中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

10月2日(日)ひたちなか市文化会館小ホール → 10月1日(土)石岡市ギター文化館


 10月2日(日)ひたちなか市文化会館小ホールで予定していた第28回中村ギター教室発表会は、震災の影響で会場が使用不可との連絡があり、急遽10月1日(土)14:00~ 石岡市ギター文化館に変更することにしました。

 震災後すぐに連絡がなかったので大丈夫かなと思い、ちょっと油断してしまいました。ちゃんと確かめればよかったですね。なお、ステージの大きさの関係で、水戸ギターアンサンブルや、予定していた合奏などは出来ません。独奏の方は予定通り行ないたいと思います。なお演奏時間は14:00~16:30、入場無料です。





オープン・リール?

 話は全然変ってしまいますが、この2、3日、大学のギター部時代の定期演奏会のCDを編集しています。これは当時オープン・リールのテープで録音したもの(「オープン・リール」って、わかるかな?)を、CDにコピーしたもので、かつてのギター部の仲間が送ってきてくれたものです。



トラック分けは意外と難しい

 1971年の定期演奏会の録音ですから、40年前のものですが、意外とよい録音で、40年の歳月を感じさせません。ただしこのCDは全体が一つのトラックになっていて、曲の頭出しが出来ません。CDのトラック分けというのは意外と難しく、編集ソフトがないと出来ません。また一部の曲は左右のスピーカーから別々の曲が聞こえてしまっています。

 以前にも編集を試みたのですが、その時はまだ編集ソフトの使い方がよくわからず、上手く編集できませんでした。その後この編集ソフトがある程度使えるようになり、再度行なっているところです。(同期のギター部の仲間の中で、この編集したCD欲しい人は声をかけて下さい)。



私が3年生で、指揮者をやっていた時のもの 

 このCDに収められているのは「第8回茨城大学クラシック・ギター部定期演奏会」で、1971年11月2日に茨城県民文化センターで行なわれたものです。私が3年生の時で指揮者を務めていた時のものです。全体は以下のような4部構成になっていました。

第1部 小合奏(2~4年生のみ、クラシック)
第2部 独奏と重奏
第3部 小合奏(ラテン音楽)
第4部 大合奏(1年生も含む、クラシック)



大合奏?

 「小合奏」といっても30人くらいで、「大合奏」となると60人以上です。本当に大合奏ですね。最近ではこういったギター合奏など見かけなくなりました。私は「第1部」と「第4部」のクラシックを指揮し、「第2部」で独奏もしています。相当の”出たがり”ですね。また好みがクラシックに偏っています。

 「第3部」のラテン音楽はこのCDを送ってくれた同期のW君が指揮しましたが、なかなか評判でした。私はこの演奏会終了後、退部しましたが(次の年にまた復帰!)、W君は次の年も指揮者を務めました。



昔の写真を見るよう

 私が指揮した第1部ではバッハの「3声のインヴェンション」、レスピーギの「リュートのための古代の舞曲とアリア第3組曲」から「シシリアーナ」、アルベニスの「グラナダ」、ヴィヴァルディの「協奏曲Op.3-6」を演奏しています。今聴いてみると当然のことながら問題だらけですが、若い頃の写真を見るようで、ちょっと恥ずかしい感じもします。

 「シシリアーナ」は、原曲をFM放送で聴いて「この曲合奏で弾けるんじゃないかな」と思い、スコアを取り寄せ、ギター合奏に編曲したものです。現在では当然のように行っていることですが、オーケストラ譜からギター合奏に編曲したのはこの時が初めてです。



意外とよく合っている

 最初のほうでちょっと音を外していますが、意外と音出しのタイミングは合っています。3拍子の付点音符で、なお且つハイポジションで、一つのパート10人くらいで弾いていますから、ポロポロとずれてもおかしくないのですが、結構そろっています(もしかしたら水戸ギター・アンサンブルでやったらずれてしまうかも)。

 アンサンブルとしての練習量は現在の水戸ギター・アンサンブルとは比較になりませんが、部員のほうもかなりよく指揮を見ているのでしょうか。ハイポジションですから指揮を見るのは難しいはずですが(暗譜もしているのでしょう)。



弦楽器的なフレージングには気を使っている

 トレモロによるメロディはかなりオリジナルの弦をイメージしたフレージングになっていて、フレーズごとにフェイドイン、フェイド・アウトを繰り返しています。

 音量の増減にもかなり気を使っていますが、演奏不可能と思われるところでもオリジナルどおりに弾いているので、そうした点はちょっと目だってしまいます。今の私なら違った方法をとるところです(この指揮者が本格的に音楽を始めてからまだ2年半というところだから、やむを得ないか)。



原曲を重んじるより直感的

 「グラナダ」は私の編曲ではなく、先輩が残した編曲で、イ長調になっています。この次点ではオリジナルのピノ譜は手元になかったので、原曲のイメージを追うといった演奏ではなく、ギター独奏をイメージした曲想といえます。「直感的」と言えば聴こえはいいのですが、実際はいろいろなギタリスト(特にセゴヴィア)の演奏を参考にしている感じです。



独奏的? かなり協力してもらっている

 その結果かなり”的外れ”的なところもあるのですが、よく聴いてみると、よくも悪くも一つの意思の下に演奏している感じがあります。確かに”独奏”的です。テンポも微妙に変えつつもタイミングのずれはほとんど見当たりません。今思えば、メンバー全員にしっかりと協力してもらっていたのでしょう。メンバー全員、細部にいたるまで、相当わがままな指揮者の意思を反映させようとしています。40年前に戻って、メンバーに感謝の意を伝えなければならないでしょう。



ちょっと残念な演奏かも

 その”わがままな指揮者”は独奏ではバッハの「チェロ組曲第3番」の「ブーレ」を弾いていますが、これがまた残念な演奏。弾き始めて1分くらいで一旦演奏をやめ、また最初から弾き始めています。再開後もテンポは”突っ込み”気味で、音抜けや弾きなおしも散見。なぜかフレーズの最後の和音だけ妙に強音。

 あえてよい点を見つければ、メロディ・ラインの音は明るくクリヤーに聴こえています。アポヤンド奏法を多用しているせいかも知れません。このアレンジでは左手はかなり難しいですが、それでも音をあまり切らずに弾いています。相当弾きこんでいるのでしょうが、やはり曲が難しすぎるのは明らか。

 

ガードが甘い

 アンコールとして「グリーン・スリーブス」を演奏しています。当時の私の編曲で、教会旋法的な2小節のイントロを付けてありますが、若干意味不明かも。またサスペンション・コードなども使用していますが、曲にあっているかどうかは疑問。最後のほうでは対位法的な処理が見られますが、この指揮者の精一杯の背伸びというところでしょうか。

 聴いた感じでは、そのようなことの前に、ちょっと弾き間違いが多い。たまたまにしては多すぎるので、もしかしたら部員の覚え間違いか、譜面の間違いがあるのかも。

 どうもこの”指揮者”、自分のイメージを追いかけることには人一倍意欲的だが、ミスをなくすとか無難にまとめるとかいった”守り”にはかなり弱いのかも・・・・




 ・・・・今は多少守備も出来るようになったと思っているのですが。
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