中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

中村俊三のギター上達法  

  1. 左手~1

さて今日から
 さて今日から「中村俊三のギター上達法」ということで、いつも私がレッスン室で生徒さんに話していることなどを、あらためて文章にまとめて行こうと思います。私のところでギターを習っている方にとっては「聞いたことのある話に」になるかも知れませんが、レッスン中はどうしても話が断片的になりやすいですし、また皆さん自身の練習内容から離れる話は省略しますので、このようにまとまった形で読んでいただくのもいろいろな点で有意義と思います。今までのレッスンの復習とこれからの予習ということで、ぜひ読んで下さい。また他の先生に習っている方や、独学の方、かつて習っていた方、これから始める方などにもたいへん参考になると思います。


弦を捉える場所=指の中心部分
 まずなんと言っても弦を押さえる方の手、つまり「左手」のことが気になる人が多いと思いますので、この話から始めます。弦を押さえるのは指の先端部分、さらに言えば先端の「中心」部分です。人間の指先は神経が集中していてセンサーのようになっていると思いますが、その指先の中でも特に神経の集中している部分があります。別の指で触ってみると場所がわかると思いますが、そこが弦を捉えるところです。そこで弦を押さえるとあまり力を入れなくても音が出せますが、逆にそこから外れるとより強い力が必要になってしまいます。また中心から外れると感覚が鈍くなり、どうしても強く押さえてしまうことにもなります。したがって常にその神経の集中した「中心」部分で弦を捉えられるようにする必要があります。またそうすることで、自然に指先も曲がることになります。以前はよく「指を立てて押さえる」と言われていましたが、あまり立てすぎるのは不自然で、斜めくらいでちょうどよいでしょう。和音などでない限り、隣の弦に触れても別に構わないと思います。
 

押さえる場所=フレットに触れない程度に右寄り
 ギターの場合、フレットとフレットの間だったら、どこを押さえても原理的には同じ音が出ます。しかし左の方や中央付近を押さえると、音がよく出ず、また雑音(「ビリ付き」などと言ったりします)も出てしまいます。したがって押さえる場所はフレット間のなるべく右の方ということになります。またフレット(金属棒)の真上を押さえると、弦の振動に指が触れることになり、この場合も音がよく出ません。と言うわけで、フレットに直接触れないようにしながら、フレット間の一番右よりの場所を、常に押さえられるようにしなければなりません。
 フレットを強く押さえると位置が多少がずれていても音が出ますが、日常的にそうすると正確な位置が覚えられなくなりますので、やはり必要以上の力で押さえること禁物です。軽く押さえて、位置がずれると音が出なくなったり、雑音が出たりする方が、だんだんに正確な位置取りが出来るようになり、上達につながります。


親指の位置取り=常に微調整 左手の親指は人差し指や小指を押さえた場合でも、中指と薬指の間の裏くるのがよいのでしょう。無意識に押さえると人差し指の裏、さらにはもっと左に来てしまう傾向があります。また通常ネックの中央付近に親指を置きますが、⑤弦や⑥弦を押さえる時には少し上の方(⑥弦側)に移動します。後述のセーハの場合は逆に①弦側に移動します。
 親指は他の指が押さえやすい場所を探して常に微調整しなけらばなりません、これはスポーツなどのフット・ワークに似ていると思います、テニスなどでもよいフット・ワークがなければ的確にボールを打ち返すことは出来ないでしょうから。また左手の動作と動作の間に瞬間的に脱力出来れば、親指が自然に正しい位置をとることができますが、常に握力が入ったままだとそれは不可能になってしまいます。いろいろな意味で左手に力を入れ過ぎるのは禁物で、ギターの上達のためには、常に必要最低限の力で弦を押さえる必要があります。



指の拡張=半音階練習
 左手は最低限度、第1ポジションで、1フレットから4フレットまでを人差し指、中指、薬指、小指の順に指を拡げて押さえられるようになる必要があります。もちろん前述した通り、それぞれの指が正しい場所で弦を捉えた上です。これはいわゆる「半音階」の練習ですが、あまり拡がらない人の場合は9~12フレットから練習を始め、だんだんローポジションの方に移動して行くとよいでしょう。なおこの時親指の位置にも注意して下さい、前述のとおり親指は中指と薬指に間の裏側にくるようにします。
 また強く押さえ過ぎると指が拡がらなくなりますが、さらには押さえている弦を①弦方向に引っ張ってしまう人もいます。これは絶対に避けてください、音程が狂うなど、たいへん問題になります。
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