中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

パラグアイ出身の女流ギタリスト、ベルタ・ロハスのリサイタルを聴きました(9月13日、石岡市ギター文化館)。プログラムは以下のとおりです。


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ヴィンセント・リンゼイ・クラーク : ローラ

エディン・ソリス : パサヘ・アビエルト ~プレリュード、 ダンサ

キケ・シネーシ : 君への歌、 アルタ・パス、 澄み切った空

イ・ビョウ : マザー、 ランⅠ

エグベルト・ジスモンチ : フレーヴォ、 マランドロのバイヨン


アウグスティン・バリオス : 最後のトレモロ
                : ワルツ第3番、第4番
                : パラグアイ舞曲第2番、第1番
                : 演奏会用練習曲
                : アレグロ・シンフォニコ 
                : 大聖堂


 *アンコール曲  バリオス : マシーシ、 フリア・フロリダ、 蜜蜂、 人形の夢
             タレガ  : アルハンブラの思い出


 このギタリストのことは現代ギター誌でも紹介されていましたが、あまり読んでいなかったのでほとんど白紙の状態でコンサートを聴きました。先入観もなく始めてのギタリストを聴くにはかえってよかったかも知れません。ステージに登場するとチューニングもなしでいきなり弾き始めました。杉材の楽器を使用しているようですが、明るくとてもよく通る音です、指の瞬発力もかなりあるのでしょう。


 聴き進めてゆくと、かなり能力の高いギタリストであると感じましたが、その演奏を目で見ていると、とても自然なフォームで、ほとんど無駄な力や動きのない弾き方です。技術的に難しい個所でも、見た目ではほとんどそれが感じられません。


 表現上の特徴としては”歌わせる”ことにかなりのウエイトを置いているのではないかと思いました。主旋律と伴奏のバランスには細心の注意をはらっているようで、複雑な曲でも主旋律が浮かびあがるように弾いています。またメロディにはそれぞれほんの少しだけヴィヴラートが付けられていて、決して目立ちはしないが、それが主旋律が主旋律として聴こえてくる要因の一つになっているようです。


 本当に最近はレヴェルの高いギタリストが多くなりましたね。
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