中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

ブラジル風バッハ第7番

 「第7番」オーケストラのための曲で、「プレリュード」、「ジーガ」、「トッカータ」、「フーガ」の4曲からなる比較的長い曲(約26分)です。

 「アリア」は「第5番」の「アリア」のメロディに似ていて、バッハの平均律曲集?の第22番変二長調のフーガにもちょっと似ています。

 「ジーガ」は慣習どおり3拍子系の速い曲で、対位法的にもなっていて、バロック時代のジーグ的な感じです。色彩的で、金管も活躍します。

 「トッカータ」は、マリンバとか引きつったような金管とか、前の二つの楽章よりいっそう多彩で、活動的な曲になっています。

 「フーガ」は第2楽章の「アリア」の旋律(バッハの平均律風の)の変形が主題になっているようです。曲は弦楽主体で厳かに進められ、終盤に金管や打楽器が加わり、最後は音量をさらに増大させて力強く曲が閉じられます。この曲は確かにバッハの作品の断片のようなものが使われ、バッハ風の感じがします。



ブラジル風バッハ第8番

 「第8番」はオーケストラのための曲で、「プレリュード」、「アリア」、「トッカータ」、「フーガ」の4楽章構成です。

 「プレリュード」は最初のテーマが各楽器群に模倣されてゆく対位法的な曲ですが、次第に動きを増し、後半ではリズム的要素も現れます。

 「アリア」は低音域で旋律が歌いだされ、次第に音量が増し、曲の半ばほどで突然活発な部分へと変ります。曲全体を通じて主旋律は主に低音域で歌われます。

 「トッカータ」は他のトッカータ同様にパーカッションが活躍し、久々にアマゾンの大自然を感じさせる曲になっています。中間部は対位法的です。

 「フーガ」の主題はかなり長めのものですが、それから派生したと思われる対旋律は若干ブラジル風です。




ブラジル風バッハ第9番

 「第9番」は弦楽合奏版と無伴奏の合唱版があり、「プレリュード」と「フーガ」から出来ている短い曲です。「プレリュード」は弦楽合奏版では、和音の一撃のあと、チェロが歌いだし、全合奏に引き継がれますが、フーガへの短い導入と言った感じの曲です。

 「フーガ」の主題はバッハ風と言えばバッハ風なのですが、シンコペーションがあるのでバッハの曲としてはありえない感じです。でも思わず口ずさみたくなるような親しみやすいメロディで、合唱版のほうが面白いかも知れません。

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