中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

<中村俊三ギター名曲コンサート>  

2016年 12月4日(日) 14:00   ひたちなか市文化会館小ホール

前売り、予約 1800円   当日 2000円   (10月1日 予約受付、チケット発売)




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演奏曲目(予定)

   ♬ クラシック&ポピュラー名曲 ~クリスマス・シーズンのギターのひと時 ♬


★ 癒しのアーリ・ミュージック   ~ルネサンス期の美しいリュート音楽
   
    作者題名不詳の小品
    パイパーのガリヤード、 エスックス伯のガリヤード (ジョン・ダウランド)
 


★ 永遠のポップス・スタンダード&オリジナル

    枯葉 (コスマ)   黒いオルフェ (ボンファ)   オネスティ (B.ジョエル)
    July Breeze2016 (SHUN)



★ もう一度聴きたい曲ベスト3    ~前回の名曲コンサート(2015年5月)のアンケートから

    第3位 アランブラの想い出 (F.タレガ)
    第2位 ラ・クンパルシータ (ロドリゲス)
    第1位 アストゥリアス (I..アルベニス)


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★ デズニー・ファンタジー 

    ありのままで(アナと雪の女王より)
    星に願いを(ピノキオより)
    ビビィディ・バビディ・ブー(シンデレラより)



★  チャイコフスキーの名曲をギター1本で    ~オーケストラ曲ギター・ソロ・アレンジ・シリーズ

    「くるみ割り人形組曲」より   行進曲、 あし笛の踊り、 こんぺいとうの踊り、 花のワルツ  



★放浪のロマンチスト、アウグスティン・バリオス

    ワルツ第3番、  クリスマスの歌、  森に夢見る



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ギター名曲コンサート第2弾

 このコンサートは、昨年5月27日に、同じひたちなか市文化会館で行ったギター名曲コンサートの第2弾となります。 前回は平日の午後の開催でしたが、今回は日曜日の午後に会場の予約をすることが出来ました。




クリスマスにちなんだ曲

 曲目は12月ということで、デズニーのレパートリーや、 チャイコフスキーの「くるみ割り人形」など、クリスマスにちなんだ曲を中心に考えました。 そして、前回のコンサートで来場の皆さんからいただいたアンケートに基づいて、「もう一度聴きたい曲」ベスト3として、第1~3位の 「アストゥリアス」、 「ラ・クンパルシータ」、 「アランブラの想い出」 の3曲を弾きます。



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オリジナル曲も

 そして 「永遠のポップス・スタンダード」 として、「枯葉」、 「オルフェの歌」、 「オネスティ」 の3曲に自作の 「Jlay Breeze2106」 を演奏します。 「July Breeze」については以前にも紹介しましたが、公式に演奏するのはこれが初めての機会となります。


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オードブルはレネサンス音楽

 オープンニングはダウランドの曲など、爽やかで美しいルネサンス・リュートの曲にしました。 食欲をそそるオードブルとなればと思います。 なお 「作者題名不詳の小品」 とは一般に「シシリアーナ」とか「コレンタ」などと呼ばれる曲で、かつて、テレビでも流れ、おそらく皆さんも聴きなじみのある曲だと思います。



一人ギター合奏

 「くるみ割り人形」は、クリスマスの時期によく演奏される曲ですが、前回 ”ギター1本で弾くオーケストラ曲” として 「展覧会の絵」 を演奏しましたが、その続編という意味もあります。 この曲は水戸ギター・アンサンブルでも時々演奏していますが、言ってみれば ”一人ギター合奏” といったところもあります。  ・・・・演奏は結構たいへん



バリオス人気は高い


 シメのメインデッシュは、前回はスペイン音楽でしたが、今回は「放浪ののロマンティスト」として、パラグアイ出身で、南米各地を旅したアウグスティン・バリオスの作品です。 前回のアンケートでも、このバリオスの人気は高く、最近ではギターの本家、スペイン音楽を凌ぐものがあります。

 そのバリオスの作品としては、たいへん人気の高い 「ワルツ第3番」、 クリスマスにちなんだ 「クリスマスの歌」、 トレモロの美しい名曲の 「森に夢見る」 の3曲を選びました。

 当コンサートにつきましては、また近くなりましたら、詳しく書きます。 どなたにでも楽しめるギターのコンサートだと思いますので、ぜひ聴いていただければと思います。
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今、予報通り台風が通過中


 今日は台風9号が関東地方に上陸ということで、生徒さんたちがくるのはなかなかたいへんな状況なので、仕事の方は休みにしました。 休を決めたのは一昨日の土曜日ですが、台風情報などというのは結構外れることが多く、結局のところ、雨も降らず、風も吹かず、いったい台風はどこに行ってしまったんだろう、などということもあります。

 2日前のテレビなどでは、間違いなく今日(22日月曜日)に関東地方に上陸すると断定しているので、素直に従うしかないかな、ということで休みにしました。 今回に関しては、確かに予報どおりで、今現在(16時頃)この辺(水戸周辺)を通っているところのようです。 よくも悪くも、”大当たり” といったところです。

 少なくとも私の家の当たりでは、大きな被害が出るほどの雨や風ではないようですが、ただ教室に来るのはちょっとたいへんなところです。 とりあえず予報に従っておいてよかったかなと思います。 さて、そんなわけで、急遽仕事がなくなったので、この記事を書いているという訳です。





ジョン・ウィリアムス コロンビア録音全集 6>



ジュリアーニ、ヴィヴァルディ、ギター協奏曲集



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<収録曲>
ジュリアーニ : ギター協奏曲第1番
ヴィヴァルディ : リュート協奏曲ニ長調
同        : ギター協奏曲イ長調(トリオ・ソナタからの編曲)

 イギリス室内管弦楽団   録音 1968年10月





ジュリアーニは縮小版

 ジュリアーニの協奏曲については、当ブログでも何度か書きましたが、この曲にはいくつかのバージョンがあります。 もともとは2管編成のフル・オーケストラのために書かれていますが、ジュリアーニ自身の手により、弦楽器のみのものや、弦楽四重奏の形のものもあり、さらに後世の人の手によるものもあるようです。 

 この録音では、ジュリアン・ブリームが演奏しているものと同じく、弦楽合奏版で、さらに展開部などのオーケストラ部分を大幅にカットしたものです。 そうした処置は、おそらくジュリアーニ自身のもではないでしょう。 因みに、ウィリアムスは1998年には弦楽合奏版ですが、そうしたオーケストラ部の省略のない形で録音しています。




ギターの音は増幅されている

 この録音は、そうした、いわば ”縮小版” ではありますが、ギターもオーケストラもたいへんきびきびした演奏で、荘快感のある演奏です。 やや人工的に残響が付けられ、またギターの音量もかなり増幅され、オーケストラの音に紛れないような録音となっています。

 もちろんライブではあり得ないことで、最近では録音の場合でも特にギターの音量を増幅させないで、リアルな音量バランスになっているものが多くなりました。 確かにその方が本来の ”ギター協奏曲” の姿かも知れませんが、 聴き手からすると。頭の中でギターの音量を拡大して聴かないといけないので、結構疲れます。



CDとしては聴きやすい

 CDなどで聴くとするなら、現実的ではないかも知れませんが、この録音のようにギターの音量をオーケストラの音量に対抗出来るように修正しておいてくれた方が、聴きやすいといえば、聴きやすいでしょう。

 もっとも最近ではイクリプスなど、かなりリアルなギター用アンプが出来、それを使用すれば、例えライブであっても、ギターの音色を損なうことなしにオーケストラとのバランスがはかれるでしょう。 「ギター協奏曲は、生ではギターの音が聴こえない」 といったことは過去のことになるのかも知れません。



これもたいへん懐かしい演奏

 このLPもかつて、自分では買えず、友人からテープにダビングさせてもらって聴いていました。 その後CDの形では市場に出ず(おそらく)、これも久々に聴いた懐かしい演奏です。




あまり聴いていないものもあるので

 ここまでは、このボックスに収められているLP復刻をすべてコメントしてきたのですが、ウィリアムスはギターの独奏や協奏曲以外に他のアーチスト(ポピュラー系も含む)との共演による録音を多数残しています。 それらのものは、私自身ほとんど聴いていなかったり、またあまり興味が持てないものもあるので、ここからの紹介は、独奏曲などを中心とした、私個人的に興味あるLP、CDのみにします。






John Williams Plays Spanish Music


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収録曲

アルベニス : アストゥーリアス、タンゴ、コルドバ
グラナドス : 詩的ワルツ集、 ゴヤの美女
ロドリーゴ : ファンダンゴ
モレーノ・トローバ : ノクトゥルーノ、マドローニョス
カタルーニャ民謡 : クリスマスの夜、聖母の御子
ファリャ : 漁夫の歌、粉屋の踊り、市長の踊り、


 録音 1969年 11月




最もよく聴いた個人的に思い入れのあるLP

 スペイン音楽によるこのLPにつては以前にも書きましたが、私自身ウィリアムスのLP,CDのうち、最もよく聴いたものなので、改めて紹介しておきましょう。 私が初めて買ったウィリアムスのLP、また同時期に東京虎の門ホールで生演奏 (本当の生演奏!) を聴いたこと、収録曲が当時の私の興味に完全にはまったことなどから、文字どおり ”溝か擦り切れる” 聴いたLPです。




演奏も華やかだが、音質はさらに華やか


 曲目も上記のとおり人気曲となっていますが、演奏ぶりも、また録音の音質もたいへん華麗なものとなっています。 ウィリアムスの録音中、あるいはクラシック・ギターの録音中、最も華麗な録音といってもよいかも知れません。 ウィリアムスはこの録音の反動か、何年かすると逆に高音域や残響を極端に絞った”地味な” 録音へとなってゆきます。




跳ね返り音、 ミス?

 1曲1曲については、ともかく聴いてほしいと思いますので、あまり触れませんが、何といっても特徴的なのはアストゥリアスなのではないあkと思います。 この録音ではラスゲアードのところで、右手を弦に触れて、”跳ね返り” のような音が聴こえます。 おそらくこれはあえてしたもではなく、たまたま偶然にそうなってしまったものと思えます。 ミスと言えばミスなのでしょう。




故意に出すのは意外と難しい


 テープ編集で取ろうと思えば取れたと思いますが、これがかえって面白いと考えたので、そのままLPにしてしまったのではないかと思います、ちょっとした遊び心でしょう。 因みにこの”跳ね返り音” は故意に出そうと思ってもなかなか出せません。 また、ウィリアムスは1980年にこの曲を再録していますが、その録音ではこの音は入っていません。



世界初録音

 アルベニスの「コルドバ」とか、グラナドスの「詩的ワルツ集」などは、現在ではギターの定番的なレパートリーとなっていますが、それぞれこのLPが ”世界初録音” となっています。 アルベニスの「タンゴ」も、ギターで弾くとたいへん美しい曲であることを示してくれたのも、このLPではないかと思います。 いずれにしてもウィリアムスのLP、CDの中で、最も魅力的なものと言ってよいでしょう。


 ・・・・・・ 台風、行ってしまったみたいですね。
お盆

 お盆休みももうすぐ終わりですが、今年は創(長男)が帰省し、家内の実家や私の実家の方に行きました。家内の実家の方では、昨年父親が亡くなり、その新盆ということです。親戚や近所の人などが変わるがわるにお線香をあげに来て居ました。


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茨城空港に創を迎えに行った



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お花畑になっていた

 私の方の”実家”と言っても、もう両親とも亡くなり、その家も昨年取り壊されました。 その家の後地には近くに住む姉の手によりお花が植えられていました。  確か、この辺が座敷で、ここが台所・・・・ ここにトイレがあったかな、そう、ここが玄関・・・・・・   どう感想を言ってよいかわからない、ただ、ただ、時間の流れは止められない・・・・    本題に戻ろう。


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私たちが住んでいた家は跡形もなく撤去され、その後地には姉の手により、きれいな花が咲いていた





<ジョン・ウィリアムス コロンビア録音全集 5>

Virtuoso Variations for Guitar


収録曲

バッハ : シャコンヌ
ダウランド : エリザベス女王のガイヤード、エセックス公のガイヤード
バッチェラー : アルマン
パガニーニ : 主題と変奏(カプリス第24番)
ジュリアーニ : ヘンデルの主題による変奏曲
ソル : モーツアルトの主題による変奏曲

録音 1965年11月



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シャコンヌなど、変奏曲中心

 <Virtuoso Variations for Guitar>と題された7枚目のLPは、コロンビアでの録音の2年目の1965年に録音されましたが、発売は少し遅れて1969年となっています。 タイトルのとおり「、シャコンヌ」や「魔笛」などの変奏曲の他に、ダウランドなどのリュート曲が収録されています。

 このLPのメインは、何といってもバッハのシャコンヌであることは間違いありません。 ウィリアムスのシャコンヌについては、「シャコンヌ再考」の記事で書きましたが、その記事では、この演奏ではなく、1987年のデジタル録音についてでした。




1987年の録音に比べ、より溌剌としたシャコンヌ

 その1987年の録音との比較で言えば、基本的なところはあまり変わらないのかも知れませんが、1987年のものは、1965年の録音に比べると落ち着いた、まとまりのある感じと言えますが、言い換えると、何かちょっと沈んだような感じがします。 特に冒頭の部分など、両者でだいぶ印象が違っているようです。

 1965年の録音は、他の同時代の録音と同様に、若さを全面に出した、たいへん溌剌とした演奏で、私個人的には、やはりこの1965年録音のほうがより楽しめます。



時代によって、録音の振れ幅が大きい

  もっとも、ウィリアムスの録音は、その年代によって録音の仕方がかなり変わり、1960年代から1970年代の始め頃にかけては、残響の多い、かなり華やかな録音になっているのですが、70年代半ば頃は全く正反対にほとんど残響を付けない、デッドとも言える録音になっています。 その振れ幅はかなり大きいもので、それ等はウィリアムスの考えを反映しているのでしょうか。



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ご存じとは思うが、ウィリアムスは1970年代半ば頃まで、アグアードを用いていた。1971年に虎の門ホールでこの楽器によるリサイタルを聴いたが(生音で!)、たいへん美しい音だった。



違うのは楽器と録音か

 また楽器もいろいろ変わり、1960年代から1970年代半ばくらいまではフェルナンデス・イ・アグアードを使用していますが、1987年の録音ではオーストラリアの制作家、グレッグ・スモールマンの楽器を使用しています。 もしかしたら、演奏そのものはそれほど変わりはなく、録音と楽器が違うだけなのかも知れません。



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1990年頃からはグレッグ・スモールマンを使用。 この楽器はアンプなしで演奏してもアンプを通したような音がする (あくまで個人的な感想)。 ウィリアムスは90年頃より、リサイタルでも、この楽器をさらに本当にアンプを通して演奏する! ミスもないので、よくも悪くもコンサート会場でCDを聴いているようだ (これも個人的な感想!)。



パガニーニのカプリースはまさにヴィルトーゾ的

 パガニーニの 「カプリース第24番」 は最近ではよくギターで弾かれるようになりましたが(私も弾いた!)、 それの口火を切った演奏と言えます。 確かによく見れば、この曲はギターに向いた曲といえます。 ウィリアムスの演奏はまさにヴィルトーゾそのものと言った感じです。



ジュリアーニの作品は、比較的演奏している

 ジュリアーニの 「ヘンデルの主題による変奏曲」 は第3変奏(16分音符による)を省略し、エンディングを少し変えて、よrち華やかに終わっています。 前述の協奏曲同様、たいへん溌剌とした演奏です。

 古典的な作品はあまり演奏しなかったウィリアムスですが、パガニーニと同じく、ジュリアーニの作品は、協奏曲始め、ギター二重奏、ヴァイオリンとの二重奏曲など、比較的演奏しています。 といっても独奏曲としては、この変奏曲の他は、前に紹介したアレグロ・スピリッツのみです。



ソルとタレガはそれぞれ1曲ずつしか録音しなかった(コロンビア・レーヴェルでは)

 ウィリアムスが古典的、あるいは一般的なクラシック・ギターのレパートリーをあまり録音しなかったことは何度も触れましたが、特にタレガとソルはそれぞれ1曲ずつしか録音していません(コロンビア・レーヴェルでは)。 タレガの1曲は「アランブラの想い出」で、ソルのほうは、この「モーツァルトの主題による変奏曲」です。



10代でセゴヴィア編ソルの20のエチュードを録音している

 ウィリアムスは10代でセゴヴィア編による 「ソルの20のエチュード」 を全曲録音していて、なかなかの名演なのですが、なぜかそれ以降は、この「魔笛」をの除いて、ソルの作品を録音しませんでした。 このLPはCD化されていないのでしょうか? 貴重な録音だと思うのですが。



かなり自由に演奏しているが

 演奏のほうはこの当時(1960年代)の習慣にしたがって序奏抜きで演奏しています。 原曲とはずいぶん違う弾き方をしているようで、演奏の仕方もソルの音楽に忠実と言った感じではありません。 やはりウィリアムスはソルの音楽には共感しえなかったのでしょうか。





<第17回水戸ギター・アンサンブル演奏会>

 2016年 10月2日(日) 14:00 (開場 13:30)    ひたちなか市文化会館小ホール
       入場無料   主催 中村ギター教室




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    =演奏曲目=

<全体合奏(20名)>  グリーン・スリーブス(イギリス民謡)   レット・イット・ビー(マッカートニー)

<小合奏(8名)>  ラルゴ(ヴィヴァルディ)、 目覚めよと呼ぶ声あり(バッハ)、 涙のトッカータ(ローラン)

<小合奏(7名)>  亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)、 リベルタンゴ、 ブエノスアイレスの夏、 ブエノスアイレスの春(以上ピアソラ)

<全体合奏(20名)>  ロンド(ソル)、 ペルシャの市場(ケテルビー)

<二重奏 中村俊三、 中川眞理子>  メヌエット(ボッケリーニ)、 アダージョ(アルビノーニ)、 パスピエⅠⅡ(バッハ)





まあまあ、過ごしやすい

 お盆前と言うことで、普通、1年中で最も暑い頃ですね。 確かに暑いといえば暑いのですが、この水戸では35度を超えるような猛暑にはならず、30度になったり、ならなかったりで、まあまあ過ごしやすい感じです。 今年の7月頃からは、西日本では大雨に猛暑と厳しい夏のようですが、この関東では比較的穏やかな夏となっています。



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今日も快晴だが、最高気温は30度になるかならないかくらい。 やはり東からの海風が吹いているようだ。 写真では聴こえないが(当たり前?)、この木々からの蝉の声は結構にぎやか。





次の予定は

 さて、当教室では、中村俊三ギター・リサイタル(5月15日)、中村ギター教室発表会(7月3日)、水戸市民音楽会(7月17日)と、コンサートを行い、 次の予定は10月2日の 「第17回水戸ギター・アンサンブル演奏会」 ということになります。




20名によるギター合奏

 前々回までの演奏会では、10名前後のメンバーによる演奏で、前回はそれに加えてもう一つ10名程のアンサンブルも出演しました。 今回は前回の二つのアンサンブルを一つのアンサンブルにしまして、20名によるアンサンブルの形で演奏します。 つまりメンバーが倍増したわけですね。



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今年の7月17日の市民音楽会にて、水戸芸術館ATMホール


昨年からこのメンバーで練習してきた

 人数が倍増したということは必然的に、ギター合奏に馴染んでいない人も多いということで、演習などはかつてよりちょっと大変なところもありますが、昨年からこのメンバー構成で練習しているので、まあ、それなりに落ち着いてきたかなと思います。

 この20名によるアンサンブルでは、グリーン・スリーブス、レット・イット・ビー、ロンド(ソル)、ペルシャの市場の4曲を演奏しますが、特に「ペルシャの市場」では、この人数の多さを活かせるのではと思います。



他に8名と7名の小アンサンブル

 他に8名によるアンサンブルで、「ラルゴ」、「目覚めよと呼ぶ声あり」、「涙のトッカータ」 の3曲を演奏しますが、このメンバーは荒谷加わったメンバーが中心です(私も加わります)。 

 さらに7名によるアンサンブルで「亡き王女のためのパヴァーヌ」、「リヴェルタンゴ」、「ブエノスアイレスの夏」、「ブエノスアイレスの春」の4曲を演奏します。 当ギタ―アンサンブルが誇る4名の女性メンバー(ビジュアル? 演奏能力?)が中心となっています。



私と中川眞理子さんによる二重奏

 他に私と、20年来のメンバーで、今年よりコンサート・マスターをお願いすることになった中川さんとで二重奏を行い、「メヌエット(ボッケーリーニ)」、「アルビノーニのアダージョ」、 「パスピエ(バッハ」の3曲を演奏します。 「アルビノーニのアダージョ」は、バッロック作品としては、たいへん人気のある曲ですが、アルビノーニのモチーフを用いて、20世紀の音楽家、ジャゾットが編曲したものと言われています(実際はジャゾットの作曲に近い)。

 


駐車場の心配もなくなった

 曲目解説等、詳しことはまた近くなったら書きますが、ぜひ10月2日の予定を空けていただけましたら、と思います。 もちろん入場無料で、予約など全く必要ありません。 また、以前はこのひたちなか市文化会館は駐車場が狭かったのですが、最近増設され、駐車の心配もなくなりました。 ぜひお出で下さい。


<ジョン・ウィリアムス コロンビア録音全集 4>

John Williams More Virtuoso Music for Guitar   



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収録曲

ムダーラ : ファンタジア(ハープを模したる)、 クラロス伯爵のディファレンシャス
ロイスナー : パドゥアナ
プレトリウス : バレー、 ヴォルタ
バッハ : プレリュード、フーガ、アレグロ
ジュリアーニ : アレグロ・スピリット(ソナタハ長調より)
ヴィラ=ロボス : 前奏曲第4番、 第2番
モレーノ・トロバ : ラ・マンチャの歌

1964年 10月録音




1964年にLP4枚分を録音

 原盤では <John Williams More Virtuoso Music for Guitar> と言うタイトルになっていて、2枚目のLP(パガニーニの大ソナタなどが入っている)の続編といったところです。 ウィリアムスは1964年にこれまでの4枚のLPを録音したことになります。 リリースされた年をみると1964年から1枚ずつ発売されたようで、この4枚目のLPは1967年の発売のようです。



国内盤と同じデザイン

 このLPはレコード屋さんの店頭で見ましたが、やはり残念ながら購入することは出来ず、しばらくしてからギター部の後輩から借りてダビングして聴いていました。 国内盤のタイトルなどは覚えていませんが、少なくともジャケットのデザインなどはほとんど同じだったように思います。



この時点で、広範囲のクラシック・ギターのレパートリーを持っていた

 このLPもなかか魅力的なもので、ルネサンス時代の作品から近代に至るまでの作品が収められています。 ウィリアムスが、この時点でたいへん広いクラシック・ギターのレパートリーを、すでに持っていたことがわかります。



ルネサンスもよいがバッハはさらに

 キレの良いルネサンスものも素晴らしいですが、何といってもバッハの「プレリュード、フーガ、アレグロ」 は圧巻です。 前述の「リュート組曲第4番」 同様、透明感のある美しい演奏で、胸のすくような荘快感がります。 

 今現在では多くのギタリスト(アマチュアの含めて)がこの曲を演奏していますが、当時はまだ、あまり演奏されなかったように思います。 この演奏はその後、この曲の演奏の一つの基準にもなったのではと思います。 



久々に聴いたジョンのラマンチャ

 「ラマンチャの歌」もたいへんすばらしく、ウィリアムスは他に「ノクトゥルーノ」、「マドローニョス」などのモレーノ・トロバの曲を録音していますが、どれも素晴らしいものです。 さらにもっとトロバの作品を録音してほしかったところですが、後で述べるようにウィリアムスは後年、こうした一般的なクラシック・ギターの作品をあまり演奏しなくなります。

 このLPの収録曲は、ほとんどCD化されてなく、最近ではあまり聴くことができなくなり、今回久々に聴けてたいへん嬉しく思っています。 ・・・・・やはり 「ラマンチャの歌」 はいい!  このLPだけでも、このボックスを購入する意味がある!





Joaquin Rodrigo  
Fantasia para un gentihombre

Stephen Dodgson
Concerto for Guitar and Chamber Orchestra


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収録曲
ロドリーゴ : ある貴神のための幻想曲
ドッジソン : ギター協奏曲第1番 

 録音 1967年7月



以前にも紹介したが

 5枚目のLPはロドリーゴとドッジソンのギター協奏曲ですが、このLPは以前5枚組のCDボックスでも発売されていて、何年か前に、当ブログでも紹介しています。 「ある貴神」のほうは以前にも触れた通り、比較的早い時期に、3枚目のLPに収録されたオーマディとの「アランフェス」と組み合わされて再発され、いわゆる「ゴールデン・カップリング」としてウィリアムスのLPでも売れ筋となりました。


「ある貴神」はアランフェスとカップリングされて売れ筋となったが、ドッジソンのほうは

 しかし、その結果それぞれのB面にあたる、テデスコとドッジソンの協奏曲は埋もれてしまうことになりました。 ドッジソンはウィリアムスと個人的にも親しい作曲家のようですが、その後この曲を演奏したギタリストはあまりいないようで、作品のほうも埋もれてしまったようです。







Joseph Hydn
Quartet for Lute ,Violin,viola,and Cello in E majar

Nicolo Paganini
Tertto for Violin,Cello,and Guitar in D major


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収録曲

ハイドン : リュート四重奏曲ホ長調
パガニーニ : ギター三重奏曲ニ長調   録音 1967年7月




相当シブイ選曲

 どちらもかなりシブい選曲です。 ハイドンのほうは、ハイドンの弦楽四重奏曲作品2-2を、同時代のリューティストが編曲したもので、ほぼ第1ヴァイオリンをリュートに当てています。 リューティストのミハエル・シェハーなども録音していますが、最近ではあまり聴かれなくなりました。  原曲ではメヌエットが二つあり、5楽章の形となっていますが、ウィリアムスは二つ目のメヌエットを省略しています。 



地味な伴奏でも存在感は十分

 パガニーニのギター四重奏曲などの室内楽はかなりたくさん残されていることは以前にも書きましたが、ギター・パートがあまり目立たないせいか、著名なギタリスト演奏するのはたいへん稀です。 この曲は三重奏なのでそれだけギターのウエイトはやや高くなりますが、それでもほぼ伴奏に終止しています。

 その伴奏でもしっかりと存在感をしっかりと出しているのが、ウィリアムスらしいところでしょう。  ウィリアムスの後年では、こうした曲(古典で、ギターが主でない曲)を録音することは考えにくく、ある意味、たいへん貴重な録音だと思います。



パガニーニの曲は比較的好んだ

 一般的なクラシック・ギターのレパートリーをあまり多く録音しなかったウィリアムスですが、このパガニーニは好みに合っているようで、この曲の他、前に紹介した「大ソナタイ長調」、 「カプリース第24番」、 さらにパールマンとのデュオでLP1枚分録音しています。 少なくともソルやタレガよりも多く録音しています。