令和時代の新常識 9
6.姿勢、特に手の形、弾弦その他が基本に述べたようになっているか?
先生が変わると、全然違うことを言う?
今回は阿部先生の言葉の最後と言うことになります、姿勢や、手の形と言うことですね。 もちろんこうしたことは注意しながら練習しないといけないのですが、こうしたこともそのギタリストによって考え方が異なります。 何らかの理由で今まで習っていた先生と違う先生に習うよになった方など、おそらく言っていることが全く違うのに驚いたでしょう。
これが唯一の正しい方法とか、理想のフォームとか、そういったものは基本的にないと思った方がいいでしょう。 結局のところ、その人に合ったフォーム、あるいはその人の音楽に合ったものを選択すると言ったことになるのでしょう。
最近は様々なギター支持具が市販されている
特に最近は足台ではなく、様々なギター支持具を使うようになりました。今現在本当にたくさんのものが市販されてるようです。 時には全く見たことのないものを持ってくる生徒さんもいて、私の方でその使い方を聴いたるすることもあります。

ギター・レスト ギター支持具としては最初に市販されたもので、私も使っている

エルゴ・プレイ これも使っている人が多い

これもエルゴ・プレイと言うのかな?

上のものよく似ているが、名前はわからない

始めて見た時は、どうやって使うものなのかわからなかった。 ギター・リフトと言うらしい。 他にもたくさん支持具があるようだが、私もよくわからない。
逆足も
また様々な理由で通常の持ち方が出来なくて、例えば右足の方にギターを載せて弾く人もいます。 腰痛とか、股関節の関係でそうせざるを得ない、あるいはその方が弾きやすいということもあります。 アコースティック・ギターではこちらの方が主流ですね。
実は私も練習の時などは右足にギターを載せることが多いです。というのも通常の持ち方(左足に乗せる)だと腰が痛くなって10~15分くらいしか続けて弾けません。
たくさん弾く場合は左手が低い方がいい
コンサートの際などはギターレストを使うのですが、これなら一時間くらいは弾いていられます。でもギターレストを使うと左手が上がり気味になるので、左手の疲労はやや早いです。コンサート当日の場合は特問題ありませんが、コンサートの前でたくさん練習しないといけない時には、左手が痛くなりやすいので、右足にギターを載せて弾く方が痛くなりにくいです。
そういえばタレガの演奏写真を見ると、足台を低くして、かなり左手が下がったフォームをしています。見た目では弾きにくいいのではと思いますが、おそらくこれも長時間弾くためなのではないかと思います。タレガは毎日たくさんギターを弾いたのでしょうね。
ちょっと話がそれましたが、この右足にギターを載せる方法は、ハイポジション、特に12フレット以上はたいへん押さえにくくなるので、コンサートでは弾けません。 ただ、弾き語りのように主にローポジションのコードを押さえるだけであれば、右足に乗せる方法でも問題ないでしょうね。
何でもいい訳ではない
では、持ち方なんかなんでもいいのか、と言われると、もちろんそうではありません。どんな持ち方をしても、あるいはどんな道具を使ったとしても、基本的なところは押さえておかないといけません。
右肘の重みで支える
先ず一つは 右肘でギターを支える と言うことですね、どんな形、どんな道具を使っても左手でギターを支えるようでは、ギターは弾けませんね、特にポジション移動したりすると、ギター7が落ちてしまったり(普通はそんなことないと思いますが)、動いてしまったりします。もちろん右手でギターを持つことも出来ませんね(小指でギターを支える人もいるが)。
結局、右肘のみでギターを支えるしかありません。詳しく言えば、右腿、左腿(ギター支持具)、胸、右肘 の4点でギターを支えることになります。 また右肘で支えると言っても、実際はギターの表面板の角に右肘を載せて、その重みで押さえるということになります。
やや上方に向ける
次に、表面板は 垂直ではなく、やや上方に向けないといけません。もちろんやや上方であって、45度くらい傾けたりすれば当然押さえられなくなります。逆に、ほとんど垂直にギターを持つと、弦が見えなくなるだけでなく、体が前傾になってしまい、疲れやすくなったり、体が痛くなったりします。 また右手の薬指などが遠くなってしまって、空振りしやすくなるということもあるでしょう。
左前
さらにネックはやや前方、30度くらい前方に向けます。 ギターを体の向きに対して真横、水平に待つと、左手を見る時、体をねじらないといけません。ギターを弾く場合、左手を見る機会は多いですから、真横だと頻繁にからだを捻ることになります。これもあまり体に良くないですね。 これについては、ギターの奏法理論で有名なカルレバーロもそのようなことを言っています。
それにもう一点、楽譜を見ながら弾く場合、首を廻す角度が大きくなってしまいますね、そうすると当然楽譜を見失いやすくなります。ステージでの演奏の場合、これは致命傷になりますね、そうした経験のある方も多いのではないかと思います。そういった方はギターを持つ角度を考え直してみるといいでしょう。
弾きやすさと、疲れにくさ
結論から言えば、ギターの持ち方は弾きやすさと疲れにくさで決まるということになりますね、今現在様々な支持具が市販されているもその関係です。では、どの支持具が一番いいのか、ということは私にもわかりません、いろいろなものを試して、自分に合ったものを選ぶしかないようですね、ちょっとお金がかかりますが。
形というより
手のフォームに関しては、左手については以前書きましたが、右手については今後機会を改めて書くことにします。ただ、どちらかと言えば ”形” ではなく、どのように動かすかだと思います。さらには指先の感触、というか神経なのでしょう、いろいろ言っても ”目” で見て弾くわけではなく、指先で ”触った” 感触で弾く訳ですから。
6.姿勢、特に手の形、弾弦その他が基本に述べたようになっているか?
先生が変わると、全然違うことを言う?
今回は阿部先生の言葉の最後と言うことになります、姿勢や、手の形と言うことですね。 もちろんこうしたことは注意しながら練習しないといけないのですが、こうしたこともそのギタリストによって考え方が異なります。 何らかの理由で今まで習っていた先生と違う先生に習うよになった方など、おそらく言っていることが全く違うのに驚いたでしょう。
これが唯一の正しい方法とか、理想のフォームとか、そういったものは基本的にないと思った方がいいでしょう。 結局のところ、その人に合ったフォーム、あるいはその人の音楽に合ったものを選択すると言ったことになるのでしょう。
最近は様々なギター支持具が市販されている
特に最近は足台ではなく、様々なギター支持具を使うようになりました。今現在本当にたくさんのものが市販されてるようです。 時には全く見たことのないものを持ってくる生徒さんもいて、私の方でその使い方を聴いたるすることもあります。

ギター・レスト ギター支持具としては最初に市販されたもので、私も使っている

エルゴ・プレイ これも使っている人が多い

これもエルゴ・プレイと言うのかな?

上のものよく似ているが、名前はわからない

始めて見た時は、どうやって使うものなのかわからなかった。 ギター・リフトと言うらしい。 他にもたくさん支持具があるようだが、私もよくわからない。
逆足も
また様々な理由で通常の持ち方が出来なくて、例えば右足の方にギターを載せて弾く人もいます。 腰痛とか、股関節の関係でそうせざるを得ない、あるいはその方が弾きやすいということもあります。 アコースティック・ギターではこちらの方が主流ですね。
実は私も練習の時などは右足にギターを載せることが多いです。というのも通常の持ち方(左足に乗せる)だと腰が痛くなって10~15分くらいしか続けて弾けません。
たくさん弾く場合は左手が低い方がいい
コンサートの際などはギターレストを使うのですが、これなら一時間くらいは弾いていられます。でもギターレストを使うと左手が上がり気味になるので、左手の疲労はやや早いです。コンサート当日の場合は特問題ありませんが、コンサートの前でたくさん練習しないといけない時には、左手が痛くなりやすいので、右足にギターを載せて弾く方が痛くなりにくいです。
そういえばタレガの演奏写真を見ると、足台を低くして、かなり左手が下がったフォームをしています。見た目では弾きにくいいのではと思いますが、おそらくこれも長時間弾くためなのではないかと思います。タレガは毎日たくさんギターを弾いたのでしょうね。
ちょっと話がそれましたが、この右足にギターを載せる方法は、ハイポジション、特に12フレット以上はたいへん押さえにくくなるので、コンサートでは弾けません。 ただ、弾き語りのように主にローポジションのコードを押さえるだけであれば、右足に乗せる方法でも問題ないでしょうね。
何でもいい訳ではない
では、持ち方なんかなんでもいいのか、と言われると、もちろんそうではありません。どんな持ち方をしても、あるいはどんな道具を使ったとしても、基本的なところは押さえておかないといけません。
右肘の重みで支える
先ず一つは 右肘でギターを支える と言うことですね、どんな形、どんな道具を使っても左手でギターを支えるようでは、ギターは弾けませんね、特にポジション移動したりすると、ギター7が落ちてしまったり(普通はそんなことないと思いますが)、動いてしまったりします。もちろん右手でギターを持つことも出来ませんね(小指でギターを支える人もいるが)。
結局、右肘のみでギターを支えるしかありません。詳しく言えば、右腿、左腿(ギター支持具)、胸、右肘 の4点でギターを支えることになります。 また右肘で支えると言っても、実際はギターの表面板の角に右肘を載せて、その重みで押さえるということになります。
やや上方に向ける
次に、表面板は 垂直ではなく、やや上方に向けないといけません。もちろんやや上方であって、45度くらい傾けたりすれば当然押さえられなくなります。逆に、ほとんど垂直にギターを持つと、弦が見えなくなるだけでなく、体が前傾になってしまい、疲れやすくなったり、体が痛くなったりします。 また右手の薬指などが遠くなってしまって、空振りしやすくなるということもあるでしょう。
左前
さらにネックはやや前方、30度くらい前方に向けます。 ギターを体の向きに対して真横、水平に待つと、左手を見る時、体をねじらないといけません。ギターを弾く場合、左手を見る機会は多いですから、真横だと頻繁にからだを捻ることになります。これもあまり体に良くないですね。 これについては、ギターの奏法理論で有名なカルレバーロもそのようなことを言っています。
それにもう一点、楽譜を見ながら弾く場合、首を廻す角度が大きくなってしまいますね、そうすると当然楽譜を見失いやすくなります。ステージでの演奏の場合、これは致命傷になりますね、そうした経験のある方も多いのではないかと思います。そういった方はギターを持つ角度を考え直してみるといいでしょう。
弾きやすさと、疲れにくさ
結論から言えば、ギターの持ち方は弾きやすさと疲れにくさで決まるということになりますね、今現在様々な支持具が市販されているもその関係です。では、どの支持具が一番いいのか、ということは私にもわかりません、いろいろなものを試して、自分に合ったものを選ぶしかないようですね、ちょっとお金がかかりますが。
形というより
手のフォームに関しては、左手については以前書きましたが、右手については今後機会を改めて書くことにします。ただ、どちらかと言えば ”形” ではなく、どのように動かすかだと思います。さらには指先の感触、というか神経なのでしょう、いろいろ言っても ”目” で見て弾くわけではなく、指先で ”触った” 感触で弾く訳ですから。
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