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中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

MYギターアンサンブル春日井グループ第8回定期演奏会

5月27日(日)13:00~    

愛知県春日井市 東部市民センターホール



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大学時代の友人も出演している

愛知県春日井市で行われたMYギターアンサンブル春日井グループ第8回定期演奏会を聴きに行きました。

春日井市東部市民センターホールは、JR名古屋駅から電車で30分くらいのところにあり、

MYギターアンサンブル春日井グループには、私の大学時代の友人も出演しています。
  



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総勢50人超

MYギターアンサンブル春日井グループは、プログラムの写真の通り、

《MYギターアンサンブル春日井》、 《MYAギターサークル》、

《ハーモニーM2ギターサークル春日井》、 《ハーモニーMギターサークル》 

の4つのアンサンブルからなり、総数は50人以上となるようです。 

フルートやマンドリンなども加わっています。




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ほぼ満席

この会場(春日井市東部市民センターホール) は約500人くらいのキャパシティだそうですが、

ほぼ満席状態で、この地域ギター愛好熱の高さが感じられます。





丁寧に時間をかけて準備してきた

このグループの皆さんは、特にプロのギタリストなどから指導を受けている訳ではないようですが、

それぞれの曲ともよくまとまっていて、

これまで時間をかけて丁寧に演奏会の準備をしてきたことが窺える演奏内容でした。





長くなり過ぎず

出演者や、出演団体の多さから、曲数などは上記のとおり、

かなり多いのですが、特に時間が長くなると言う訳でもなく、

むしろコンパクトによくまとまっていて、聴きやすいコンサートでした。





私が編曲した曲も

この演奏会には私が編曲した曲を4曲演奏していただきましたが、

4曲ともたいへん丁寧に演奏していただき、

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バッハ:平均律クラヴィア曲集 47



ダニエル・ボッカチオ(1967~イタリア)  オルガン  2015年録音



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オルガンによる平均律曲集

バッハの平均律クラヴィア曲集のCDの紹介、最後はオルガン演奏です。

バロック時代ではオルガンもチェンバロも同じ楽器のように扱われていて、

そのレパトリーなどは相互に融通しあっていたものと思われます。

オルガンにはポッジティブ・オルガンと言って、持ち運びできる小型のオルガンもありましたが、

基本的に教会にしかなく、音楽家といえど、自分の家にある訳ではありません。



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オルガンとチェンバロは同じ扱い

また、教会にあると言っても1台しかないことが普通ですから、

誰でも演奏出来る訳ではなく、練習に使える人は自然と限られる訳です。

従って、オルガニストであっても、家で練習したりするときには、

基本的にチェンバロで行う訳です。

といったように、オルガン曲でも普段はチェンバロで演奏することは、ごく当たり前でしたから、

逆にチェンバロ曲をオルガンで演奏することも普通に行われていたと思われます。、






バッハはオルガンでも弾いていたと思われる

バッハは何回か職場を変えていますが、常に楽長的な地位にあったので、

どこでもオルガンは比較的自由に弾ける立場にあったと思われます。

とすれば、この平均律クラヴィア曲集を、バッハ自身ではオルガンで演奏することは、

当然行っていたと考えられます。




オルガンには足鍵盤がある

ただ、オルガンとチェンバロの違いは足鍵盤があるかどうかということで、

この平均律曲集は基本的にチェンバロ曲ですから、足鍵盤のパートはありません。 

そこで、実際にオルガンで平均律を演奏すると、

オルガンにしてはちょっと低音不足ということにはなるでしょう。

恐らくバッハ自身でこの曲集をオルガンで演奏する際は、

適宜に足鍵盤のパートを付け加えて演奏していた可能性もあります。

もちろんこのCDで演奏しているボッカチオは譜面通りに演奏しているので、

足鍵盤の低音は入っていません。

確かに通常のバッハのオルガン曲に比べると、ちょっと低音が寂しい感じはありますが、

まあ、”言われてみないと” というところでしょうか。




フーガはやはりオルガンのほうが

ボッカチオの演奏は全体に速めのテンポを取っていて、積極的な演奏と言えます。

プレリュードの中には、確かにチェンバロのほうがすっきりしていると思えるものもありますが、 

フーガに関してはどの曲も、曲の性質からして、

チェンバロで弾くよりもオルガンで演奏した方がずっとフーガらしく聴こえます。

特に「第1巻、第4番嬰ハ短調」 の3重フーガ とか、「第8番変ホ短調」 の重厚なフーガなどは、

オルガンの方がずっと迫ってくるものが感じられます。




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第4番嬰ハ短調の3重フーガ。 こうした曲はオルガンの独壇場か。




ピアソラのリベルタンゴ?

また、第1巻第10番ホ短調のプレリュードは、このオルガンで聴くと、

何となくピアソラのリベルタンゴのように聴こえてきます。

特に右手のパートはまるでバンドネオンのように聴こえ、

これにピアソラのタンゴ独特のリズムパートを加えたら、

本当にピアソラのタンゴになってしまうのではと思います。



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第10番ホ短調のプレリュードをオルガンで聴くと、まるでリベルタンゴのように聴こえてくる。




また違った楽しみ方

オルガンでの演奏は、他にも何種類かCDが発売されていると思いますが、やはりオススメといえます。 

バッハの平均律曲集の、また違った味わいが楽しめます。


バッハ:平均律クラヴィア曲集 46


ジョン・ポール   ラウテンベルク(リュート・チェンバロ)  2012~1014年録音



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ラウテンベルク(リュート・チェンバロ)による演奏

バッハの遺品の中に2台のラウテンベルクと呼ばれる楽器がありました。

これはリュート・チェンバロといったようなもので、

チェンバロにリュート用のガット弦を張ったものです。

バッハはリュートを好み、リュートもまた遺品に含まれますが、

実際にはチェンバロなどのようには演奏出来なかったようです。




バッハが特注で作らせた

そこで、チェンバロで弾いてもリュートのような音の出る楽器を特注して作らせたようです。

このラウテンベルクと言う楽器がどれくらい当時普及していたのか、

バッハ以外にもこの楽器を演奏した人がいたのかどうかなどもよくわかってないようです。




現物は残されていない


今現在ではその楽器自体は失われてしまい、文献等によるものしか残されていません。 

したがって、このジョン・ポールの演奏している楽器も、

当時の文献などを基に現代の製作者が作ったものと言えます。 

文献が残されていると言っても、それほど詳しいものではなく、

かなりの部分は製作者の想像力によるものと思われます。




低音はリュートぽいが

さて、ここで聴くラウテンベルク(1998年 Anden Houben 製作)の音は、

低音は重厚でリュートぽい感じもありますが、高音域はリュートというより、

ハープに近い感じがします。 クラビコードに近い音と言ってもいいのかも知れません。




リュートでは出せない音もあるし

また高音はガット弦のせいか、音の伸びはあまりなく、

ポツンと音が切れてしまうような感じもします。 

また基本的にチェンバロ曲ですから、リュートにでは出せない高音域の音もあり、

そう言った点で、高音に関してはあまりリュートぽくは聴こえません。




エリザベス・ファーのものはオリジナル曲の録音なので

同じラウテンベルクのCDでも、ナクソス盤のエリザベス・ファーのものは、

基本的にいわゆる”リュート組曲”、バッハが残したラウテンベルク用の曲を演奏しているせいか、

かなりリュートに近い感じがあり、何となく聴くとリュートで弾いているものと勘違いするくらいです。




バッハに時代にはあまり作られなかったが

こうした楽器は、はっきりした作り方がある訳ではないので、

製作者によってかなり差が出るのでしょうね。

またそうしたところがいっそう興味をそそるところかも知れません。 

バッハの時代には、それほど製作されなかったラウテンベルクですが、

これからはいろいろな人が作りようになるのかも知れません。




ついつい楽器の話になってしまうが

こうしたCDでは演奏よりもついつい楽器の話になってしまいますが、

演奏はイギリスのチェンバロ奏者ジョン・ポールと言う人です。

ポールの演奏は、テンポは全体にやや遅め。

フレーズのおわりでは若干リタルダンドをかけていますが、基本はイン・テンポのようです。

また曲ごとのテンポの違いもあまり極端ではありません。

おそらく楽器の関係上、速いテンポで弾くのは難しいものと思われます。 




バッハもこのラウテンベルクで、自らの平均律曲集を弾いた・・・・かも知れない

また通常のチェンバロに比べ、このラウテンベルクは音域による音質の違いが大きく、

通常のチェンバロで聴いた方が、曲の内容はよくわかるのではと思います。

バッハ自身で自らの平均律曲集を、このラウテンベルクで弾いたかどうかはわかりませんが、

もしかしたら、そんなこともあったかもしれない・・・・

なんて思って聴くのがよいでしょう。




バッハ:平均律クラヴィア曲集 45


クリスティーヌ・ショルンスハイム(1959~ ドイツ)  2011年録音




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ドイツ生まれのチェンバリスト

ショルンスハイムはベルリン生まれのチェンバリストで、

やはりレオンハルト、コープマンなどに師事しています。 

1959年生まれということで、前回のベルダーよりも少し年上ということになります。




テンポなどは自由に

ショルンスハイムの演奏は、ベルダーなどよりもさらに自由に演奏しているように感じます。

自由にといってもチェンバロの場合、音量、音質は変えられませんから、

主にテンポを自由に取っていると言うことです。

ショルンスハイムのテンポの変え方は、

ベルダーなどのようにアクセントや強弱感などを出すためというより、

さらに積極的に表情付けのためと言った感じがします。

リュート奏者の場合は、楽器の関係でほぼ必然的にテンポを自由に揺らしながら演奏しますが、

そう言ったものに近い感じもあります。




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ショルンス・ハイムは音楽学者でもあるようだが、演奏はむしろ主観的な感じもする




重厚で強い表現

使用しているチェンバロは1624年制作のものだそうで、深い響きがします。

テンポは全体に速めですが、軽快な感じではなく、重厚で、強い表現の演奏と言えます。

アリアのような美しさを持つ「第2巻第14番嬰へ短調のプレリュード」など良い例でしょう。

気軽に楽しむというよりは、聴きごたえのあるアルバムと言え、やはりオススメでしょう。
バッハ:平均律クラヴィア曲集 44


ペーター・ヤン・ベルダー(1966~)  2008年録音(チェンバロ)




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レオンハル門下の第2世代

ベルダーも前に紹介したレオンハルトと同じく、古楽器演奏の聖地オランダ生まれです。

ベルダーは1966年生まれで、レオンハルト門下のアスぺレン、

同じくレオンハルト門下で、オルガン、チェンバロ奏者、

また指揮者としても知られているトン・コープマンにも師事しています。

レオンハルト門下の第2世代と言えるでしょう。



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バッハやモーツァルトの指揮でも知られてるトン・コープマン。 コープマンもやはりオランダ生まれで、レオンハルトの門下。





アスぺレンに比べて、より自由


ベルダーの演奏はレオンハルト門下の第1世代と言える、アスぺレンなどと比べると、

テンポなどは比較的自由にとり、楽譜に書かれていない装飾音なども比較的多く入れています。

また低音など、本来他の音よりも強く弾かなければならない音は、

少し長めに音をのばし、強弱感を出しています。

また、曲によってはかなり速めに演奏しているものもあり、

特に中庸なテンポにはこだわらないようです。




音もやわらく、親しみやすい

チェンバロの音も比較的柔らかで、たいへん心地よいものです。

チェンバロの演奏というと、ピアノに比べて、何となく堅苦しそうに感じますが、

このベルダーの演奏は親しみやすいものではないかと思います。




手頃な価格でオススメ

CDはブリラント社から出されていて、価格も手ごろで、オススメのアルバムと言えます。

以前はブリラント社からバッハ大全集が出されていて、

その大全集にも収められていましたが、

今はブリラント社のバッハ大全集は入手出来ないようです。

これは価格も安く、楽譜のDVDも付いていたので (ただし旧バッハ全集)、

かなりお買い得でした。




今や標準形

おそらくこのベルダーのような演奏が、今現在のバッハの演奏の標準形なのではと思いますが、

最初の頃に紹介したヘルムート・ヴァルヒャの演奏とはかなり違っています。

ヴァルヒャの演奏はテンポもかなり厳密にとり、

また楽譜にない装飾音などは一切付けないなど、禁欲的とも言える演奏でしたが、

ベルダーの演奏では、バッハの時代の演奏様式を考慮しながらも、

かなり自由な感性で演奏しているようにも思えます。 




21世紀型バッハ演奏

こうしたことはヒューイットなど、ピアノの演奏でも見られます。

21世紀型のバッハの演奏スタイルともいえるかも知れません。
バッハ:平均律クラヴィア曲集 43 




ウラジミール・アシュケナージ(1937~ ) 2004~2005年録音 





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バレンボイムとほぼ同世代

アシュケナージは前回のバレンボイムとほぼ同世代のピアニストで、

最近では指揮活動も行っており、そうした点でもバレンボイムと共通点があります。 

ただし、バレンボイムに比べれば、指揮者としての活動の割合はやや低く、

一般には、やはりピアニストとして知られています。




晩年になってから平均律を録音した

ピアニストとしてのレパートリーは非常に広く、

ショパンの全作品の他、特にドイツ系、ロシア系の作曲家の作品はほぼすべて録音しています。

しかしバッハについては、これまであまり積極的に演奏、録音はしておらず、

晩年になってからこの平均律曲集を録音したことは、バレンボイムと共通します。




自然な音質

このアシュケナージの平均律はピアノらしい自然な音で録音されています。 

グールドやグルダのようにピアノの響きを押さえたものでもなく、

またバレンボイムのようにたっぷりと残響を付けたものでもありません。

さっぱりとしたクセのない音質で、

バッハの作品だからといって、特に録音の仕方や、音質を変えている訳ではないようです。





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濃厚な味付けではない


アシュケナージ自身はロマン派の作品を数多く演奏しているのですが、

バレンボイムのように、ロマン派的な演奏を全面に出したものではありません。 

もっともアシュケナージの演奏は19世紀の作品でも、あまり濃厚な味付けではありません。




レガートに限りなく近いノン・レガート奏法


アシュケナージの演奏は、古楽器研究など、

現在行われているさまざまなバッハの演奏法を取り入れたものといえるかも知れません。

また、グルードの影響かどうかはわかりませんが、

グールド同様、基本的にノン・レガート奏法で弾いています

しかしグールドのように鋭く音を切る訳ではなく、”よく聴けばスタッカート” と言う感じで、

ゴツゴツした感じはなく、ほとんど ”レガートに近い” 滑らかなノン・レガートです。




チェンバロのために書かれたことを意識して

バレンボイムでは多用していたクレシェンド、デクレシェンドは一切用いず、

曲の出だしから最後までほぼ同じ音量で弾いています。

この曲がもともとチェンバロのために書かれた曲だと言うことを考慮してのことと思います。

音型によって音をのばしたり、切ったりするアーティキュレーションも行っていますが、

控えめで自然なので、ヒューイットのように、あえて行っているようには感じません。



特に第2巻は速いテンポで弾かれている

バレンボイムの平均律曲集は5枚のCDに収録しているのですが、

アシュケナージは3枚のCDに収めています。 

それだけアシュケナージの演奏は速いわけですが、

聴いていると全く速さは感じられません。 




フィッシャー盤も3CDだが

一番最初に紹介したエドウィン・フィッシャーも3枚のCDとなっていますが(もとはSP盤)、

フィッシャーの演奏は勢いがあるので、かなり速く演奏しているように聴こえます。

ちょっと言葉がよくないですが、”弾きとばしている” 感じさえします。 

もっとも、収録時間の限られているSP録音なので、本当に弾きとばしているかも知れません。

さらに、いわゆる ”一発録り” なので、細かいミスなど構っていられないということもあるでしょう。




ブトーザーとEVカー?

それに対し、アシュケナージの演奏は大変滑らかなので、

速いテンポで弾いていても、あまり速さは感じられないのかも知れません。 

フィッシャーの演奏が騒音けたたましいブルトーザーの全力走行だとすれば、

アシュケナージの演奏は滑るように走る最新のEVカーといったところでしょうか。

音もなく静かにに走るので、乗っている人にはほとんど速さは感じられないのでしょう。




第2巻のほうが個性を出しやすい

また、第1巻の最初のプレリュードなどは、むしろやや遅めに弾くなど、

第1巻のほうはそれほど速くなく、特に第2巻の方が速いようです。 

バレンボイムは逆に第2巻の方をゆっくり弾いています。

どちらかと言えば、第2巻のほうが、自分の個性を出しやすいのかも知れません。

重厚でしみじみとした印象のバレンボイムの第2巻に対して、

アシュケナージの第2巻はたいへん軽快なものとなっています。




たいへん心地よい演奏

このアシュケナージ盤は、あまり話題とはなっていないようですが、

聴きやすさという点では、たいへんヴェルの高いもので、

比較的気軽にバッハの音楽を楽しめるものといえます。

聴いていて、たいへん心地よいものでもあります。




ただし、いろいろなピアニストなどの ”いいとこどり” をしている感じがちょっとあるかな?

後だしジャンケンというか。

シニア・ギターコンクール  5月4日  ギター文化館

 シニア、ミドル・エイジ部門




昨日に引き続き、シニア・ギター・コンクールのシニア、ミドル・エイジ部門が行われました。 結果は次の通りです。



シニア・エイジ部門(60~69歳)
 

第1位  鈴木幸男  アラビア風綺想曲 (タレガ)、 
             サラバンド (ヘンデル)


第2位  川田隆夫  メヌエット、ロンド
              (ソル ~グランド・ソナタより )


第3位  上原和男  ヴァルサ・ショーロ (ヴィラ・ロボス)、 
              カタルーニャ綺想曲 (アルベニス)


第4位  長塚 彰  3つの舞曲 (プレトリウス)


第5位  黒江春海  ラヴ・ワルツ (ノイマン)、 
             マルビーナへ (メルツ)


第6位  杉澤百樹  魔笛の主題による変奏曲 (ソル)





ミドル・エイジ部門(25~60歳)
 

第1位  箭田昌美  プレリュード、バルカローレ、ダンサ・ポンポーザ 
              (タンスマン ~カヴァティナ組曲より)


第2位  佐々木みこと 練習曲ホ短調Op.6-11 (ソル)、 
               セビリア (アルベニス)


第3位  浮海祥治  前奏曲ホ長調、ジーグ (ポンセ)


第4位  増田泰隆  プレリュード (ダウランド)、 
              ソナタ第3番 第3楽章 (ポンセ)


第5位  寺島光洋  椿姫幻想曲 (タレガ)


第6位  桧山政広  プレリュード (バッハ ~チェロ組曲第1番より)
              マジョルカ (アルベニス)





 シニア・エイジ部門では、これまでの優勝者多くエントリーしていて、予選も激戦でした。 31名の中から上記の6名の方が本選に残りました。


1位の鈴木さんは同コンクールでこれまで2度優勝しています。 今回もその積極的な表現が評価されました。  


2位の川田さんは、たいへん堅実な演奏で、ミスなどもほとんどありませんでしたが、もう少し ”ほりの深い” 表現が欲しいとの声がありました。。 


3位の上原さんはやや渋めな選曲でしたが、もう少し軽快さもあればよかったかなと思います。 


4位の長塚さんはプレトリウスの3つの舞曲を音色や強弱の変化を付けながら演奏していました。サルタレッロで若干のミスが出てしまいましたが、なかなか好印象でした。


5位の黒江さんは、豊かな音もを持っていますが、こうした曲では、さらに歌わせて行ければと思います。


6位の杉澤さんは決して悪くない演奏なのですが、リズムのキープとか、和声の変化とか、そういったものに意識がゆければと思います。




ミドル・エイジ部門、第1位の箭田(やだ)さんは、タンスマンのカヴァティナ組曲からの3曲を弾きましたが、力演でした。 メロディも歌わせていました。 


2位の佐々木さんは、ソルのエチュードでは本調子ではなかったようですが、セビリヤは気持ちよく弾いていました。 


3位の浮海さんはポンセの2曲を軽快なテンポで弾いていました。 ジーグで、不用意なテンポの変化などがちょっと気になりました。 


4位の増田さんはダウランドの曲を美しく演奏しましたが、ポンセの曲では若干不鮮明な部分も出てしまったようです。


5位の寺島さんはたいへん気持ちのこもった演奏でしたが、やはり不鮮明な部分も多くなってしまいました。


6位の桧山さんはプレリュードのアレンジと運指が独特でした。マジュルカでは本来の演奏が出来なかったようです。



なお、当コンクールは来年からは時期が秋頃となり、リニューアルとなるとのことです。

第13回シニア・ギター・コンクール

 5月3日 石岡市ギター文化館




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 今日ギター文化館で第13回シニア・ギター・コンクールが行われ、リスペクト部門(70歳以上)とフーチャー部門が行われました。 

 出場者はリスペクト部門8名、フィーチャー部門1名で、審査の結果は次のとおりです。




リスペクト部門   課題曲  禁じられた遊び(ルビラ)

<最優秀賞> 清水和夫   自由曲  練習曲作品38-8(コスト)

<優秀賞>   関 明矩   魔笛の主題による変奏曲(ソル)

<敢闘賞>  古賀智徳   アラビア風綺想曲(タレガ)
         久留井和男  シンプリシタス(ジルマル)




フーチャー部門

<第1位>  森田 晴  椿姫幻想曲(タレガ)





 最優秀賞となった清水さんは、課題曲の禁じられた遊びでは、ちょっとテンポが遅く、音色ももやや硬質かな、と感じましたが、コストの練習曲では強弱感などもよく出ていて、ミスの少ない演奏でした。



 優秀賞の関さんは、課題曲をなめらに演奏していましたが、音が小さいため、抑揚がなく聴こえました。 魔笛の方も同様で、明るい曲のはずが、ちょっと暗くなってしました。 リズムにも配慮出来れば、さらに良かったでしょう。



 敢闘賞の古賀さんはしっかりと音出していて、好感は持てました。 禁じられ遊びでは、和音が変わるところで、やや止まるところがありましたが、アラビア風綺想曲では強弱や音色の変化がよく出ていました。



 同じく久留井さんの演奏は、課題曲、自由曲共に、たいへんよく歌わせていました。 その一方で、どちらの曲も低音部については、若干配慮が不足していたかなとも感じられました。 ボサノバのリズムなどは良かったのですが、音がやや不鮮明になってしまいました。



 フーチャー部門は、昨年に引き続き、高校生の森田晴さんのみの出場となりましたが、透明感のある音で、たいへんすばらしい演奏でした。 ミスなども極めて少ないもので、出場者1名のみのコンクールですが、1位として全く遜色ない演奏です。

 今後はさらに大きなコンクールなどに出場するのではと思いますが、将来を考えれば、もっと豊かな音や、作品全体の構成観などを身に付けていっていただければと思います。



 明日(4日)はシニア部門(60~69歳)、ミドル・エイジ部門(26~59歳)の審査で、出場者は合計50名となる予定です。