中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

 これまで私の教室ではピッチを440Hzにしていましたが、思い切って (思い切るようなことでもないかも知れませんが) この9月より442Hzにすることにしました。3日ほど前から生徒さんに、「今月からいろいろ事情で、ここを”442”に合わせて下さい」 などと言っているのですが、意味がわかったような、わからないような。


 一般的にA=442Hzになったのがいつ頃かわかりませんが、私が大学のギター部に入った頃は音叉を用いてチューニングしていましたが、音叉は当時ほとんど(すべて?)440だったので、当然誰もがそれでやっていたと思います。また確か中学の教科書にもA=440Hzと書いてあったように思います。ただしレコードなどはちょっと高かったような気がしますから、世界的なギタリストなどはかなり前から440より若干高くしていたかも知れません。


 しかし最近では気がついてみると周囲はほとんど442、チューナーの初期設定も442のほうが多くなっていて、さすに保守的な私もこれ以上440でがんばるのも難しいかなということで、前述のとおり、清水の舞台から飛び降りたつもりで442を決行することにしました(ちょっと大袈裟過ぎ!)。政権交代とは何の関係もありませんが。


 ところで440と442がどれくらい違うかということですが、1秒間で”うなり”が2回生じる程度(1弦の5フレットの「ラ」では1秒間に2回、5弦の開放なら2秒間に1回)、チュナーで言えば"緑”と”赤”のランプが両方つく程度ということになります。これが聞き分けられる人がどれくらいいるかわかりませんが、自慢ではないが私にはよくわかりません (本当に自慢にはならない!)。ただし440で合わせた人と442で合わせた人が2重奏をやると完全に狂って聴こえます。


 確かにどちらでも大きな差はないと思いますが、アンサンブルなどではちゃんと統一しないとたいへんなことになりますから、そうした場合ははっきりと決めなければなりません。もっとも「大きな差はない」と言うのはあくまで”私程度の音感”ではですから、これを「大きな差」と感じる人もいると思います、プロの音楽家ならその方が当然かも知れません。「440では気持ち悪くて弾けない」とか、「442ではヒステリックに聴こえていやだ」と言う方々もいるのではないかと思います。またギターに関して言えば、弦の張りに若干関係してくるかも知れませんから、そちらの方を強く感じる人もいるかも知れません。


 と言った訳で、当教室、および水戸ギター・アンサンブルの関係者の方々は、今月よりチューナーの設定を A=442Hz にしておいて下さい。
  
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