中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

震災復興支援のCDは完売、でも第2弾が!

 前回、震災復興支援のCDとして、昨年、すみだトリフォニーで録音されたショパンとシューマンの協奏曲のCDを紹介しましたが、今はすでに完売となって入手できなくなっているようです。前回の記事を書いていた時にはまだ入手可能だったようなのですが。その代わりに、震災復興支援第2弾として2000年に、同じ「すみだトリフォニー」でライヴ録音されたCDが近日中に発売されるようです。

 こちらは珍しくソロの演奏となっており、まさに”ファン待望”のCDといえるでしょう。曲目はバッハの「パルティータ第2番」、ショパンのマズルカ第40番、スケルツオ第3番などで、曲目としては以前にも録音していたものですが、2000年を過ぎてからのソロの録音は非常に少なく、たいへん貴重なものです。


ソロの録音は10枚強

 アルゲリッチのソロの録音は非常に少なく、ライヴ以外の録音、つまりセッション録音としては、ドイツ・グラモフフォンに録音した8枚の他、数枚程度で、全部で10枚をちょっと越える程度のようです。最近では過去のリサイタルなどのライブ録音がCDとして発売されたりしていて、それらを含めればもう少し多くなります。ただし曲目の重複が多く、曲目としてはあまり増えないでしょう。


協奏曲の録音はある程度ある

 協奏曲のほうはソロに比べると録音は多いと言えます。それらの録音はショパンやシューマン、チャイコフスキーなどの特定の協奏曲に偏っていて、ショパンの「第1番」などはライヴ録音も含めれば10数種類あるようです。

 他にリスト、ラヴェル、プロコフィエフ、ハイドン、ベートーヴェン、モーツアルトの協奏曲の録音していますが、ブラームスの2つの協奏曲やベートーヴェンの第4、第5番の協奏曲は録音していません。


 
室内楽やピアノ二重奏はかなり多い 

 1980年以降は室内楽やピアノ二重奏による演奏活動が多くなってきますが、こちらの方はライヴ録音を主として、かなりの数の録音あります。特にピアノ二重奏では普通ピアノ二重奏では演奏しない曲も含めて(交響曲の編曲など)、かなりの数の録音があります。

 モーツアルトなどは、ソロのソナタは1曲も録音していませんが、2台のピアノのためのソナタや連弾用のソナタはいくつか録音しています。

 ベートーヴェンのピアノ・ソナタはあまり録音していませんが(ライブ録音が若干あるようです)、クレーメルやマイスキーと共演してベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタやチェロ・ソナタは全曲録音しています。




DG(ドイツ・グラモフォン)録音のソロの8枚

 上記のとおり、ソロの録音が少ない中、このDGに録音した8枚のアルバムはたいへん貴重なものと言えます。そしてこの8枚がオリジナルどおりの曲順で、またオリジナルのLPジャケットを縮小した紙ケースに入り、低価格((3000円台)で販売されています。アルゲリッチ・ファンなら”聖書”とも言うべきコレクションでしょう。 



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ドイツ・グラモフォン のアルゲリッチ・ソロ全集

1.スケルツィオ第3番(ショパン)、二つのラプソディ(ブラームス)、トッカータ(プロコフィエフ)他
  1960年録音 デビュー・アルバム

2.ピアノ・ソナタ第3番、幻想ポロネーズ、ポロネーズ第6番「英雄」他(ショパン)
  1967年録音

3.ソナタ・ロ短調(リスト)、ソナタ・ト短調(シューマン)
  1971年録音

4.ピアノ・ソナタ第2番、スケルツィオ第2番、アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ(ショパン)
  1974年録音

5.夜のガスパール、ソナチネ、高貴で感傷的なワルツ集(ラヴェル)
  1974年録音

6.24の前奏曲、前奏曲第25,26番(ショパン)
  1975~1977年録音

7.トッカータBWV911、パルティータ第2番、イギリス組曲第2番(バッハ)
  1979年録音

8.子供の情景、クライスレリアーナ(シューマン)
  1983年録音



 かつてのLPをCD化する場合やこうした全集ものなどを発売する場合、よく曲順や組み合わせを変えて行なう場合がよくあります。現在のCDははかつてのLPより収録時間が長いので、LP1枚半、あるいは2枚分を1枚のCDにしたり、あるいは作曲家ごとに編集し直したりすることもよくあります。

 こうしたことは一見得なようなのですが、オリジナルのLPには、それなりのまとまりや、演奏者の考えなどが込められ、はやりオリジナルの曲順で聴くほうがずっとよいのではないかと思います。また録音時期の全くことなるものを1枚のCDで聴くのは抵抗があります。

 そうした意味で、オリジナルのLPと同じように聴けるこのCD(盤をひっくり返さないこと以外)は、とても嬉しいものです。



DG協奏曲全集 7CD

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同協奏曲全集 
ショパン、リスト、プロコフィエフ、ラヴェル、シューマン、ハイドン、ベートーヴェン、チャイコフスキーなどの協奏曲 7枚組(オリジナル10枚のLP、およびCD)



 上記と同様、DGに録音されたアリゲリッチの協奏曲全集ですが、こちらは10枚のLPおよびCDを7枚のCDに圧縮したものです。ということは録音時期の異なるものや、共演者が違うものが1枚のCDに入っていたりするのですが、協奏曲ということで曲が長いせいか、それほどは気になりません。ソロのほうでは1960年~1983年までのものとなっていましたが、こちらは2004年の録音まであります。

 他にDGから室内楽全集、またEMIからも同様な企画のアルバムが出ていますが、こちらはライヴ録音が中心となっています。次回はさらに具体的にそれらの中から気いくつかのCDを紹介して行きます。
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