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中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

宮下祥子さん




水戸に引っ越してきた

 宮下祥子さんが昨年(一昨年だったかな?)ご結婚なされたことは、以前当ブログでも紹介しましたが、ご主人が水戸芸術館に勤めることになり、数日前水戸に引っ越して来ました。 昨日は私のところにお引越しの挨拶にいらっしゃいました。 



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ご主人の仕事の関係で水戸に引っ越してきた宮下祥子さん。 私のレッスン・スタジオで。



 宮下さんのようなギタリストに水戸に来ていただくのは、たいへん心強いことです。 札幌にはお母さんがいらっしゃって、またお仕事で海外を含め、各地を回ることも多く、「半分くらい水戸にいられればいいのですが」 といったことでした。 今後こちらでの演奏や、レッスンの機会も多くなりそうですね。







Scoremaker を使ってみて ~2



運指、スラー、タイ、グリサンド記号など




音符の垂直線上にしか指番号が打てない

 運指については、MUsic Time 意外のソフトはすべて音符と連動する形になっているので、なかなか思ったところに打ち込みにくいところがあります。 特にこの Scoremaker では音符の垂直線上にしか打てず、まずそこに打ってから、後で位置を修正しないといけません。 

 単音の場合はそれほど問題ではないのでですが、和音に打ちこむのが若干問題で(特に和音に運指が必要!) 最高音と最低音は打ちこむ場所がありますが、内声部の音の場合には、その音符に”かぶせて”打つしかありません。 そのあとでマウスで移動させるわけですが、運指が音符と重なっていると、マウスで捕まえるのが難しいです。




指番号がかなり小さい

 さらに、Scoremaker の指番号はかなり小さく、たいへん読みにくなっています。 他のソフトではそれほど小さくないので、このソフトだけですが、これでは多少目が良い人でも読みにくいのではと思います。 

 なんとか運指の大きさを変えることが出来ないかと、いろいろ試したのですが、そうしたことは出来なそうです。 これまでも生徒さんなどから(最近は高齢者が多い) 「音符が小さくて読めない」 とか 「運指が読めない」 といった苦情が多いので、 この運指では教材としては難しいでしょう。




タイ、スラー記号

 スラーやタイの記号に関しては Scoremaker では大きな問題はありませんが、記号の形が変えられたらもっとよいと思います。また和音にタイを付ける場合(これもよくある)、1音ずつ付けなければならないのはちょっと面倒です。



グリサンド記号としては制限があるが

 グリサンド記号については、”グリサンド記号” として打つといろいろ制限があり、なかなか思ったようには打てないのですが、その代わりに 図形的に直線が簡単に打てるので特に問題ありません。 これもこのソフトを選んだ理由です。 Sibelius、Finale ではグリサンド記号がなかなか思ったようには打てませんでした。






テキスト




テキストの書き込みは自由に出来るが


 このScoremakerではテキスト(文章など)はかなり自由に書きこめます。 フォントや大きさの選択も問題ありません、コピーも出来ます。 ただし問題なのは、テキストは音符や小節に固定されるわけでなく、どうやらページに固定されているようで、レイアウトを変更した時、これらのテキストは全然違う小節に移動してしまいます。




レイアウトを変えると、とんでもないところに行ってしまう

 つまり、運指や、強弱記号は音符と一緒に移動するのですが、自由なテキストとして書きこんだ弦の番号や、セーハ、ハーモニックス記号などはページに固定されるので、レイアウトを変えた時、最初に打ちこんだ音符や小節からかなり遠いところに行ってしまいます。

 運指の数字が小さくて使えないとなると、この自由テキストを使って番号を打ち込むしかないのですが、途中でレイアウトを変えたりすると、相当たいへんなことになってしまいます。 レイアウトが完全に決まってから運指などをを書きこめばよいのですが、なかなかそうは行かず、レイアウトを変更しなければならないことはしばしば起きます。



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このような弦の番号やハーモニックスに記号などは、レイアウトを変えるごとにとんでもないところに移動してしまう。 ピアノやフォルテなどの強弱記号、dim.などの記号は小節に固定されているので、移動することはない。 それならなぜ自由テキストは同じようにしなかったのか?




小節に固定するのが良いと思うが

 これらの記号はレイアウトが完全に決まってから打てばよいのですが、しかし楽譜はその都合に合わせてレイアウトを変える必要は必ず出てきます。 そうした場合にはたいへん不便です(修正出来なくもないが)。 Finale などはテキストも音符に固定する形になっていますが、小節に固定するのが最も使いやすいのではと思います。






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楽譜制作ソフト  5  <Scoremaker> 河合楽器




クラシック・ギターの譜面を書く人の参考になれば

 Scoremaker を購入して10日以上経ちます。 その間、二重奏曲を含め、4曲ほど楽譜を書いてみました。 確かにそれまでよくわからなかったこともわかってきて、意外とやりやすいことがわかった部分もありますが、しかし逆にやりにくいところや、このソフトでは出来ないなどもわかってきました。

 この1カ月ほど楽譜制作ソフトと苦闘してきたのですが、そろそろ、暫定的ではありますが、一応の結論を出しておこうと思います。 ただし、これらのソフトは、特にクラシック・ギターの独奏や合奏などの譜面を書くためのものではなく、ジャンルが違えば、使いやすさも全く違ってくると思いますので、これらのソフトの絶対的な評価ではありません。

 もとより私には絶対的な評価を出すほどの力はありませんが、 多少なりとも、クラシック・ギターの譜面を書く人の参考になればと思います。 もちろんかなり個人的な偏った感想ではあります。




河合楽器 <Scoremaker>  を使ってみて




◎楽譜設定



ギターとして設定するよりも

 楽譜設定とは、楽譜を書き出す前に白紙の5線を出すことですが、その時 <クラシック・ギター>(このソフトではナイロン・ギターとなっている)として設定しても、タブ譜が付いてきます。 消すことも出来ますが、ト音記号の前にカギ括弧が付いてしまい、ちょっと邪魔な感じがします。 

 また、音色がクラシック・ギターというよりアコースティック・ギターに近く、ちょっと言葉が悪いのですが、ペン・ペンというような音に聴こえます。

 したがって、私の場合は楽器の指定のない5線にグランド・ピアノの音を付加して書き始めます。 ピアノの音の方が自然で、私にはギターのイメージに近く感じられます。 こうしたことはMisic Time の場合と同じです。 しかしそのままだと1オクターブ高い音が出てしまいますので、オクターブ低い音が再生されるように設定します。 



アルト・ギターなど移調楽器を含む合奏の譜面も一応書けそう

 まだ本格的に合奏の譜面は書いていませんが、アルト・ギターやバス・ギターなどの移調楽器を含む譜面を設定するのは少々ややっこしいですが、出くなくもありません。




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 アルベニスの「タンゴ」の譜面。 このような曲ではレイアウトなども特に問題はなかった。 しかし運指の番号がかなり小さい、読めないと言う人は多いかも。  また音符の配置は見て分かる通り、4分音符などは数学的に考えれば小節の半分のスペースを占めるはずだが、それよりもかなり狭くなっている。 確かにその必要はあるが、数学的に比例するスペース配分の選択もあってよいのでは。







◎レイアウト


なかなか思い通りのレイアウトが出来ない

 結局、これがどのソフト(Music Time以外)も問題だったわけですが、 この Scoremaker は最初に各段の小節数が指定出来る点、Sibelius や Finale よりはやりやすいようです。 しかし、ページあたりの段数が指定出来ないとか、途中から各段の小節数を設定しなおせないとか、Music Time に比べるとかなり不自由です。

 そうした場合は、各段ごとに改行の操作をしないといけないのですが、これがかなり面倒で、なかなか簡単には行きません。 譜めくりの関係でページが変わる場所を変えようと思ってもなかなか上手くゆかず、結局あきらめました。 Sibelius、Finale などもだいたい同じで、基本的にレイアウトはソフトに従わないと面倒なようです。








◎音符の書き込み



音符の打ち込み自体は問題ない

 音符を書きこむことはどのソフトも特に問題ありません。 間違って打ってしまった音もどのソフトでもマウスで修正出来ますが、Finale は音符の選択がややしにくいところもあります。



画期的な自動声部割なのかも知れないが

 <声部割り> については、Sibelius も Finale も初期設定は4声になっていますが、ギター独奏の譜面の場合はほぼ4声で事足りるでしょう。 

 この Scoremaker は声部分の設定がなく、音符の上下で打ち込みソフトの方で各声部に振り分けると言う、かなり変則的な (開発者的には画期的?)システムになっているのは以前にも言った通りです。 書き手の方がいちいち声部を気にしなくても、ソフトの方で自動的に行うと言ったように出来ています。

 一見便利なようですが、書き手の方は実際に打ちこんでみないとどの声部になっているかわからず、場合によってはあり得ないような声部割りになっていることもあります。



”普通” でもよかった


 確かに打ち込んでから声部を変更したり、あるいは事前に声部を指定して音符を打ちこむことも出来るのですが、このソフトに使い慣れていないとかなり面倒、あるいはややっこしいと思います。 やはり他のソフトのように最初から声部を指定して音符を打ちこむ方が使いやすいのではないかと思います。




音符の左右の位置の調整は重用なことなのだが

 また、以前に書いた通り、Sibelius、Finale では打ちこんだ後の音符を左右に移動させることが出来ないのですが、このソフトは一応出来ます。 これは楽譜を書く方にとってはたいへん重要なことです。 まず多声部の譜面で、場合によっては音符と譜尾(音符の棒や桁)が重なってしまうことがあるので、それを調整しないといけません。

 またほとんどのソフトは16部音符などの短い音符が接近し過ぎてしまわないように数学的な比例配分よりは短い音符を長めに、長い音符を短めにスペーシングが設定されています。 さらにシャープなどの変化記号が付く場合には短い音符でもさらにスペースを取ることになります。




教材の場合は


 すると結果的に短い音符の方が長い音符よりも広くスペースを取ってしまうこともあります。 そうすると、ギターを習っている人の場合、”見た目どおりに” 長い音符を短く、短い音符を長く弾いてしまうこともあり、初中級クラスの教材では問題が生じます。

 教材として使う場合はそうしたことも修正して、なるべく長い音符は長く、短い音符は短く表記しないといけません。 この Scoremaker では限定的にではありますが、一応音符の移動が出来るので、このこともこのソフトにした理由でもあります。 しかしやはりそうしたことが非常に自由に出来た Music Time に比べるとやりにくい、こうした点では Music Time の方がずっと優れていると言えます。

  

2017年 アコラ新年会   1月22日(日) 12:00~

  ひたちなか市文化会館内 「スウィング」 
  




いろいろあって、今回は参加者少なめ

 ひたちなか市文化会館内の 「スウィング」 においてアコラの新年会が行われました。 いつもはかなり多数の参加者がいるのですが、今回は直前に日にちが変わったりなどして、参加者は10数名と言った感じでした。 その分落ち着いて演奏したり、話をしたり出来たのではと思います。

 結果的に演奏した人の半数近くは私の生徒さんだったのですが、それぞれ少しずつ上達している感じが窺われました。 カメラを忘れたので、当ブログとしては画像なしですが、アコラのブログのほうを見ていただければと思います。




アコラのブログが見つからない?

 アコラのホームページの方は、現在は閉じられていて、ブログのみなのですが、そのブログも検索サイトではなかなか見つからないようですね。 一応このブログにアドレスをリンクしておいたのですが、どうでしょうか、これで開けるでしょうか(アドレスが間違っていなければ)? 確かめてみます。


 あ、そうそう、アコラのブログでは私のアンコール曲 「曲名なし」 となっていますが、ルパン3世のテーマです、南澤編の。




大丈夫! このリンクでアコラ・ブログが開ける


大丈夫でした。 アコラのブログ、このブログのリンクで開けます。 ぜひそちらも見て下さい。
楽譜制作ソフト 4


河合楽器 スコアメーカー



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パッケージ版を取り寄せ

 前回の記事のとおり、<スコアメーカー Elements > を購入しました。 ダウンロード版もありますが、”モノ” があった方がなんとなくほっとするので、パッケージ版を買いました。

 2年ほど前 Music Time のアメリカ版をダウンロードで買ったのですが、なかなかダウンロード出来ず、結局フォントが合わないということで結局使うことが出来なかったという、苦い経験も影響しています。  ・・・・・こういうのを 「熱物に懲りてなますを吹く」 というのでしょう。




買ったのはシリアル番号?

 パッケージの中にはディスクとシリアル番号などが書いていあるカードが入っていましたが、体験版がパソコンに入っているので、そこにカードにあったシリアル番号を打ち込むだけですぐ使えるようになりました。

 シリアル番号だけがあれば、ディスクの方は別になくてもいい訳ですね、つまりシリアル番号を約2万円ほどで買ったことになります。 ・・・なるほど、わざわざパッケージを取り寄せなくても言い訳だ。




このような譜面になった

 さてこのスコアメーカーを使って本格的に楽譜を書いてみたのですが、まあ、とりあえずは、ほぼ思った通りの譜面は作れそうです。 下の赤丸のように音符の位置をずらして見やすくすることも一応出来ます。

  

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運指は一度打ち込んでから位置を修正しないといけない

 運指の方は、打ち込む際には場所が限定されてしまい、一度打ち込んでから位置を調整しないといけなので、やや手間がかかります。 また番号も小さいので、このように縮小した譜面の場合はやや見にくい感じがあります。 運指については、自分で弾くだけなら、手で書き入れた方が手っ取り早く、見やすいですね。




音符は打ち込んでみないと、どの声部になっているかわからない?

 このソフトと他のソフトと最も違っている点は、声部分の仕方なのですが、通常、つまり他のソフトでは、まずユーザーが声部を決めて音符を打ち込む訳ですが、これは当然と言えば当然だと思います。

 このスコアメーカーでは、ユーザーが音符の向きを上向きか下向きかを決めるだけで、それをソフトの方が各声部に振り分けます。 つまり音符を打ち込んでみないと、どの声部になっているのかがわかりません。




タイが付けられないことも

 別にどの声部になっていようとも一応ユーザーの意志に従って音符の上下が決められるわけですから、特に困らないのかも知れませんが、ただし、タイを付けるとなると、当然同じ声部でないと付けられず、同じ向きの音符でも小節が変わったら別の声部になってしまうことがあり、タイがつけられないこともあります。 声部を変更することは出来、そうするばタイが付けられるのですが、やはり面倒なのは間違いありません。 




いいアイデアなのかも知れないが、ちょっとやり過ぎ!

 このソフトの開発者としては、おそらくユーザーが声部の振り分けをするのはたいへん面倒なことだから、「そういったことはソフトの方でやってあげますよ」 といった考えなのだろうと思います。

 もしかしたら、このやり方は他のソフトよりも、速く音符を打ち込める可能性もありますが、やはり ”やり過ぎ感” はあるでしょう。 ギター独奏曲のように一つの5線の中にたくさんの音を書く場合にはあまり向かないように思います。




ダ・カーポやコーダなどの記号の位置が変えられない

 他にコーダなどの記号の位置が変えられないのはちょっと困ります。 そうすると、どうしても音符は他の記号などとかぶってしまい。レイアウト的にはイマイチになってしまいます。 他のソフトではこうしたことはありませんでした。




いいところも探さないと

 相変わらず ”グチ” が多くなってしまい、やはりこのソフトのよいところも探してやらないといけないでしょう。 これまで使っていたMusic Time に比べてよい点をいくつか挙げるとすると、まずエラーを起こさないというこでしょう。

 Music Timeの場合は、時々エラーを起こし、強制終了と言うことになってしまいます。 そうするとそれまでやった作業がすべて消えてしまい、かなりの時間ロスとなってしまいます。  ・・・・その度に心の中で 「この出来損ないのソフト!」 と叫んでいました。




音符を修正するのはわりと楽

 エラーを起こさないなど、今では当たり前の事かも知れませんが、それだけでもだいぶ助かります。 他に修正するのがわりと楽で、Music Time では音符を消したりするとその小説内の他の音符の位置などが変わってしまうので、やや面倒です。




ページのレイアウトはやりやすいかも

 他にページ全体のレイアウトも比較的自由に出来そうです。 最近はコンサートで譜面を使うことが多く、その際多少長い曲でも譜めくりしないで済むように2ページに無理やり納めないといけません。 こうしたことも、このソフトはやりやすいかも知れません。

 
 
楽譜制作ソフト 3



Sibelius が第一の選択と言ったが

 前回の記事で、消極的にだが、とりあえず Sibelius が第一の選択かなと言ったことを書きました。 しかしその後いろいろやったり、チュートリアルを読み直しても、音符を横に移動することがなかなか出来ません。 グリサンド記号が上手くはいらないとか、スラー記号の位置や方向も変えられなくはないが、かなり面倒なのも相変わらずです。




一周回って

 そこでもう一回りして、河合楽器のスコアメーカーを操作してみました。 これは前述のとおり体験期間の15日が過ぎてしまい、保存、印刷、再生などが出来ない状態となっていますが、一応操作は出来ます。 




印象が悪かったが

 体験期間が15日と短いので、だいぶ私の印象を悪くしてしまいましたが、もう一度やり直してみると、前回出来なかったこともほぼ人とおり出来ることがわかりました。 音符の位置も自由に変える方法もわかって、符頭の形も問題なく変えられます。



一通りのことは出来る

 またグリサンド記号他、音符以外のものの入力も比較的自由に出来そうです。 とりあえずは、今まで使っていた Music Time でやっていたことはほぼ出来る感じがします。 声部分の仕方は他のソフトと比べると少々変わっていますが(音符の上下で決める)、もしかしたらなれるとこのほうが速く入力できるかも知れません。




Sibeliusではこうなってしまう

 話はちょっと戻りますが、Sibelius で楽譜を書くと、音符のよこ方向への移動が出来ないので、下のような場合、ちょっと見ずらい譜面になってしまいます。



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  赤丸内の下向きの2分音符は、左か右にずらさないと見にくい





 

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  装飾音符にはグリサンド記号が入らないので、スラー記号で代用






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  音符をちょっとずらすとすっきりするが



微動だにしない

 もしかしたら、これらのことは解決する方法があるのかも知れませんが、その方法がなかなかわかりません。 もちろんチュートリアルには書いてなく、音符の移動というのがありますが、これをやると ”少し” ではなく音符が次の拍や小節に行ってしまいます。 他のソフトでやったことを手当たり次第にいろいろやってん見たのですが、音符は ”微動” だにしません。  ・・・・・・かなり頑固?

 その他、音符の入力方法も他のソフトに比べると若干手間がかかりそうで、また慣れるまでにちょっと時間がかかりそうです。 結局のところ、スコアメーカーのほうが、より速く、比較的自分の思ったような譜面が書けそうだとなりました。




無料のMuse Score も意外と

 また最初の無料ソフトのMuse Score も意外と(?)使えそうです。 異名同音についても多少問題はありますが、ちゃんと自分が思ったようにはなるようです。 確かにあまり変な楽譜を書かない限り、このソフトでも十分なようです。 ・・・・失礼しました。







いよいよ決定! <スコアメーカー Elements>

 もっとも、本当にどのソフトがよいかということは、実際に買ってみて、2~3年くらいは使ってみないとわからないでしょう。 この20日間くらいずっといろいろなソフトを試してきましたが、いよいよ結論を出す時がきましたね、 ・・・・・そんなにたいそうなことではないが。
 
 結論としては 「スコアメーカーのElements」 に決定しようと思います。 Elements バージョンは3つのバージョンで、最も価格の安いもので、2万円前後くらいのようです。 とりあえず楽譜を書くと言うことでは他のバージョンとあまり変わらない用に思いました。 もちろんもし問題があれば上級バージョンにグレードアップすることも出来ます。




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 一周回ったら一通りのことは出来るようになった。 一応これに決定しよう



 また、このソフトで実際に書いたのはギターの独奏の譜面だけですが、合奏の場合で、しかもアルト・ギターなどの移調楽器がある場合はどうなるのかなどは、まだよくわかりませんが、まあなんとか書けそうです。 





いろいろ問題はあったけど、 Music Time はいい奴だったな・・・・・

 それにしても、いろいろ他のソフトを試したことで、これまで使っていた Music Time はたいへんすばらしいソフトだったな(過去形になってしまいましたが)と改めて思いました。 何といってももっとよいのは、書き手の自由を奪わないということでしょうか。特にスペースの使い方などは極めて自由です。

 ただし自由さが多いせいか、エラーも起こしやすく、せっかく途中まで書いた楽譜が消えてしまうこともよくありました。 何といっても20数年前のソフトですから欠陥なども結構あり、未完成なソフトだったのかも知れません。 でも今思えば書き手の意志を最大限尊重したソフトだったなと思います。




どこか引き継ぐ会社がないかな

 コンピューター・ソフトと言っても、結局は人が作るものなので、最後の最後は作った人と、それを使いう人の感性が合うか。会わないかなのでしょうね。 Music Time は素性のよいソフトなのでどこかの会社でこれを引き継でくれないかなと思います。




しばらくは使い続けないといけない

 今回、あらたにソフトを買い替えたとしても、それを使いうのはこれから各譜面についてで、仕事上、これまで書いた膨大な量の譜面を使わないといけません。 これがなくなったり、使えなくなったりすると、本当に仕事が出来なくなってしまいます。 従って、Music Time はこれからも使い続けなければなりません。

 今のところテキストが書けなくなってしまっただけで、これまでの譜面の印刷や修正は出来るので、しばらくは使い続けますが、今使っているWindows XP が入っているパソコンが壊れたりすとちょっと大変ですね。 何とか修理してもらうか、XPの入っているパソコンを買うかしかないでしょうね。

 
 
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楽譜制作ソフト 2




スコアメーカー(河合楽器)


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これも高評価のソフトだが

 楽譜制作ソフトとして、Muse Score と Finale、 そして河合楽器のスコアメーカーも体験版をダウンロードしてみました。 このソフトも使いやすいと言われています。

 この体験版は15日間は普通に使えるが、15~30日間は印刷や音をだすことが出来ないなどの限定的使用となります。 今現在は15日経ってしまったので、その限定的使用となっています。



スラーやグリサンド記号が自由に入らない

 運指などはFinaleより良いかなと思いますが、グリサンド記号などは、一応あることはあるのですが、かなり不自由なものです。 つまり付く場所などが限定されてしまって、なかなか都合のよいところにグリサンド記号が入りません。 スラー記号も同様で、その付ける位置や、上下の向きがなかなか自由になりません。 もっとも、これについては今回試している他のソフトもほぼ同じです。



音符が横方向には動かない(他のソフトも同じ)

 音符の移動も上下方向、つまり音程を変える方向には動くのですが、横方向には動きません。 自分の好きなレイアウトの楽譜を書きたい場合は、たいへん困りますが、これも他のソフトも同様です。

 声部分については、このソフトは独特で、符尾、つまり音符の”棒”の向きで自動的に決まる形になっています。 使い慣れれば特に問題はないようで、いはいちいち声部を変えながら打ち込むよりかえって速いかも知れません。




符頭の形が選べない(ハーモニックスなどの場合困る)


 符頭、つまり音符の形を変えるのがなかなか出来ません。 ギターではハーモニックスの場合に菱形の音符を用いますが、これがありません。 チュートリアルを読んでもその説明は一切ないので、このソフトでは音符の形を変えることが出来ないようです。

 符頭の形を変えられないとパーカッションやコード・ストロークの場合、困ってしまいます。 何か代替えの方法があるのかも知れませんが、今のところわかりません。



体験期間短すぎ

 もう少しいろいろな面も試してみたいところなのですが、保存が利かないとか、前述のとおり、今現在はその機能がかなり制限されているので試せません。 そう言った点でもこのソフトは選択肢から外れそうです。







Sibelius first
 

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手書き感覚で素早く楽譜が作れるということが謳い文句だが

 このソフトは 「手書きの感覚で楽譜が書け、作曲に最適」 とされています。 「今度こそ真打かな」 と期待してダウンロードしたのですが、結論からすれば前の二つと似たり寄ったりと言ったところでしょうか。 符頭の形は簡単に変えられるので、まあ、少し良いかなといったところです。



運指は”運指”でないほうがやりやすい

 運指は一応付けられますが、位置が自由にならず、特に和音の場合は、とんでもないところに付いてしまい、移動もしにくいです。 同じ番号でも、運指としてではなく、 自由なテキストとして打ち込むと、比較的位置が変えやすくなるので、こちらでやるほうが実用的かも知れません。



フォントが初期設定に戻ってしまう

  しかし1回ごとにフォントやサイズが初期設定に戻ってしまい、たいへん手間がかかります。 その初期設定を変更することが出来ないかなとあれこれ探してみたのですが、変更は難しいようです。 その代り、コピーは比較的楽なので、一度打ち込んだものをコピーして使えば、なんとか運指は付けられそうです。




スラーやグリサンドの記号が自由に入れられないのは同じ


 しかしこのソフトもグリサンドやスラー記号が自由になりません。 特に装飾音符からグリサンド記号を入れると、とんでもないところに、上下全く反対についてしまい、修正が出来ません。 基本的に小音符(装飾音などの)にはグリサンドがかからないようです。




Music Time は好きなものを、好きな場所に自由に打ち込めた


 こうした記号なども、他のソフト同様、音符と連動する形になっているので、いろいろ不自由なところが出てくるのです。 つまり今まで使っていたMusic Time のみが自由なスペースにそういった記号などを自由に打ち込めるようになっている訳です。




手書き感覚とは程遠い

 また、音符を横方向に移動することが出来ないのも、これまでのソフトと同じです。 このソフトもやはり自由度は低く、私にはあまり 「手書き感覚」 といった感じはしません。 




今のところ第一の選択 ・・・・・かな?

 しかし不満ばかりも言っていられないので、一応これまで試したソフトの中では、かなり消極的なものですが、第一の選択となるでしょうか。 ライト・バージョン(Sibelius First)のほうは価格もやすいので、とりあえずこれを買っておこうかと思っています。

    ・・・・・その前に他にもよいソフトがないかどうか探してみます。
楽譜制作ソフト





絶版のソフト(Music Time)を古いパソコン2台で使っていたのだが

 仕事柄、楽譜制作ソフトにはだいぶお世話になっています。 これまで約20年間にわたって Music Time Deluxe というソフトを使っています。 しかしこのソフトは、現在絶版になっているだけでなく、会社そのものがなくなってしまっているので、アップ・グレードなどが出来なくなっています。

 今現在のWindows10では使えず、ちゃんと使えるのはWindowsMEまでとなっています。 WindowsXPでもなんとか使えますが、テキストは書きこめない、つまり曲名などは書き入れることが出来ません。




テキストが書きこめなくなってしまった

 これまでWindowsXPのデスクトップとMEが入っているノート・パソコンの両方を使って、なんとかこの古いソフトを使ってきたのですが、そのノート・パソコン(かなり古い)が動かなくなってしまい、楽譜自体はまだデスクトップのパソコンで書けるのですが、曲名などが書きこめなくなってしまいました。

 がんばればそのノート・パソコンも修理できるかも知れませんが、これを機に別のソフトを試すしかないかなと思います。 さすがにこれ以上絶版になったソフトとWindowsMEだの、XPだの使っている場合ではないかなと思います。







Muse Score
 
 そこでまずMuse Score という無料のソフトがあったので試してみました。 システムがこれまでのソフトとだいぶ違うので、ある程度慣れるまでに時間がかかりました。




異名同音が自由に書けない

 しかしやはり思ったような譜面を作るのは、このソフトだと難しいようです(無料だから当然かも知れないが)。 特に困ったのは異名同音(同じ音を#で書くか、♭で書くかということ)で、例えばド#にしたいところ、このソフトでは前後関係で強制的にレ♭になってしまたり、また同じ小節内の同じ音に#を付けるか、付けないかなどもなかなか自由には出来ません。








現在最も評価の高いFinale

 次に楽譜制作ソフトとしては最も信頼性が高く、出版の際にも使われていると言われている Finale の体験版をダウン・ロードしてみました。 これはフルバージョンではなく、簡易バージョンだそうです。 このソフトは2,3年ごとにあたらしいバージョンが出ているようで、その2014年のPrint Music版です。



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楽譜制作ソフトとしては、現在最も評価の高いFinale 価格はだいたい15,000円~60,000円くらい。





簡単なことがなかなか出来ない

 もちろんこのソフトは使い慣れていないので、当然かも知れませんが、これまでとても簡単に出来ていたことがなかなか出来ません。 まず、運指などの付け方がよくわからずこまりました。 チュートリアルにも書いてありません。




運指って、アーティキュレーション?

 困った挙句に、ヤフーの検索サイトで 「Finale 運指」 で検索してみたら、なんとアーティキュレーションの項目に入っていると出ていました。 しかし、常識的に考えて、運指とアーティキュレーションは全くの別物だと思います。他に区分の仕方がなかったのでしょうか? 因みにアーティキュレーションとは音を切ったり、伸ばしたりすることを言います。




0がない?

 それに運指は1~5までで、0がありません。 Finaleでギターの譜面を書く人はいないのでしょうか? とりあえずは小さな丸印があるので、それを0の代わりに使うしかないようです。




運指の位置取りも不自由で、コピーも出来ない

 その番号も音符と連動する形になっているので、位置などもなかなか自由が利きません。また運指のコピーも出来ないようですし、5線の位置などのページ・レイアウトもミュジック・タイムに比べると自由度が低いようです。 因みに、運指をコピーする場合は音符の方も付いてきてしまうようです。

 確かにこのソフトが使い慣れていないと言うことが最も大きく、何年か使っているうちに、使いやすいソフトになるのかも知れません。




いろいろな機能は付いているようだが

 最近の電気製品と同じく、かなりいろいろな機能を持っているのは確かなようなのですが、そのほとんどは私にしてみれば不要なもので、実際に必要とするのは、備わっている機能のうち、せいぜい1割くらいかも知れません。 そんなにいろいろな機能はいらないから、その代わりに使い手の自由度を増やしてほしい、つまりソフトに管理されてしまう感じでは困ります。




ピアノの音の方がギターに近い

 ・・・・・他に<ナイロン弦のギター>として楽譜を書くと、これがどう聴いてもクラシック・ギターの音ではなく、スチール弦のアコースティック・ギターの音。 グランド・ピアノとして音を出した方がずっとギターの近いです。




スキャンでは不完全

 さらに楽譜をスキャンしてデータを取ることも出来るとなっているのですが、これが極めて不完全なもので、なお且つ修正が利きません。 おそらくよほど簡単な譜面でない限り、実際には使えそうもありません




10年も使っていれば

 ・・・・・ グチ多すぎ?  でも使う人によっては、このソフトはとても優れたものなのでしょうね、おそらく。 私もこのソフトを購入して10年くらい使っていると 「Finale は楽譜制作ソフトの王道!」 なんて言うようになるかもしれませんね。   ・・・・・10年はちょっと長いなあ。

   ・・・・・次回に続く
明けましておめでとうございます。



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 いつもながらのお正月を迎えています。 



 では、当ブログ年頭の恒例記事となっていますが、今年の行事予定などを書きます。




 1月29日(日)

 アコラ新年会    スウィング(ひたちなか市文化会館内)


 当教室の行事ではありませんが、私の他、当教室の何人かの生徒さんも出席します。 私は「悲しみのショーロ第1番 (ガロート)」、「クエカ (バリオス)」 などを演奏します。 まだ参加者募集中だと思いますので、都合の良い方はぜひご参加ください。 詳しくはアコラ・ホーム・ページで。






2月26日(日)

 フリー・コンサート    ギター文化館


 ギター文化館では年に数回ほどこのフリー・コンサートを行っていると思いますが、この日のフリー・コンサートのゲストとして私が30分ほど演奏します。 もちろん演奏も出来ますので、よければこちらもどうぞ。 私の演奏曲目は上記の曲の他、アルベニスや自作などを考えています。






4月

 水戸ギター・アンサンブル練習開始

 4月より水戸ギター・アンサンブルの練習が始まります。 






5月3、4日(祝日)

 シニア・ギター・コンクール    ギター文化館

 前にも紹介しましたとおり、12回目となる今年よりシニア・ギター・コンクールは4部門となり、すべての年齢の人が出場できるようになりました。 これを機会に皆さんの積極的な参加を期待したと思います。  こちらも詳細はギター文化館ホーム・ページで。







6月4日(日)

中村ギター教室発表会    ひたちなか市文化会館小ホール

 教室発表会は、久々にひたちなか市文化会館で行います。 ギター文化館で行う場合は独奏のみでしたが、今年の発表会は合奏も行います。 






7月

水戸市民音楽会    水戸芸術館

今年も水戸市民音楽会に水戸ギター・アンサンブルが出演予定ですが、日にちなどはまだ決まっていません。





10月28日(土)

第2回ひたちなかギター合奏フェスティヴァル    ひたちなか市文化会館

 一昨年に引き続き。第2回目のひたちなかギタ―合奏フェスティヴァルを行います。 出場申し込みは3月末日までで、前回参加くださった団体はもとより、茨城県内でギター合奏、あるいはギターを含むマンドリン合奏を行っている他の団体の方々も、ぜひ参加をご検討下さい。 詳細につきましては、当教室にお問い合わせ下さい。




リサイタルなどの予定はないが

  以上が当教室、あるいは当教室に関係のある行事予定です。 昨年は2度ほど私の独奏のコンサートがありましたが、今年は今のところ予定はありません。 コンサートの方は一休みしてCDでも作ろうかと思っています。 また昨年同様、曲などもいくつか書いてみたいと思います。



ギター教室的には

 当ブログのほうでは、昨年はかなり長期にまたがって 「シャコンヌ再考 」の記事を書きました。 今年はどんな記事を書こうか、まだはっきり決まっていませんが、ギタ―教室的には、以前にも書きましたが、生徒さんにはぜひとも読んでほしいものとして、ミスの対処法。 同様に読譜に関しての記事も再度書いておきたいと思います。

 また、私自身がこだわりのあるクラシック名曲や、名演奏についても、”狭く” ”深く” ”くどく” 語ってみたいと思います。



今年はどこに行こうかな

 昨年は奈良の古代王朝発祥の地めぐりと言った旅行をしましたが、今年はどこに行こうかまだ決まっていません。西の方に3度行ったので、次は北の方かな?





 それでは、今年もよろしくお願いいたします。