中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

ミスとは長~~~い友達


  ミス撲滅

 ギター、あるいは楽器を弾く人にとって、「ミス」つまり弾き間違いなどこの世から消えてほしい、少なくとも自分にだけは縁遠い存在であって欲しいと思うもの。指や腕が痛くなったり、家族からいやな顔をされたり、試験の成績が落ちたりなど、いろいろ犠牲を払っても練習に打ち込むのは、これすべてこの世からミスを根絶するため。ミスなど自分に全く無縁の存在となったらどんなにすばらしいことか、もしそうなれば自分も大ギタリストの仲間入りか・・・・・・・・・


 しないようにと思えば思うほど

 もちろんそうはゆかないのが現実の世界、ギター、あるいは楽器を演奏するということは常にミスと隣り合わせ、特にステージなど他の人が聞いているところでは普段にも増してミスが多くなるものです。またどんなにたくさん練習しても常人にとってミスを完全にゼロにするのは不可能なことで、ミスをしないように、しないようにと思えば思うほどミスは発生してしまうもの。自転車に乗りたての頃、そっちにいってはいけないと思えば思うほど、その方向に進んでしまい、結局道脇の水路に落ちてしまうようなものかも知れません。


 誰も気に留めない

 とは言っても広い世の中には、ほとんどミスをしないギタリストもいるのは事実で、昨年水戸市の佐川文庫で聴いたパヴェル・シュタイドルほ最後までほとんどノー・ミスで、少なくとも私にわかるようなミスはなかったと思います。しかしこれとてコンサートが終わってしばらくしてから「そういえばミスはなっかたな」と思っただけで、このギタリストにとってミスをしないことなど、そのずば抜けた演奏能力からすれば、本当にごく些細なことでしょう。「ええっ! 何っ! へえ~! ううん? ほんとに!」など、それこそびっくりマークだらけの演奏で、おそらく会場にいた人は、その演奏がノー・ミスだったかどうかなど、誰も気にも留めなかったのではないかと思います。



 健全な交際

 そのように確かにごく稀にはミスとは無縁のギタリストもいるのは確かなのですが、しかし我々普通のギタリストやギター愛好家にとっては、「ミス」とは切っても切れない深い関係にあります。好むと好まざるとに関らず、一生付き合っていかなければならない関係といっても良いでしょう。一生付き合っていかなければならない関係なら、なんとかうまく付き合ってゆくしかありません。最初から毛嫌いしたり、その存在を無視したり、またあまり邪険に扱ったりすると、相手もヘソを曲げて凶暴性を帯びてくるかも知れません。あなたにとってたいへん困ったしつこいストーカーになってしまう可能性もあります。そうならないためには、相手の存在を認め、その性格なども理解し、時にはいたわりの気持ちも持ち、なんと言っても適切な距離を保ち、健全な付き合いをしなければなりません。「ミス」とは長~~~い友達なのですから。  


 と言うわけで、久々に再開した「中村俊三のギター上達法」、再開第一弾は「ミス克服法」となりました。ミスなど好きな人はいないと思いますが、さりとて不可避なもの。その対処法などをこれから話してゆこうと思いますが、お話しすることがたくさんありそうなので、何回になるかは今のところわかりません。今回は序文だけになってしまいましたが次回から具体的に述べてゆきたいと思います。

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