中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

 今日(10月3日)ひたちなか市アコラで坪川真理子ミニ・コンサ-トを聴きました。坪川さんの演奏を初めて聴いたのは10数年前、クラシカル・ギターコンクールの時だったと思います。また3年ほど前にギター文化館でアルポリール・ギター・トリオのメンバーとして聴いていますが、ソロのコンサートをちゃんと聴く機会としては今回が初めてということになるでしょう。曲目は以下のとおりでした。


アンヘル・バリオス : トナディーリャ

アルベニス~坪川編 : 朱色の塔

マラッツ : スペインセレナード

R.S.デ・ラ・マーサ : カステーリャの歌と踊り、ロンディーニャ

アルカス : 椿姫幻想曲



 アンヘル・バリオスはスペインの作曲家で、「大聖堂」などで有名なアウグスティン・バリオスとは全くの別人です。「トナデーリャ」は文字通り小粋なスペイン風の曲で、明るい坪川さんのギターの音にはよくあっている感じです。 

 ギターではよく演奏される「朱色の塔」は坪川さん自身の編曲だそうで、調こそ一般的なもの(リョベート編を基にした)と同じニ短調ですが、原曲にかなり近いアレンジで、音の省略も少なく、相当難しそうなものになっています。私も自分自身のアレンジで弾いていますが、私の場合は確かに原曲に近く、ということもありますが、それ以上に”私でも弾けるアレンジ”ということが優先となっていて、坪川さんの場合とはかなり異なります。

 マラッツのセレナードは基本的にタレガ編ですが、若干変更しているようです(これもどちらかといえば難しい方に)。デ・ラ・マーサの曲は最近コンサートかCDで聴いたことがあるような気がしますが、ファリャの「7つのスペイン民謡」のメロディが使われているのでしょうか、耳に馴染みやすい曲です。


坪川

坪川さんの2枚目のソロ・アルバム 「ラテンの幻想」
黒いデカメロン、ギター五重奏曲(ブローウェル)、ソナチネ(ホルヘ・モレル)他
 ブローウェルの室内楽の録音はたいへん貴重なものでは。


 椿姫幻想曲はかつてタレガ作とされていたもので、人気の高い曲ですが、坪川さんは颯爽と演奏していました。アンコールには写真のCDに入っているカルドーソの「ミロンガ~独奏版」でした。

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