令和時代のギター上達法 7
ポジション移動
今回も左手の話です。 ギターを弾くには右手のほうがより重要と言ったことを書きましたが、左手のほうがわかりやすいので、とりあえず左手の話を続けて行きましょう。 右手については後日じっくりと書いてゆくことにしましょう。
ギターで「ポジション」とは左手の位置のことですが、ポジション1(P.1)、ポジション2(P.2)とか表記する場合は人差し指のフレットを示します。 またポジション移動とは、左手全体を動かして人差し指のフレットを変えることです。
前回のような音階にはポジション移動はなく、したがって左手が多くく移動することはなく、それぞれの指は決まったフレットを押さえます。 各弦とも人差し指は1フレット、中指は2フレットを押さえることになります。
この場合、基本的に親指は動きませんが、でもある程度は位置を変えて最も押さえやすい位置に微調整するとよいと思います。 私の場合は手も小さく、指も短いので小刻みに親指の位置を変えています。
ただし左右の位置をあまり変えるとフレットの見当がつかず、押さえる場所を外してしまうので、若干微調整するだけにしておいた方がいいでしょう。

なるべくポジション移動は少なくする
さて、今回のように1.3.5.7フレットを押さえる場合は当然移動しなければなりません(中には移動しないで全部押さえられる人もいるが)。 その際、例えば全部人差し指で押さえるとすると、すべての音の間で移動が入り、3回ポジション移動を行うことになります。
これではミスの確率が増えてしまいますね、ポジション移動はやはりある程度のリスクはあるので、なるべく少なくしなければなりません。 運指を決める場合はこうしたことを考慮して行います。
このケースだと、やはり画像の①のような運指になるでしょう、これなら1回の移動で済みます。 ②や③の方法は通常ではありえません。
移動中でも人差し指は弦に触れている(弦から離さない)
さて、それでは「ファ」 「ソ」 と弾いた後、移動して人差し指で5フレットの「ラ」を押さえて弾くわけですが、移動の際には人差し指は弦から離さず、弦に触れながら移動します。
移動中は弦には触れているが、しっかりと押さえている訳ではありません、強く押さえれば当然指が滑らなくなり、上手く移動できません。

ポジション移動時には親指をネックから離す。 ただしここまで離さなくてよい ・・・・・ちょっとわかりやすくやり過ぎてしまった
親指はネックから離す
人差し指が弦に触れながら移動するのは、弦を外さないためですが、レガートな演奏をするためでもあります。
人差し指を弦から離さない代わりに、移動中裏側の親指の方は一旦ネックから離します。 そうしないとやはりスムーズなポジション移動は出来ません。
実際にはなかなか親指がネックから離れない人も多いのですが、これは指の問題というより、意識が親指のほうにないということでしょう。
親指の話は今後何度も出てくると思いますが、しっかりとネックをつかんでしまうわけではなく、ネックに軽く添えるような感じで、必要があればすぐに離せるようにしておきます。
ポジション移動と右手での弾弦のタイミングを合わせる
また、右指の弾弦ともタイミングを合わせなければなりません。 前回の押弦と同じで、移動したのを確認してから右指で弾いたのでは、音は完全に切れてしまいます。
そのためには前回の話と同じく、ポジション移動している間に、左手が次のフレットを押さえる前に弾くような気持ちでないと、弾弦が遅れてしまいます。
移動時にネックが揺れないように
ポジション移動の時にネックが上下に動いてしまう人もいますが、この場合は左手に力が入り過ぎているわけです。 逆に移動してもネックが揺れなければスムーズで移動が出来ているとも言えるでしょう。

移動時にネックが揺れていないかどうか見てみるとよい
力を抜く話は今後何度も出てきますが、前回の押弦のところで力が抜けていれば、ポジション移動の場合でも余計な力は入らなくなるでしょう。
下行の場合でも人差し指は弦から離さない
下行のポジション移動の場合でも人差し指は弦から離しません。 上行の場合よりもやりにくいかも知れませんが、これもレガートに演奏するためです。

下行の場合でも人差し指は弦から離さない
上手く出来ない人は、最初は止まり気味でもいいですからやってみてください。 だんだん出来るようになったら、右手の弾弦とタイミングを合わせて音が切れないように練習してください。
ポジション移動
今回も左手の話です。 ギターを弾くには右手のほうがより重要と言ったことを書きましたが、左手のほうがわかりやすいので、とりあえず左手の話を続けて行きましょう。 右手については後日じっくりと書いてゆくことにしましょう。
ギターで「ポジション」とは左手の位置のことですが、ポジション1(P.1)、ポジション2(P.2)とか表記する場合は人差し指のフレットを示します。 またポジション移動とは、左手全体を動かして人差し指のフレットを変えることです。
前回のような音階にはポジション移動はなく、したがって左手が多くく移動することはなく、それぞれの指は決まったフレットを押さえます。 各弦とも人差し指は1フレット、中指は2フレットを押さえることになります。
この場合、基本的に親指は動きませんが、でもある程度は位置を変えて最も押さえやすい位置に微調整するとよいと思います。 私の場合は手も小さく、指も短いので小刻みに親指の位置を変えています。
ただし左右の位置をあまり変えるとフレットの見当がつかず、押さえる場所を外してしまうので、若干微調整するだけにしておいた方がいいでしょう。

なるべくポジション移動は少なくする
さて、今回のように1.3.5.7フレットを押さえる場合は当然移動しなければなりません(中には移動しないで全部押さえられる人もいるが)。 その際、例えば全部人差し指で押さえるとすると、すべての音の間で移動が入り、3回ポジション移動を行うことになります。
これではミスの確率が増えてしまいますね、ポジション移動はやはりある程度のリスクはあるので、なるべく少なくしなければなりません。 運指を決める場合はこうしたことを考慮して行います。
このケースだと、やはり画像の①のような運指になるでしょう、これなら1回の移動で済みます。 ②や③の方法は通常ではありえません。
移動中でも人差し指は弦に触れている(弦から離さない)
さて、それでは「ファ」 「ソ」 と弾いた後、移動して人差し指で5フレットの「ラ」を押さえて弾くわけですが、移動の際には人差し指は弦から離さず、弦に触れながら移動します。
移動中は弦には触れているが、しっかりと押さえている訳ではありません、強く押さえれば当然指が滑らなくなり、上手く移動できません。

ポジション移動時には親指をネックから離す。 ただしここまで離さなくてよい ・・・・・ちょっとわかりやすくやり過ぎてしまった
親指はネックから離す
人差し指が弦に触れながら移動するのは、弦を外さないためですが、レガートな演奏をするためでもあります。
人差し指を弦から離さない代わりに、移動中裏側の親指の方は一旦ネックから離します。 そうしないとやはりスムーズなポジション移動は出来ません。
実際にはなかなか親指がネックから離れない人も多いのですが、これは指の問題というより、意識が親指のほうにないということでしょう。
親指の話は今後何度も出てくると思いますが、しっかりとネックをつかんでしまうわけではなく、ネックに軽く添えるような感じで、必要があればすぐに離せるようにしておきます。
ポジション移動と右手での弾弦のタイミングを合わせる
また、右指の弾弦ともタイミングを合わせなければなりません。 前回の押弦と同じで、移動したのを確認してから右指で弾いたのでは、音は完全に切れてしまいます。
そのためには前回の話と同じく、ポジション移動している間に、左手が次のフレットを押さえる前に弾くような気持ちでないと、弾弦が遅れてしまいます。
移動時にネックが揺れないように
ポジション移動の時にネックが上下に動いてしまう人もいますが、この場合は左手に力が入り過ぎているわけです。 逆に移動してもネックが揺れなければスムーズで移動が出来ているとも言えるでしょう。

移動時にネックが揺れていないかどうか見てみるとよい
力を抜く話は今後何度も出てきますが、前回の押弦のところで力が抜けていれば、ポジション移動の場合でも余計な力は入らなくなるでしょう。
下行の場合でも人差し指は弦から離さない
下行のポジション移動の場合でも人差し指は弦から離しません。 上行の場合よりもやりにくいかも知れませんが、これもレガートに演奏するためです。

下行の場合でも人差し指は弦から離さない
上手く出来ない人は、最初は止まり気味でもいいですからやってみてください。 だんだん出来るようになったら、右手の弾弦とタイミングを合わせて音が切れないように練習してください。
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