中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

オーシャン・ギター・パル・リコッティ

 昨日(7月9日)は東海村のリコッティ(JR東海駅前、イオン向かい)で、代永さんを中心としたギター愛好者のコンサート(オーシャン・ギター・パル・リコッティ)がありました。私の他、10名のギター愛好者がそれぞれ5~10分程度ギター独奏を行いました。会場には100名弱の方々が聴きに来ていました。

 当記事にも大いに関係あるところですが、ほとんどの演奏者(私も含めて?)は、おそらく普段、誰も聴いていないところではもう少し上手に、少なくともあまりトラブルなく弾いているのではと想像できます。もちろんこれは当然のことと言えば当然のこと、特に気にすることでもありませんが、当記事を読むことによって多少ともその差が小さくなればと思います。

 ギターを愛好している人の中にはこのようにステージなどの人前で演奏すると、普段どおりに弾けないから、あるいは上手く弾けないと恥ずかしいからと、こうした機会を避ける人も少なくありません。もちろんギター上達のためには絶対に避けてはならないことですが、この話についてはまた別の機会にしましょう。


やはり暗譜に関するトラブルが

 いろいろなトラブルのうち、ステージで緊張した場合、やはり暗譜に関してのことが圧倒的に多いようです。途中で行き先がわからなくなってしまうのはもちろん、一見つまずいたり、指がもつれたりしているような所でも、記憶が曖昧さによるものもかなり見られます。純粋に指の問題というのは意外と少ないようです。



時間と意欲さえあれば 

 つまり記憶さえ完全なら、多少アガったとしてもかなりミスは防げるということになるでしょう。またその「完全な暗譜」というのは時間と意欲さえあれば誰にでも出来ることなのではと思います。結果として、アガリ性のあなたでも時間と意欲さえあればそれを克服、少なくとも緩和させることは十分に可能でしょう・・・・ ただし「時間と意欲」が最も問題ということもありますが・・・・



満員の東京ドーム、全国生放送! 

 と言ったわけで、今回は以前の記事と若干重複しますが、完全な「暗譜」の話です・・・・ ちょっと極端な例になりますが、あなたが何らかの理由で、満員の東京ドームのステージで、なお且つ全国生放映、といった考えることが可能なだけの緊張する場でギターを弾くことになりました。ただし演奏するのはド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド、つまり第1ポジションでの1オクターブの音階・・・・


意外と緊張しないかも

 こんな時、喉がカラカラになり、指が震え、足も震えだしたりするかも知れません。もっとも人間というのは極限状態になるとそうした感覚も麻痺しますから、実際には以外と緊張など感じなくなるかも知れません(この可能性は大!)。



「ミ」の次ってなんだっけ?

 でもともかくこれ以上考えられないくらいアガったとします。そうなると指が弦につかなくなって、空振りしたり違う弦を弾いたり、違うフレットを押さえたりするかも知れません。でもおそらく「譜忘れ」することはないでしょう。ド、レ、ミ、と弾いたところで、「次なんだっけ、『ファ』だったかな、『ソ』だったかな」、なんていうことは、まずないでしょう。

 というのも誰かに「あなたが弾く曲(音階)の最初の音は何?」と聴かれても、即座に「ド」と答えられるでしょう。また「5番目の音は何ですか?」と言われても、「『シ』の前の音は?」と聴かれても即座に答えられるでしょう。つまり音階の8個の音がどのような順で並んでいるか完全に理解し、また瞬時に8個の音をイメージすることが出来るのでしょう。



たとえ指が他人の指のようになっても・・・・

 また人によっては全音と半音の関係とか、音は5度関係を基に作られているとかこの音階に関するさまざまな知識も持っているかも知れません。その前にこの音階を耳でしっかりと覚えていることでしょう。こうした状況であれば、どんなに緊張しても、またどんなに指が思うようにならなくなったとしても、音階の順番がわからなくなることはあり得ないでしょう。



やはり理解することが最も重要

 確かに実際に皆さんが弾いている曲はこの音階ほどシンプルではありませんが、これから弾こうとしている曲が、この音階と同レヴェルで理解出来ていれば、どんなに緊張しても譜忘れすることがないと言えます。譜忘れするということは、極論からすればその音楽が理解出来ていないということから起きるものなのです。

 しかし現実的にその曲がどのように出来ているかを100パーセント理解するのは確かに難しいことですが、その曲の理解度が、譜忘れと密接な関係にあることは確かなことでしょう。もちろんその曲を理解するということは結果的に演奏の良し悪しを本質的に決定するものとも言えますので、単に譜忘れ次元の問題ではなく、たいへん重要なことと言えます。

 このことは本題(アガリ対策)とは離れてしまいますので、ここではこれ以上フォローしませんが、ギターを弾く上では最も重要なことであるのは間違いありません。


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