中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

 昨日(7月4日)石岡市ギター文化館で大萩康司君のリサイタルを聴きました。昨年も同じ時期にコンサートがあり、当ブログでもそのレポートを載せました。チラシの方には今回の演奏曲目としてポンセの「ソナタ第3番」やテデスコの「ソナタ=ボッケリーニ賛歌」などが記されていましたが、実際の演奏曲目は次のとおりです。



金子仁美 : フェリシタシオン

A.バリオス : 大聖堂

F.モンポウ : コンポステラ組曲

F.ルコック~ブローウェル編 : 組曲イ短調

武満 徹~福田編 : 翼

ガーシュウィン~武満編 : サマータイム

マッカートニー~武満編 : イエスタディ

渡辺俊幸 : つづれ織りの記憶

レイ・ゲーラ : 12月の太陽 



 大萩君の演奏の特徴については前回(昨年)も書きましたが、今回の印象としてはそれに加え、安定感のようなものも感じられました。今年は大萩君にとってはデビュー10周年だそうで、それを記念しての新曲も披露されました(金子仁美、渡辺俊幸の作品)。どちらも繊細で、美しい曲です。


 「大聖堂」は普通聴くものとだいぶ違うヴァージョンのようです。特に第2楽章にはリピートがつけられていました。ルコックの「組曲」はデビュー時のレパートリーですが、とても楽しめる曲、あるいは演奏で、まるで大萩君のための曲のような感じがします。


 武満編の「サマータイム」や「イエスタディ」はかなり難しい曲で、私も弾いてみたことがありますが、「何もここまで難しくしなくても」と思うようなアレンジです。とりあえず譜面に書いてある音符を音にするだけでも結構たいへんなのですが、大萩君の演奏では譜面に書かれてあること以上の面白さが出ているように感じました。


 今回もギター文化館が満席状態と、大萩君の人気は相変わらずのようです。ギターに詳しい人も、あまりギターの演奏を聴いたことのない人でも楽しめるのが大萩君のコンサートの最大の特徴かも知れません。

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