中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

今日=3月28日(土)、つくば市アルス・ホールで行われた北口功さんのリサイタルを聴きました。
プログラムの前半はギタリストの作品ということで、

フェルナンド・ソル : モーツアルトの主題にによる変奏曲
フランシスコ・タレガ : アデリータ、マリーア、マリエッタ、アルハンブラの思い出
アウグスティン・バリオス : 祈り、ワルツ第3番、第4番

後半はギタリストでない作曲家による作品で、

武満徹編曲 : ロンドンデリーの歌、早春賦
フェデリコ・モンポウ : コンポステラ組曲
エイトール・ヴィラ・ロボス : 練習曲第11番、第12番

というものでした。北口さんは「これらのギターの作品はたいへん大事な宝物」で、今回のリサイタルは時間をかけて準備したものと言っておられました。


 アルハンブラの思い出は私の場合、仕事上、聴いたり、弾いたり、またレッスンしたりと触れる機会もたいへん多い曲ですが、北口さんの演奏ではトレモロが美しいだけでなく、旋律がたいへんよく歌っていて、改めて美しい曲だなと思いました。そういえば北口さんの演奏を初めて聴いたのもバリオスの「森に夢見る」で、その時もトレモロのたいへん美しいギタリストだなと思いました。

 コンポステラ組曲は両端のプレリュードとムニェイラはやや速めに、他の4曲(コラール、クーナ、レシタティーヴォ、カンシオン)は遅めに演奏されました。その中間の4曲では本当に1音1音大事に発音され、モンポウの音楽は、音は少なめだが、その音の余韻が大きな役割を占めているのかなと感じました。中間の4曲がゆったりと演奏されたため、終曲のムニェイラはとても軽快で、またユーモラスに聴こえました。

 また最後のヴィラ・ロボスの2曲はモンポウの曲と対照的に、6本しかないはずのギターの弦が、まるで7本か8本あるように聴こえました。2曲ともとても豊かな響きで演奏されました。
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