中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

 今日、午前中歯医者さんに行きました。今日は月曜日というせいか、めずらしく待ち時間があったのですが、待合室に静かに流れてくるのはヴァイオリンとピアノの音。おそらくシューベルトのヴァイオリンとピアノのためのソナタだと思います。次に流れてきたのは弦楽四重奏曲、よく聴く曲です。「ハイドンの・・・ なんだっけ・・・・・」 ハイドンの交響曲や四重奏曲はよく聴く曲でも、曲名などがすぐに出てこないものです。もっとも名前のないものも多いですから、第何番だとか、作品番号とか、すぐに出てこなくても仕方のないことかも知れません。聴こえてくる曲は変奏曲になっています、「そうだ『ラルゴ』だ」となんとか思い出しました。「ラルゴ」といの正式の名称ではないでしょうが、第2楽章の「ラルゴ」が印象的で、こう呼ばれることもあるようです。正しくは、「ハイドン作曲、弦楽四重奏曲二長調作品76-5」で(後で調べたところによると)、第2楽章も正式には「ラルゴ・カンタービレ・エ・メスト」となっています。


 第1楽章が終わって第2楽章が始まりました。私個人的にはとても好きな曲で、美しいと言ってもモーツァルトのそれとは全く違い、文字通り、とてもゆったりとしていて、すべてをおおらかに、またやさしく包み込むような感じがあります。まさにこれぞ「ラルゴ」といったもので、このような音楽はハイドン以外には書けない曲だと思います。この曲を最初に聴いたのは学生時代で、当時は精神的に不安定な時期でもあったのですが、FM放送から聴こえてくるこの曲を聴いて、不必要な力みや、不安などが一瞬抜けて、気持ちがとても軽くなったような気がしました。


 その次に聴こえてきたのも、よく知っている曲。 ちょっと前にウィリアムスのCDで紹介したばかりのジュリアーニの「ヴァイオリとギターのための協奏的ソナタホ短調作品25」です。確かに、ここの歯科の先生のところでは、たまにはギターの曲も流れてくるのですが、それにしてもこのようなマニアックな曲どうして流れてくるのだろうと思いました。多分有線放送なのだろうと思いますが、それにしても誰が選曲しているのでしょうか? 確かにこの曲は聴きやすい曲というか、こうした場にはとてもふさわしい曲だとは思うのですが、一般の音楽愛好家のもそれほど知られてない曲、少なくとも今現在国内盤のCDは発売されていないのでは? やはり選曲のプロの仕事というべきか。小さな音で聴こえてくるので、誰の演奏かは、はっきりわかりませんが、多分この前紹介したジョンとパールマンのCDではないかと思います。 


 などと思っているうちに待ち時間も、治療も終わってしまいまい、玄関を出るときには第2楽章の「主題と変奏」が聴こえていました。「ウム、なかなかやるな」と思いつつ、あまり長く感じなかった待ち時間でした。
スポンサーサイト
コメント
コメントする
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する