中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

昨日のCDコンサート

 昨日(6月5日)前にお知らせしたCDコンサート「21世紀のギタリストたち」を私の教室のスタジオで行ないました。当教室の生徒さんなど9名の方に来ていただきました。若干コアな内容だったのでとまどった方もいたかも知れませんが、「こんなギター曲もあったのか」と思っていただければと思います。

 こうしてさまざまなギタリストによる、いろいろな曲を聴いてみると、本当にギターの音楽というのは幅広いなと、しみじみ感じます。一つの楽器からこれだけ多彩な音楽が表現可能ということはあらためて驚きです。

 昨日聴いていただいた若いギタリストたちの優秀さは何度も強調しましたが、もちろんこれらのギタリストは「氷山の一角」ということで、他にも優れた若いギタリストは世界中にたくさんいることでしょう。昨日も閉めの言葉として使いましたが、 間違いなく ”ギターの未来は明るい!”





私のアガリ暦

「アガリ方いろいろ」の続きとして、そのアガリ方を一番よく知っている私自身を例にとって経験や年齢によってアガリ方がどのように変って行くかを書いてゆきましょう。
 


高校生までアガリ知らず

  私の場合、若干「オクテ」の方か、子供の時はギターの演奏に限らず、人前で何をするにも「アガった」という記憶はありません。もっとも生徒会などとは縁のなかった方なので、全校生の前で挨拶などという経験はありません。

 初めて人前でギターを弾いたのは中学卒業直前の謝恩会の時だったと思いますが、始めての経験の割には「アガった」という記憶は全くありません。というより当時の私は“人前でギターを弾くとアガる”といったこと自体が理解出来なかったのではと思います。

 肝心の演奏内容には相当問題があったでしょうが、弾いている時の心境としては、家で一人で弾いている時とほとんどかわりませんでした。むしろ聴いてくれる人がいるので普段よりずっと気持ちも入り、また気分も良かったと思います。



初アガリ

 私が初めてアガる経験をしたのは、茨城大学のギター部に入部した時ですが、申し込み用紙に「ギター暦6年 (8年だったかな?)」と書いたら、そこにいた上級生に何か弾くように言われて、「アランブラの思い出」を弾きました。

 足台がなかったので、代わりにテーブルの横木に足を乗せたのですが、演奏を始めるとその足が震え出し、演奏が終わるまで止まりませんでした。指の方には特に影響せず、また記憶が飛んだり、曖昧になったりということもなかったのですが、この時初めて人前でギターを弾くと、普段と変る、つまり「アガる」ということを知り、また経験しました。

 その時の私の心理状態として、それまでわけもわからず一人でギターを弾いてきたが、本当にギターがわかる人が聴いたら、私のギターはどう聴こえるのだろうか、相当ひどいものなのだろうか・・・・・ といったようなことでかなり緊張したのだろうと思います。実際には私の演奏を聴いた先輩たちに、「とても上手だね」と言ってもらって(おそらく入部祝いも込めて)、とても安心した覚えがあります。


それでも本番には強かった(思い込み?)

 その後は部内の発表会などでは若干緊張はしたものの、特に弾けなくなるというわけでもなく、むしろ誰かが聴いていてくれるほうが良い演奏が出来るような気がしました。

 大学2年生の時の定期演奏会で初めて大きなホールで独奏をするわけですが、さすがにこの時は出番前にかなり緊張しましたが、本番の演奏自体は練習やリハーサルの時よりもずっと良く弾けたように感じました。ただし3年生の時の独奏では弾きなおしをしていて、さすがの私も若干「オトナ」になったのかも知れません。

 大学生になってからは多少はアガるようにはなったのですが、それでも上記のとおり、普段弾けている曲がステージは弾けなくなるといったほどではなく、場合によっては練習でもあまり弾けていないような曲を、平気で発表会などで弾いたりもしていました。

 また練習やリハーサルよりも本番の方がよい演奏だったということもよくあり、自分で言うのは何ですが、どちらかと言えば本番には強い方、少なくとも自分ではそう思っていました。


本格的なアガリ

 私が本格的にアガるようになったのは、ギター教室の講師をするようになってからで、当時はまだ大学生でしたが、市内の音楽教室の講師をやるようになりました。音楽教室の発表会では「講師演奏」、つまりプロのギタリストとして演奏することになります。

 その「プロ」という響きは私に十分すぎるくらいプレッシャーをかけたのでしょう、「魔笛」第1変奏のスケールは思いっきり空振りするし、バッハの「ブレー(ロ短調の)」は譜面(頭の中の)が飛びそうになったりしました。



足の震えが止まらない

 またその頃、ピアニストなどのプロの演奏家が複数出演するジョイント・コンサートに出してもらったことがありますが、この時も途中で足が震え出し、なかなか収まりません。その時木製の足台を使っていたので、足台がガタガタと音を出してしまうのでは気が気でありませんでした(前述のとおり)。とりあえず一旦ステージ袖に戻って、足の震えが収まるのを待って、残りの曲を演奏しました。



練習には時間をかけるようになった

 さすがの私も、だんだんとステージの怖さを知るようになってくるわけですが、結局のところプレッシャーに打ち勝つには練習しかないと、この頃になるとコンサートに向けては学生時代よりもたくさんするようになりました。しかしそのおかげでコンサート前になると練習しすぎで腕が痛くなり、かえって練習出来なくなったりしていました。そうならないためにと、だんだん早い時期から練習をしっかりとやるようになりました。


(次回に続く)




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