中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

演奏曲目の紹介


 いつの間にかコンサートは来週になってしまいまい、今日も夜(7:30~)音あわせです。今回は演奏曲目の紹介をしましょう。


吉松隆 : 優しき玩具より「朝の歌」、「水色のアリオーソ」、「ペンギン公園の午後」
 

 この「優しき玩具」は作曲家の吉松隆氏が、1983年4月号から1984年3月号まで現代ギター誌に楽譜を連載したもので、1985年には曲集としても出版されました。「・・・・そのまま床に落ちていつの間にかなくなってしまうこともあるし、気がついてそっとすくいあげ、陽の光に透かしてみたりしてそれなりに鑑賞してみることもある。光っているものもあるが、ただ鈍くくすんだだけのものもある。可愛いのもあるし、生意気で子憎たらしいだけのものもある・・・・」といった作品だそうですが、毎回楽譜といっしょにユニークなエッセイが添えられ、それがまたとても面白いのですが、残念ながら出版譜ではそれらはほとんど省かれています。


        duo 001

           1985年の出版譜(現代ギター社)


 「朝の歌」と「水色のアリオーソ」はともに1983年5月号に掲載されたもので、「・・・・何もかもがいつものとおりの何気ない一日のように思えた。しかし、いつもそうそう安心ばかりもしていられない。夜の次に朝が必ずくるものだ・・・・などとたかをくくっていると、人間誰でも一生に一度は朝のない夜を迎えねばならないことを思いしらされることになる。・・・・・・・ともかく、朝というものは常に、さりげなくかつ何気ないものでありたい。起きてみたら空がカラフルな水玉模様になっていた・・・・というような朝も悪くないし、街がペンギンだらけになっていた・・・・というような朝もいい。・・・・」 と言った文章が添えられています。


 「ペンギン公園の午後」は1983年7月号に掲載されたもので、 「・・・・人間もペンギンも所詮は地球に巣喰う一生物。発生し、なにやらわやわやとうごめき、そしていつしか絶滅してゆく。悠々たるかな天壌、遼遼たるかな古今・・・・という処か」 といったように吉松氏のエッセーではこのペンギンがよく登場します。吉松氏のもっとも愛着のある動物なのかも知れません。確かにこの曲もペンギンがユーモラスに、また愛らしく表現されています。


     duo 002


 福田進一氏のCD (1997年録音)。なかなか面白く、とても楽しめます。

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