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中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

令和時代のギター上達法 2  



左利きの場合は?



左利きの人はギターを逆に持ったほうがよい?

 前回の話で、ギターは利き手の方で弾いたほうがよいとことを書きましたが、そのことからすれば左利きの人は左手で弦を弾いて、右手で押さえるようにギターを持つほうがよいということになります。

 左利きの人はだいたい10パーセントくらいなんだそうですが、そうすると10人のうち一人は反対にギターを持つことになります。 しかしどうでしょうか、実際にはそんなに逆持ちの人見かけませんね。

 私の教室でもこれまで少なくとも数百人から千人弱くらいの人を教えていますが、これまで逆持ちの方は3人だけでした。 その他、大学時代のギター部の仲間でも、あるいは他の愛好団体の方、聴きに行ったコンサートやコンクールなどでも逆持ちの人は大変少ないです。

 つまり左利きの人のほとんどは利き手でない方の右手で弦を弾いているということになります。 理屈からすれば左利きの人は左手で弦を弾くべきなのですが、なかなかそう出来ない事情もあります。




左利きの人手でも最初に出会うのが右利き用

 その理由はいろいろありますが、まず私たちが目にするほとんどのギターは右利き用だということです。 

 左利きの人でも、最初に出会うギター、例えば家族の誰かが弾いていて家にあるギター、あるいは知人、友人がギターを持っているギター、楽器店などで見たり試奏したりするギター、これらはほぼすべて右利き用でしょう。

 左利き用のギターはあることあるのですが、たいへん数は少なく、私自身でも目にする機会は非常にすくないです。




体験レッスンの時に右利きか、左利きか確認することはない

 私の教室でも、体験レッスンに来た方で全くギターを弾いたことがなく、楽器も持っていない場合、当然のごとく右利き用のギターで弾いてもらっています。

 「あなたは右利きですか、左利きですか?」 なんて確認してからギターを持ってもらうことはありません。 仮に左利きだとわかった場合でも、やはり右利き用のギター手渡すでしょう、左利き用のギターなどありませんから。

 おそらくどのギター教室も同じかなと思いますが、少なくとも今現在では、左利きだから左利き用のギターを使用するというような考えはあまり一般的ではありません。




全くギターを弾いたことがなければあまり変わりがない

 左利きの人でもあまり左用のギターを使わない理由に、今お話しした通り、左利き用のギターは非常に少ないということが挙げられますが、 ギターを初めて弾く場合、結局のところ押さえるほうも弾くほうもそれなりに難しいので、全くギターに触れたのない人であればどっちでもあまり変わらないと言うこともあります。

 しかし逆に何年間か左、あるいは右持ちでギターを弾いていた場合、左右を持ち替えるのはかなり難しくなります。 私など子供のころからギターを弾いているので、左右で指先の形が違ってしまい、今から逆に持ってギターを弾くことは絶対にできません。



左利きの人は右手もある程度使える人が多い

 前回の話と矛盾しますが、特に最初の段階であれば左右で、それほど難しさに差はなく、また左利きの人はたいていの場合、子供のころからある程度右手も使うようにしていることが多く、左右どちらでも字が書けたり、箸を持つことができたりする人も多いようです。

 左利きといってもかなり個人差があり、どちらも使えるが、どちらかと言えば左のほうが使いやすいといった人から、絶対に左手でなければいろいろなことができない”コア” な左利きの人までいるようですが、 私の知る限りでは前者のほうが多いようです。




ハウザー、フレタなど世界の銘器は弾けない

 次に左利き用のギターを使用した場合、やはりいろいろ不便なことが起きてしまいます。 まずは人からギターを借りることができないのでどんな場合でも自分の楽器を持って歩かなければならない。 また店でよさそうな楽器を見かけても、見るだけで、試奏することができない。

 またハウザーやフレタ、ブーシェといった現代の銘器、さらにはトーレス、ラコートといった19世紀楽器などもすべて右利き用ですから、弾くことができず、例え高額をはたいてそうした銘器を買ったとしても、家に飾っておいて、ギターをやっている友人などが来た時に弾いてもらうしかありません。

 もちろんギター文化館の所蔵楽器なども試奏できませんし、所蔵楽器によるコンサートも依頼されることはないでしょうね。




特にクラシック・ギターは左用が少ない

 また左用の楽器がお店の店頭にあることはほとんどありません。 それでもエレキやアコースティック・ギターはそれなりにあり、ネットなどでも購入できるようですが、クラシック・ギターとなると非常に少なく、基本的に特注するしかないでしょう。




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ポール・マッカートニーやジミ・ヘンドリックスが逆持ちなのは有名 (写真はギターでなくベース)。 ポピュラー系の愛好者の中にはマッカートニーの影響か、逆持ちはカッコイイと右利きなのにわざわざ逆持ちにする人がいるとかいないとか。 クラシック・ギターに比べればアコースティック・ギターやエレキ・ギターは左用の楽器もそれなりに販売されているようだ




弦を逆に張る方法もあるが

 もっとも、通常の右利き用のギターの弦を反対に張ることで、即席の左用のギターとなり、 とりあえずはそれで弾ける場合もあります。

 しかし、ギターは左右対称には作られておらず、特にブリッジの高さが1弦側と6弦側で異なり、6弦のほうはフレットにぶつかってノイズ化発生し、1弦側は弦高が高すぎて弾きにくいということも起こります。

 その他の点、例えば指盤やネックも左右で微妙に違うとか、さらに内部構造などもすべて逆になってしまい、いろいろな面で弦を逆に張ると不都合なことが起きてしまいます。




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クラシック・ギターのブリッジ。 6弦側が高くなっている。 弦を逆に張ると低音弦はフレットにぶつかってノイズを発生し、1弦などは弦高が高くなりすぎて押さえにくくなる




エレキやアコースティックの場合は基本的に弦を反対には張れない

 クラシック・ギターはまだ一見左右対称に見えるので若干の不都合があっても弦を逆に張ることができますが、エレキ・ギターやアコースティック・ギターなどでは見るからに左右対称ではないので弦を逆に張ること自体が不可能となります。

 そういった関係で、やはり逆持ちの場合は左用のギターを買わないといけません。




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アコースティック・ギターのブリッジは斜めになっていることが多いので、弦を逆に張るのは不可能。 エレキは楽器の形状自体が非対称。




ネックどうしがぶつかる?

 さらに合奏や二重奏の場合、右隣の人のネックが当たりそうになります。 通常より右側の間隔を少し空ければよいのですが、合奏などの場合、そういったことは通常あまり考慮せずいすを並べますから、自分でいすをちょっとずらさないといけないでしょう。 足台も当然反対側に置かれているでしょうね。



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なんとなくネックがぶつかりそう。 これまでの発表会に出た人の中で逆持ちの人はこの写真の人だけ(1980年代の発表会)。




レッスンもたいへんやりにくい

 もう一つ、これは教室でのレッスンの際なのですが、まず言葉として弦を弾く方を「右手」という習慣がついていますから、弦の弾き方に問題があると、「右手のほうが・・・・・」 なんて言いかけて 「あ、すみません左手です」 なんて言いなおすことが頻繁に起きます。 長い習慣でどうしても弾く方の手を「左手」とは言えないんですね。

 生徒さんのほうでもそれはわかっていて、左右を逆にして話を聞いているかもしれませんね。 当ブログを読んでいる逆もちの方は、今後左右変換して当ブログを読んでください。

 またレッスンでは通常私は生徒さんの左側に座り、ネック側から生徒さんが弾くのを見ているのですが、左利きの人だとこれも逆になってしまいます。

 一般的にギター教師は生徒さんの左側に座りますが(逆に座る人はあまり見かけない)、その方が生徒さんの右手も、左手もよく見えるからです。 反対側からだと、特に右の指先(弾く方の)が見えにくくなります。

 それに、どうも逆だと視覚的にピンと来なくて、そのフォームがいいのか、悪いのかよくわからなくなってしまいます。

 レッスンの時にも、「ちょっと持ち方がおかしいと思うんだけど、どこが悪いのかな」 と生徒さんのネックを持ち上げたり、おろしたり、前に出したりなどしても、なかなか良いフォームにたどり着けません。 どうやっても弾きにくそうに見え、またどちらの指も、なんか変に見えます。




左利きではないが

 さきほどこれまで逆持ちのかたを3人教えたことがあるといいましたが、この3人のうち、左利きは一人だけで、他の二人の方は実は右利きでした。

 その二人とも左指の関節が自由にならず、複数のフレットを押さえることができなかったので、逆に持つようになったのですが、弦を弾くことに関しては、その左手でもなんとか出来るようでした。

 そういった理由からの逆持ちだったのであまり難しい曲は弾けませんでしたが、初級程度、つまり単旋律に若干和音が入ったような曲なら弾くことができました。




結果、多くの場合左利きの人でも右利き用のギターを使っている

 以上のことから、10パーセント存在すると言われる左利きのほとんどの人は右利き用のギターで弾いているわけですが、そうした方々は利き手でない方で、より重要な”弦を弾く”行為をしていることになります。

 そうすると、特に右手(弦を弾く方の)のテクニックや、あるいは音楽的な表現に右利きの人にくらべ不利なことが起こりうるということになります。 その可能性は十分にありと思います。




木村大君も左利きだが

 私が知っているギタリストで通常の持ち方をしながらも左利きだという人に、木村大君がいます。 ご存じのとおり、大君は速弾きで有名ですが、その ”利き手でない” 右手はメチャクチャ動きます。 利き手の左手(フレットを押さえる)も相当速いですが。

 大君に関しては左利きによる不利な面など、音楽性にしろ、技術にせよ全く感じさせないですね。 




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木村大君の左利きだが、”利き手”でない右手はメチャクチャ動く



左用のギターを使うよりも問題は少ない

 今のところ、左利きの人が利き手でない右手でギターを弾くようになったために、なかなかギターが上達しなかったというれいはあまり聞きませんし、また私が教えた生徒さんでもそうした例はあまりありませんでした。

 前に言ったような ”完璧な左利きの” 人だと、そうしたことが起こることがあると思いますが、そうした人にはこれまで出会ったことがありません。

 多くの場合左利きの人が右用のギターで弾いてもそれほど問題がおきにくく、またその方が左用のギターを使用した場合に比べ、不都合な点も起きにくいので、こうした現状になっているのでしょう。



将来は?

 しかし、これは現在までの話で、理屈からすれば左利きの人は左用のギターを弾いた方が良いということになるので、いずれは楽器屋さんでも10本に1本は左用の楽器を置くようになるかもしれません。

 またギター教室で初めてギターを弾く人に右利きか、左利きか確認して、左利きの人は左用の楽器で体験レッスンなどを行うようになるかもしれません。

 今現在の状況はともかく、理念上は利き手で弦を弾く方が合理的なのは間違いないことですから。
 
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令和時代のギター上達法  ~ギター演奏の新常識
 
 



まずは、気になったことから

 さて、今回から本題ということですが、「上達法」などといった場合、通常基本的なことから体系的に書き進めてゆくものですが、なんといってもこれはブログの記事で、必ずしも読者の方々が最初から終わりまで通して読むわけではないと思いますし、あまりメンドクサイ記事になってもいけませんから、あまり体系的なことは考慮せず、気の向くままに書き進めてゆくことにします。

 もちろん読者の方々には通して読んでいただけることに越したことはありませんが、その都度興味あることだけを読んでいただいて結構だと思います。

 それでも面倒と思う方は画像に目をやるだけでもいいかもしれません。 また、前に言いました通り、いずれは動画も添えられればと思っています(いつになるかはわからないが)。 




右手と左手



当たり前と言えば当たり前な話だが

 ギターは左右の手の指を使って演奏する楽器で、左手で指盤上の弦を押さえて音程を決め、右指(またはピック)で弦を弾いて発音します。

  あえて書く必要のない当たり前な話ですが、ギターに限らず、弦楽器というのは右手の方で音を出しますね。 楽器によって指や爪などの ”素手” で弾いたり、弓やピックなど道具使ったりの違いはありますが。

 ハープや鍵盤楽器など、両手で音を出す楽器はあるとしても、左手で音を出す楽器、特に弦楽器というのはないですね。

 


見た目では左手のほうが難しそうだが

 コンサートなどでギターを弾いているところを見ると、左手の4本の指はそれぞれ別々に動いてあちこちのフレットを押さえ、さらに指盤の上を行ったり来たり、特にプロ・ギタリストのリサイタルなどでは左手が目まぐるしく動き、いかにも難しそうです。

 その点、右手のほうは、客席から遠目で見た感じでは、あまり動いているようにも見えず、左手に比べれば比較的簡単に見えるのではないでしょうか。

 もっとも最近のアコースティック・ギタリストと呼ばれる人の中には、右手で普通に弾くだけでなく、弦やボディを叩いたり、時には通常左手で押さえる指盤のほうまで行き、叩いたり、弾いたり、ハーモニックス、ストローク、ミュート、タッピングなど多彩なテクニックを駆使し、見た目にも激しい動きで演奏する人もいます。

 クラシック・ギターの右手はかなりの難しい曲でも普通にアルペジオや音階を弾くことが多く、遠目ではそれほど大きくは動かないので、コンサートを聴きに来た人(見に来た?)にとっては、ギターって左手で押さえるのが難しい楽器だなと思うことが多いようです。

 

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こうして見比べてみると左手のほうが難しそうだが





ギターの習いはじめでは

 ギターを初めて習う方多くの人はギターを弾く場合、まずはやはり左手で弦を押さえるのがたいへん難しいと感じるようです。  何といっても楽譜上の音がどのフレットに当たるかを覚えなけれななりません。 それに押さ方が悪いとちゃんと音が出ません。

 またギターを弾く場合、左指は親指を除いた4本の指を選んで押さえなければならない。 この指を ”使い分ける” ということも最初はなかなか出来ません。 

 日常生活では指を使うといっても、それぞれの指を別個に使うことはあまりなく、こうしたことはほとんど初めての体験という人も少なくありません。

 そんなこんなで、ギターを習い始めた方のほとんどは、弦を弾く右手よりも、押さえるほうの左手に気持ちを集中して練習することになるようです。




左手だけに意識が集中しないようにしているのだが

 もちろん私のレッスンでは左手だけに気持ちが行かないように、まずは開放弦の練習から始め、開放弦による拍の取り方などをやります。

 そうしてから左手で弦を押さえて弾く練習に入ります。 その時も押さえる指だけでなく右手の方にも気を付けるように注意を促します。 また、開放弦の練習は一定期間行います。

 そのようにある程度対策は行っているのですが、でも生徒さんからすると開放弦の練習はただの ”前フリ” で、フレットを押さえるようになってからが ”本当の練習” と思うようです。




どうしても左手の方に注意が傾きがち

 ある程度ギターをやっている人、ある程度ギターが弾ける人だったら、ギターは左手よりも右手のほうが難しいということはよくお分かりと思いますが、多くの初心者、あるいは中級者などは、上記のように左手のほうにより関心が強くなるみたいです。

 レッスンの時、「そこの音、違っていますね、よく音聞いてください」 などというと、生徒さんのほうは押さえている左手と楽譜のほうを見比べて、「あの、楽譜通りのところ押さえています。 押さえる場所まちがっていないと思うんですけど」  「でも音違うでしょう」  「音?」



音は目では見えないが

 何てことよくあります。 「音が違っていますよ」 というと、まず押さえてる左手を見る人は決して少なくありません。 さらに音があっているかどうかを ”耳” 聴いて判断するのではなく、 ”目” で押さえているフレットを確認するようです。

 そんな時 「目では音は見えませんよ」 なんていうのですが、そんなこといっこうにかまわず、さらに楽譜と自分の左手を見比べたりします。

 

右手は音楽表現に直結する

 確かにギターを弾く場合、決して左手が易しいなどということは出来ませんが、ただ左指の間違いは、わりとはっきりして、多くの人は押さえ間違えたと認識できます。

 間違いが認識できるれば練習次第で改善できるということですが、 しかし右手の難しさは比較的認識しにくいもので、さらに若干のコントロール・ミスは、音楽的な表現に影響が出ます。

 右手は、間違った弦を弾かないかどうかだけではなく、音量、音質、音の出のタイミング、あるいはノイズなど余計な響きがないかどうかといったことにも関係してきます。

 別の言い方すれば右手は左手に比べ、耳より強くとつながっているともいえるでしょう。 ということは音に敏感な人、あるいは音楽的な感覚の優れている人であれば、より強く右手のほうに意識が行くことになるでしょう。 




プロはスウィング・スピードが半端ない

 また実際に、右手の指先は繊細な感覚とまた俊敏性。 確かに遠目からではプロのギタリストの右手一はあまり動いていないように見えますが、その指先は大変速いスピードで動いています。

 野球のバッティングに例えれば、一般の人、特に私のようにこの50年以上バットを握ったことがない高齢者が振るバットはかなりゆっくりで、しっかりと目で追えます。

 しかし大リーグやプロ野球の選手が振るバットはほとんど目では捉えられない速さだと思います。 それに 「ブン」 と空気を引き裂く音も聞こえるでしょう。

 ギターの方では、さすがに指先を振る音は聞こえませんが、すぐれた若手のギタリストなどは目では追えないスピード弦を弾きます。 




クラシック・ギターでは ”音の飛距離” が重要

 またプロのギタリストの右手は ”遠目では動いているようには見えない” といいましたが、実ははこれもポイントで、技術の高いギタリストは指先だけが俊敏に動くので、逆に手全体はどんなに速く弾いても動きません。 手全体が動いてしまうと逆に速く弾けなくなったり、音が良く出なくなったりします。

 野球のバッティングでも、スウィング・スピードが速くなければボールは遠くに飛びませんが、同じように指先の動きが速くなければ音は飛ばない、つまり遠くの人には聞こえなくなります。

 なんといってもクラシック・ギターはたとえ大きなコンサート会場でも ”生音” で演奏しなければならないので、クラシック・ギタリストにとって、この”音を遠くまで飛ばす” ということはたいへん重要なことになります。




右手は才能、左手は努力?

 確かに優れたギタリストになるか、ならないかは右手の問題となるのかもしれません。きわめて繊細な感性から会場の隅々まで音を飛ばすパワーまで、いろいろな事柄がギタリストの右手にかかっています。

 左手ももちろん難しいのですが、でもかなりの部分は努力で克服出るようにも思えます。 また左手の場合は俊敏性というより、その動きをコントロールする脳の問題のほうが大きいかもしれません。

 まとめると、ギターにおいては  右手=才能   左手=努力  なんてところでしょうか。




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ギターを右指で弾くのは、感覚的なところが大きいのか
 


感覚的な部分のほうが大きいのかな

 最も難しさだけで言ったら、左右ともどっちみち難しいのですから、もしかしたらそれほどの差はないかもしれません。 おそらくギターを利き手の右で弾く理由は、その方が感覚的にピンとくる、 つまり利き手の方でないと気持ちが入りにくいということが大きいのかも知れません。

 どちらかと言えば右手で弾くというのは、弾きやすいかどうかということよりも、この感覚的な部分のほうが大きいのかなと思います。先ほどの表現を別の言い方にすると、

  右手=感性    左手=知性   と言うことかな?

 


左利き?

 レッスンの時に、押さえるほうの指ばかりに注意がいって、あまり右手に気持ちが行かない生徒さんに、

 「○○さんは左手の方にばかり意識がいっているようですね。 左手のほうに気持ちが行きすぎる人で、ギターが上手になる人はいません。 ギターは音を直接出す右手のほうが大事で、また難しいのです。

 もし押さえるほうが大事だったら、絶対にギターは右手で押さえるようになっていたんじゃないですか。 押さえるよりも弾く方が大事だから、ギターは利き手の右手で弾くようになったのです」  なんて説明していたら、 


 「あのう、 先生、 そう言われても、 私、 左利きなんですけど」   


 「・・・・・・・・」

 


 では次回は左利き、あるいはギターの逆持ちのことについてお話します。

 


令和時代のギター上達法  ~ギター演奏の新常識



プロローグ



かつてはいつも子供たちの声が聞こえていたが

 今さらながらに、最近は若い人がすくなくなりましたね、特に子供たちが少ない。 家の近所でも、かつては私の家も含めて子供がたくさんいて、よく近所の子供たちが遊びに来ていました。

 そして子供の声はいつもどこからとなく聞こえていましたが、最近では家の周囲でも子供を見かけることが少なくなり、ほとんど声も聞こえて来なくなりました。 もっとも、家の防音などがよくなったこともあるでしょうね。  ・・・・・・・・私の耳が遠くなった?

 教室の方でも1980年代では子供たちもそれなりにいて、小中生のみ数十人で合奏をやっていた時もありました。 今では小中生など発表会に一人か二人といった感じです。



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かつては子供たちだけ10数人の合奏があったが、今では考えられない。 1984年頃のアンサンブル演奏会




ギターを弾いている人は私と同世代が多い

  最近ではどこに行っても大体私と同年代くらいの人、つまり60~70代くらいの人が多く、子供たちだけでなく、20~30代、あるいは40~50代の人も少なくなったように感じます。

 私の教室の生徒さんも、やはり私と同年代、つまり60~70代くらいの人が多いです。 これにはいろいろ理由がありますが、まず私たちの世代は何といっても団塊世代といって、絶対数が多い。 

 さらに私たちの世代では若い頃にギターが流行し、何らかの形でギターを弾いたことがある人が多く、またギターが好きな人も多い。 それらに加え、定年退職している人も多く、時間もあるので、結果的にギターを習う人が多い。

 今現在では若い人の絶対数が減少しているだけでなく、ギターを弾く人、興味ある人の割合も少ないようで、さらに仕事や子育てなどあまり時間に余裕がない人が多い。 そういったことなのでしょう。



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最近の発表会は60~70代の人が中心



10年後はみんな80代?

 私20歳頃からギター教室の講師をやっていましたが(大学生の頃からアルバイトでギターを教えていた)、 その当時は私と同じく20代の生徒さんが多く、 当時は漠然とギターを習い始める人って、20代に人が多いのかなと思っていたら、私が30代になると30代の生徒さん、40代になると40代の生徒さんというように、いつも私と同じ世代人が多く習いに来ていました。

 そしてそろそろ私も70歳になる今現在の生徒さんの多くはアラウンド70!    ・・・・・・「アラ・セブ」っていうのかな? 

 ということは10年後はみんな80歳?   80過ぎてギター弾けるの?




ギターのピークは何歳くらい?

 一般の常識やイメージからすれば、スポーツほど年齢にシビアではないとしても、ギターの場合でもピークは40代、高くても50代くらいといったところではないかと思います。

 50歳過ぎると、誰しも徐々に指の運動能力、記憶力、思考力、意欲などが衰えて、次第に若い頃と同じようには弾けなくなるのでは、と私もかつて、というより比較的最近まで思っていました。




セゴヴィアは50代でもバリバリ弾いていた

 高齢でも積極的に演奏活動し、またその評価も大変高かったギタリストとしては、アンドレス・セゴヴィアがいます。94歳まで生きましたが、90代でもコンサートを行ってました。 

 セゴヴィアはギタリストとして活動していたすべての時期がピークだったとも言えますが、私個人的には60~70代頃の演奏が最も素晴らしいと思います。 人によっては、30^40代のSP録音時代のほうを評価する人もいます。

 因みに、セゴヴィアの50代 (いや60代だったかな?) のライブ録音は円熟というよりバリバリ弾いている感じです。



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近代ギター史上の最高のレジェンド、アンドレス・セゴヴィアは94歳で世を去るまで演奏活動をしていた。



 多少なりとも技術的な衰えを感じさせるようになったのは80歳も過ぎた頃だったようです。 さすがに80歳過ぎてからは演奏活動もやや少なくなり、録音なども残さなかったようです。 

 もちろんセゴヴィアはギター界においてはレジェンド中のレジェンドで、一般の人と同じようには語れないでしょう、確か70代でお子さんが生まれていた? そういった意味でも偉人中の偉人です。

 


トレモロなどはなるべくテンポを押さえて弾いていた

 私自身について言えば(急に話のスケールが小さくなるが)、20代や30代の頃でもあまりギターが上手くなかったこともあり、私のギター歴の中では、今現在がギタリストとしてのピークだと思っています。

 ・・・・・・・そう思い込んでいる、あるいは自己暗示を行ってだけかもしれませんが。

 しかし、冷静に考えれば、速いアルペジオや、特にトレモロなどは若い頃に比べると、だいぶ弾けなくなっています。 最近では若い頃弾いたアランブラなどの録音を聞くと、 「よく弾けているな」 と思うようになっていて、 確かにトレモロなど、単純な指の動きは以前のようには行かなくなっています。

 当時はトレモロなどは速く弾きすぎると美しくなくなるので、なるべくテンポを押さえて弾くように心がけていました。 それでも今現在全力で弾いたトレモロより速いです。 速いだけでなくよく粒もそろっていて、音量もありました。

 さらに若い頃はトレモロの曲はどんなに緊張していても、あるいは全く指ならしなどできない状態でも全く問題なく弾けました。   さらに1曲トレモロの曲を弾くと、指の調子も、また気持ちも上向くので、よくコンサートの最初に弾いたりしていました。

  ・・・・・・・今では絶対にできない!




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30代で10弦ギターを弾いていた頃。 トレモロ奏法に関してはこの頃がピーク。 トレモロの曲に関しては事前の指ならしなど不要で、いつでも、どこでも弾けた。




頭の中では弾けている?

 ではどの曲も弾けなくなったかというと、そうでもなく、スケールなどはまり変わらず、左手の使い方は今のほうがよくなっています。

 なんだかんだと言っても、身体的なものに関しては年齢とともに老化することを拒めませんが、それ以外のことについては今現在のほうが能力が高くなっていると思います。

 若い頃と圧倒的に違うのは譜面を読む力で、初見演奏だけでなく、その曲の理解の仕方などがだいぶ深くなりました。 作曲の意図とか、その作品背景なども含めて理解できるようになりました。

 また、最近では実際にギターを持って弾かなくても、頭の中だけでギターが弾けるようにもなりました。 教材等の運指もギターを実際には弾かずに行けています。 もっとも頭のなかでは弾けていても、指の方では弾けない?
   



だんだん弾けなくなった人はいない

 生徒さんに関しても、私と同じ世代の人でも、ずっとギターを続けている人であれば、以前は上手に弾けたけど、今はあまり弾けなくなった、 なとという人はいません。

 もちろん長くギターをやっていれば、私と同じ譜面を読む力などは間違いなく進歩しますし、正しい練習法や表現法などもだんだん身に着けてゆきます。 指の方も重大な故障などがなければ特に衰えるといった印象はありません。

 それぞれの生徒さんとも以前よりは難しい曲に取り組みんだり、また以前弾いた曲でも今現在のほうがより音楽的演奏できているように思います。

 さらに高齢の生徒さんでも、ギターを続けている以上は、最悪でも現状維持で、少なくとも歳とともにだんだん弾けなくなっている人というは見当たりません。



完全に逆転現象

 ギター文化館で毎年行われているシニア・コンクールでも(昨年は行われなかったが)、10年くらい前までは55歳以下のミドル・エイジ部門のほうが、それより上の年齢のシニア・エイジよりレヴェルは高く、したがって課題曲などもシニア・エイジのほうが比較的易しい曲が選ばれていました。

 50代後半以降の愛好者よりはそれより若い愛好者のほうが技術が高いと、誰しも思い、それおを疑問を感じる人はいなったでしょう。

 しかし最近では逆転現象が起きて、シニア・エイジは55歳以上から60歳以上に上がったにもかかわらず、入賞者のレヴェルは55歳以下のミドル・エイジよりも高くなっています。

 またシニア・エイジはエントリー者の数も多く、かなりの実力者でも予選通過するのが大変難しくなっています。

 逆に言えば、かつてはレヴェルの高かったミドル・エイジは、最近エントリー者の数が減り、比較的入賞は楽なので(あくまで比較的です)、”ねらい目”ではあるかも知れません。 その年代に属する方、ぜひチャレンジしてみてください。  ・・・・・今年はやるのかな?





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 シニア・ギターコンクールにおいては、かつては55歳以下のミドルエイジ部門のほうがレヴェルが高かったが、最近では60歳以上のシニア・エイジ部門のほうがレヴェルが高くなっている。 因みに受賞している人は2019年シニア部門1位の黒田さん




本来は若い人で上手な人がたくさん出てほしいところだが

 ともかく、最近では年齢の高い愛好者のレヴェルが大変高くなっていることが顕著です、この現象は10年ほど前から出てきたものですが、今後もこうしたと傾向は続くと考えられます。

 これがいいことなのか、そうでないかということは何とも言えないところで、マイナス面で考えると、若い世代のクラシック・ギター人口がどんどん減ってきて、クラシック・ギター界が縮小してゆくことを意味しているかもしれません。

 プロ、アマチュアを問わず、若い人からどんどん優れた人が出てくるのが、本来は理想なのでしょう。

 その一方で、ギターはそれほど早い時期にピークが訪れてしまうわけではないということも示されています。 歳を取ったら、ギターは上手くなりたいなど全く考えず、適当に、のんびりと弾いていいればよいということでもなさそうですね。

 ギターが上手になりたいというモチベーションと正しい練習法、あるいは優れた指導者につくなどすれば、かなりの年齢でも上達が期待できるということになるでしょう。 
 



80歳過ぎてもギターが上手くなる?

 では、80歳過ぎてもギターは上達する?  ・・・・・・ウウン、 チョット待ってくださいね、チョット。  その答えを70歳(正確には69歳)の今の私がしてしまうと、やはり無責任だと思うので、その話は私が80歳過ぎたらにしましょう。     


令和時代のギター上達法 ~ギター演奏の新常識  予告編



お願いだから

 相変わらずというか、さらにというか、コロナ情勢はますます深刻になっています、こんな記事の書き始め、このところ毎回のようですね。

 今後の当教室の行事予定など、ますます分からなくなってきましたが、それどころかこれ以上状況が悪化すれば、教室の個人レッスン自体、続けてゆけなくなるかも知れませんね。 

 早く収束してほしい、などいう高望みは出来そうもありませんが、お願いだからこれ以上悪くならないでほしい。   




令和になってから

 今年は令和3年ということで、元号が変わってから足掛け3年ということになりました(実質1年と8か月くらいかな)。 どうも令和時代になってからあまりいいことありませんね。

 あの時色紙を掲げた人に問題があったのかな? いやいや、そんなことあるわけありません、今度の難はなんと言っても全人類、世界全体の問題で、そういう矮小的な問題ではない。 あの方も今は全国民のために身を粉にして対策に奔走しているのですから(時々読み間違えるが)。 ・・・・・八つ当たりもほどほどに。




バブル真っ盛りで始まった平成

 平成時代の始まりは1989年といことで、バブルの真っ盛りでした。 お金があり余り(私の方はそんなこと全くありませんでしたが)、あの頃は世の中というものは、だんだん良くなることしかないとみんな思っていましたね。 

 でもあっという間にはじけてしまいました、なんといってもバブルですから。

 それから2度の震災、やオウム真理教事件、湾岸戦争に9.11、イラク戦争。 ソ連崩壊なども平成時代でしたね。 地球温暖化、少子高齢化も進みました。

 確かにいろいろありましたが、あの人類史上例を見ることができない大戦争があった昭和に比べると、平成という時代はまあまあ穏やかな時代だったともいえるでしょうね。




今後は良くなるしかない

 バブル絶頂期で始まった平成に比べると、スペイン風邪以来の感染症パンデミックというあまりさい先の良くない令和ですが、今が ”底” ということであれば、今後は上昇するしかない、令和時代は発展と希望と上昇の時代と考えましょう!   ・・・・・ちょっと無理があるかな。




この機会を逆に好機と捉え

 さて、こんな時期、ギターを習おうかなと思っても、今は通うのはやめておいて、とりあえずは家で独習しようかなと、思っている方も多いのでは。

 あるいはコンサートや発表会、コンクールなどもなく、欲求不満の溜まっている愛好者も少なくないのでは思います。 この機会を逆に絶好の機会ととらえ、この際しっかりと基礎を固めし、さらなる上達を目指しましょう。

 そういった向上心旺盛な独習者の方々に向けて、この機会に当ブログでも 「令和時代のギター上達法」 といタイトルで独習サポート、およびさらなる進化を目指す愛好者の方々のための記事を書いてゆこう思います。 




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2007年からの「中村俊三ギター上達法」のリメイク版

 当ブログを始めて間もない頃の2007年から数年間にわたり、 「中村俊三ギター上達法」 の記事を断続的に書きました。 今回はこの記事のリメイク版といったことになりますが、 その際にはまだまだ説明不足やよくまとまっていなかった点、また読みにくい部分などもあり、改めてなるべくわかりやすく書き直そうと思います。

 また私自身でもその当時とは考えも変わった部分などもありますので、そうした点も改めたいと思います。




ギターの常識は刻一刻と変わっている

 一般的にクラシック音楽は、そのレパートリーや演奏技術などすでに完成された状態ともいえますが、クラシック・ギターというジャンルについてはまだまだ未完成な部分もあり、その演奏技術にせよ、レパートリーにせよ、刻一刻と変化しています。

 私がギターを始めた60年前、あるいはギターを教え始めた50年前のギター演奏、練習に関する常識は、今では全く通用しなくなっています。 そして今後もまだまだ常識が変わってゆくことだと思います。

 やはり令和時代には令和時代のギター上達法があるのでしょう。 そうした最先端のギター演奏法、あるいは練習法を今後、数年間にわたり、断続的に書いてゆきます。 



出来れば動画も

 今回は出来れば動画なども載せたいとは思っているのですが、そのためには編集などの動画の取り扱いに慣れないとといけないのですが、なんとか実現したいと思います。

 当面は以前と同じく文章と静止画像という形ですが、いずれは後付け的にでも動画を貼り付けたいと思っています。
   
 

今年の予定




 明けましておめでとうございます。  本年もよろしくお願いします。



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予定通りにできるかどうかは

 年は明けたもの、相変わらずコロナは猛威をふるっています。 毎年恒例の今年の予定ですが、今年の場合はあくまで ”予定” ということになります。

 今年もいくつかコンサートの予定はあるのですが、予定だけで終わるか、予定通り開催できるかは今後のコロナ情勢次第といったところでしょう。

 来月くらいには我が国でもワクチン接種が開始されるそうですが、そのワクチンの実際の効果や、普及の状況なども気になるところです、まさに藁にもすがる思いといったところでしょう。





4月25日(日)  中村ギタ―教室発表会   ひたちなか市文化会館小ホール

 昨年はこじんまりと発表会を行ったので、今年はひたちなか市文化会館で ”盛大に” と思ったのですが、予定通り開催できたとしても、まだまだ十分に警戒を要する時期なのは確かでしょうね。 開催できれば独奏に加え、合奏なども行う予定です。




6月20日(日) 中村俊三ギター・リサイタル   ひたちなか市文化会館小ホール



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 昨年4月に行う予定だったリサイタルの延期開催ですが、プログラムなどは若干変更して、バッハの「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番」とグラナドスの「私的ワルツ集」などとなります。

 昨年会場を予約した時には十分余裕をもって、このくらいな時期ならまず大丈夫と思って予約したのですが、そんなに安心もしてはいられないようですね。 でも何とか実行したいと思います。




7月   水戸市民音楽会  水戸芸術館

 毎年この時期に行われる水戸市民音楽会ですが、昨年はコロナで中止となりました。 今年についてはまだはっきりしていないようですが、他のコンサートと違って出場者が多く、楽屋やステージ裏の通路などが込み合うコンサートだけに、よほど状況がよくならない限り、開催は難しいのではと思います。




10月23日(土)   水戸ギター・アンサンブル演奏会   ひたちなか市文化会館小ホール




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 昨年の10月に行う予定だった水戸ギター・アンサンブル演奏会の1年延期開催です。 さすがにこの時期なら予定どおり開催の可能性は高いと思いますが、ただアンサンブルの練習がいつから始められるかははっきりしないところです。
   
 出来れば2月くらいから始めたいと思っているのですが、これも情勢次第ということでしょう。 プログラムは一昨年ひたちなかGMフェスティヴァルで演奏した「カルミナ・ブラーナ」と「タンゴ」などです。




11月   ICGアンサンブル演奏会

 これも昨年は中止になってしまいましたが、ことしは出来れば開催したいと思っています。 ただしそのためにはあつまって練習しないといけないので、いつ頃から皆で集まれるかということにすべてがかかっています。 このコンサートももうしばらく様子をみなと開催するかどうか決められないところですね。



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 その他、コロナ情勢が好転すればいくつかコンサートなどを行う可能性があります。 すべてがコロナ情勢次第という、年明けから困った状況は続いていますね。

 こんな時期は、地道に基礎技術を磨きましょう!  それでは今年もよろしく。