ「椿姫」から(メルツ)      熊坂勝行

29.ホワイト・ローズ(SHUN)              
   大序曲(ジュリアーニ)                中村俊三




 なお、10番目の真分さんは都合で出演取りやめです。 1~6番の方は当教室の発表会初めての出演となります。 いつものとおり入場無料ですので、興味がある方はお立ち寄りください。
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<水戸市民音楽会>

   7月17日(日)13:00開演   水戸芸術館ATMホール





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        水戸芸術館




 今年も水戸芸術館で水戸市民音楽会が行われます。 水戸市内で活動している音楽団体、約30団体が出演しますが、ギター関係としては、私共の水戸ギター・アンサンブル(ギター合奏)の他、マルバギター同好会(ギター合奏)、 felice音楽教室(ギター二重奏)。

 ギターを含むマンドリン合奏としては、 マンドリンサークル・フォンテセレーナ、 アクアプレットロ・マンドリンアンサンブル、 アマービレマンドリンクラブ、 水戸ジュピターマンドリンクラブ などが出演します。



 水戸ギター・アンサンブルとしましては、今年はギター独奏曲である、ソルのソナタハ長調Op.22の第4楽章「ロンド」 を私がギター合奏のために拡大して編曲したものを演奏します。 ソルはギター独奏曲の他交響曲などのオーケストラ曲も作曲していて、そういったイメージで編曲してみました。



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水戸ギター・アンサンブル 昨年のATMホールでの演奏


 今回は指揮の私の他、18名のメンバーで演奏します。 出番はコンサートのちょうど真ん中くらいで、15:00ちょっと過ぎといったところでしょうか。 入場無料ですので、ぜひ足をお運びいただければと思います。
 

 
<アナ・ヴィドヴィッチ・ギター・リサイタル>  6月15日(水) 18:30 小美玉市四季文化会館みのーれ


曲目

バッハ : 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調(全4楽章)

武満徹 : 「12の歌」より オーバー・ザ・レインボー、 イエスタディ

タレガ : アルハンブラの想い出

アルベニス : グラナダ、 アストゥリアス


 <二重奏、 ゲスト角圭司>

スカルラッティ : ソナタK9、 K213、 K491
武満徹 : 不良少年


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

パガニーニ  : 大ソナタイ長調(全3楽章)

バリオス : 大聖堂、 神の愛のほどこし

モレーノ・トローバ : カスティーリャ組曲

  <アンコール>  バッハ : プレリュード(チェロ組曲第1番)、  ルビラ : 禁じられた遊び




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開演1時間でも間に合う

 演奏会場の 「みのーれ」 は初めて行くところで、カーナビだよりに車を走らせると、水戸市内の私の家から約40分ほどで着きました。 思ったよりだいぶ早く着いてちょっと時間を持て余してしまいました。 これなら開演1時間前に家を出ても間に合う感じです。 



ゆったりとして、落ち着いて聴ける。 音響もよい。

 会場内のイスの間隔も広めにとってあり、また前の人の頭でステージが見えにくくなることもなく、たいへんよい会場です。 ステージはかなり広く、ギターではちょっと音が聴きにくいかなと思ったのですが、実際にヴィドヴィッチが演奏を始めると、音がたいへん良く聴こえ、音響的にもかなり良いところだなと思いました。

 もちろんヴィドヴィッチの音がたいへん堅固な音であることも大きいと思いますが、視覚的な距離に比べ、聴覚的な距離はかなり近く感じます。 かつて、セゴヴィアやブリームを聴いた時のような、はるかかなたでギターを弾いているような感じとは雲泥の差です。



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原曲よりも美しい?

 さて、ヴィドヴィッチはバッハの 「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番」 からリサイタルを始めました。 原曲どおりト短調での演奏です。 プログラムには「バルエコ編」と書いてあります。 ヴィドヴィッチの音は前述のとおり、たいへん質感のある、よく通る、また美しいもので、強弱感もはっきり付いています。 

 音量の変化に比べて、音色の変化はあまり大きくないようですが、特に右手の弾く位置を変えることはあまりしないようです。 音色の変化はすべて指先で行っているようで、また、ジュリアン・ブリームなどがよく使う、硬質な音は全く用いません。

 ヴィドヴィッチの10代の頃の録音の話は以前しましたが、現在のヴィドヴィッチのバッハの演奏は大変素晴らしく、バッハの音楽を十分に堪能でき、音の美しさだけで言うなら、原曲のヴァイオリンよりもずっと美しいのではないかと思います。



スカルラッティは独奏でも二重奏でもギターによく合う

 アメリカ留学時代の友人ということで、角圭司君がゲスト出演し、スカルラッティなどの二重奏を行いました。 ヴィドヴィッチにはギターをやっている兄がいるそうで、その兄とはよく二重奏をやっているそうです。

 スカルラッティのK9とK213はよくギターでも聴く曲で、K9はスリリング、K213はしっとりとした味わいです。 K491は聴いたことはある気がしますが、ギターでは珍しい気がします。 K9とK491は角君の編曲だそうです。



全く別の曲に聴こえる

 後半のパガニーニの大ソナタは先月私も演奏した曲ですが、全く別の曲に聴こえてくる感じです。 まず何といってもテンポが速く、音もクリヤーで明るい感じです。 私が弾いている大ソナタは、もう少し重たい感じがするのではと思います。

 この曲では、左手が8度や10度で目まぐるしくフレット上を移動し、音を外したり、ノイズを発生させずに演奏するのは非常に難しいのですが、ヴィドヴィッチは何事もなく演奏し、もちろん音を外すことも、些細なノイズを発生させtることもありません。 おそらくこの会場にいる人たちには、この曲の難しさなど全くわからなかったのではないかと思います。



すこしは間違えてくれないかなと願っても

 よく、私の教室でのレッスンの際、 「どんな優れたギタリストやピアニストでも必ずミスはするものです」 などと言っているのですが、パヴェル・シュタイドルと、このアナ・ヴィドヴィッチについてはそうしたことは言えないようです。 例の10度でハイポジションに駆け上がるところなど、「少しは外してくれないかな」 などと思っても、その気配さえありません。  困ったものだ・・・・・・・

 私が演奏すると、繰り返しを多少省略しても20分以上はかかるのですが、ヴィドヴィッチの演奏を聴き終えて時計を見ると、だいたい15分くらいで弾き終えています。 会場内には私のリサイタルも聴きに来ていただいた人も見受けますが、もしかしたら同じ曲だと気が付かなかったのでは、そんなことはないと思うが・・・・・・



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ヴィドヴィッチのモレーノ・トローバ作品集 2004年録音


モレーノ・トロバを最後に置いたのは

 リサイタルの最後ははモレーノ・トローバの「カスティーリャ組曲」が演奏されました。 決して派手な曲ではありませんが、やはりこの日演奏された曲の中ではもっとも素晴らしい演奏だったように思います。 ヴィドヴィッチの音色と感性が最も合う曲だと感じました。おそらくそれを本人も意識しているので、リサイタルの最後にこの曲を置いたのではないかと思います。

 

好感度上昇中

 オマケとして、 遠くはあまりよく見えるほうではありませんが、ステージで見るヴィドヴィッチは、写真で見るより、かわいらしく見えます。 演奏の好感度も、ヴィジュアルの好感度もますます上昇の一途というところでしょうか。 
教室スタジオの改築



明るくなった

 住まいとは別棟に教室スタジオを増築してから16年ほどになりますが、今年若干手入れをしました。 これまで、室内がやや暗く、楽譜が読みにくいという声もあったのですが、室内の照明を3か所ほど増やし、だいぶ明るくなりました。


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照明が増え、室内が明るくなった。


 写真でもわかるとおり、室内の壁はすべて板張りで、若干ロッジ風になっています。 こうして写真で見ると、ちょっとファンタジックですね、もちろん実見では現実的です。




玄関を見る限りでは

 また、入り口のウッド・デッキが腐食してきたので、タイル張にしまし、またこれまでの木製の玄関ドアもだいぶ痛んで、歪みも多くなり、玄関ドアも変えました。


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外見は、どう見ても”普通の家”ぽくなってしまった


 だいぶ頑丈そうで、セキュリティもよくなったのですが、これまでのロッジ風の感じからはだんだん遠くなり、少なくとも玄関を見る限りでは、良くも悪くも、ほとんど普通の家になってしまいました。




第4作

 私のオリジナル曲の第4作が出来ました。 相変わらず、自分で作った曲は弾きにくいです。 曲の方はほぼ完成しているのですが、弾く方が追いつきません。 なんとか7月3日の発表会までには弾けるようにしたいと思います。



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Monday? スマトラ・マンデリン?

 若干弾きにくいですが、曲のほうは何気ない感じです。 曲名をどうしようかと、いろいろ考えたのですが、当初、何気ない感じだったので ”Monday” としようかと思ったのですが、これではモロにヨークのパクリになってしまうので(アンドリュー・ヨークには「日曜、朝、曇り」という曲がある)、朝のコーヒーが似あいそうかなというので ”スマトラ・マンデリン” なんて言うのも考えました。




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この写真ではちょっと寂しいが、曲名を考えていた時にはもっとよく咲いていた



白いバラが咲いていた

 他に何か曲に合いそうな名前がないかなと考えながら庭に出てみると、スタジオの壁際に家内が植えた白いバラがきれいに咲いていました。 まあとりあえず仮の曲名ということでこれでいいかなと思い、今のところ譜面にあるとおり 「White Rose」 としました。

 でもどこかにありそうな曲名ですね、ちょっと安易かも知れませんが、他に思いつかないので、とりあえずこんな感じにしておきましょう。


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今はアジサイが咲きだした




袋田温泉に行ってきました


 一昨日、昨日と大子町の袋田温泉に行ってきました。 旅行と言うにはちょっと近すぎますが、演奏会など一通り終わって、のんびりと温泉にでも浸かろうかなと思い、それなら何も遠くまで行かなくてもいいかな、ということで、袋田温泉にしました。

 市内(水戸)でバスに乗ると 「旅の宿、思い出の浪漫館」 とCMが流れ、前から一度行ってみたいと思っていて、今回、茨城交通で経営している、この 「思い出の浪漫館」 を予約しました。




レトロな大正ロマン

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レトロな感じの漂う館内のレストラン



 「浪漫館」 というネーミングは、おそらく「大正ロマン」から来ているのではと思いますが、レトロな感じが漂う旅館、いやホテルかな? ロビーやレストランの感じは完全にホテルで、部屋のほうは旅館と言った感じです。 従業員の方のコスチュームも、かすりの着物にメイド風のエプロンで、まさに、昭和初期の雰囲気です。


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部屋からはのどかな風景が眺められる。 特にすごいという訳ではないがとてもリラックスできる風景。 写ってはいないが、山のやや左の方に袋田の滝の崖の山肌が見える。


 季節外れで、しかも月曜日とあって、宿泊客はあまり多くなく、露天風呂には、計3回ほど入りましたが、私が入っている間は誰も入ってこず、実質貸し切り状態で、本当にゆったり出来ました。 お湯の温度などもちょうどよい感じでした。


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食事もなかなか美味しかったが、ちょっとボリュームあり過ぎ。 もちろん私には食べきれない。





穴場スポット

 順序が逆になりましたが、その浪漫館に行く前に、”月待の滝” に寄りました。 ここは ”もみじ苑” というお蕎麦屋さんの私有地ということで、お昼をとりながら見るといった感じです。


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月待の滝、別名 ”裏見の滝”  滝を裏側から見ることが出来る。


 袋田の滝に比べれば、決して大きくはありませんが、なかなか風情のあるところで、滝の真下まで行くことも出来ます。 お店の方の、もりそばやそば団子もなかなかおいしく、穴場スポットというところでしょう。 お昼の時間だったせいか、割と人もいて、また、比較的若い人が多かったです。 ネット情報で来たのでしょうか(私もですが)。 そう言えば、6月4日(土)に 日本テレビの ”嵐にしやがれ” で、この月待の滝が放映されるそうです。



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もみじ苑。 おそばはなかなか美味しい。