バッハ大全集(ブリラント) CD157枚 + DVD3枚
~バッハの全作品のCDの他、旧バッハ全集、全曲の楽譜がオマケとして付いている

器楽曲、鍵盤曲、宗教曲、オルガン曲のジャンルごとに色分けされてある。CDを聴いた後、ケース戻す時にちゃんと順番どおりに戻さないと後で取り出す時に困る。
バリオスのCDの紹介をしていたところですが
相変わらず寒い日が続いています。いつもだと2月になるとそこそこ暖かい日もあるのですが、今年に限ってはそんな日がありませんね。昔はもっと寒い冬もあったのでしょうが、若い頃はあまり感じなかったのでしょうね。地球温暖化とはいえ、こんな年もあるのでしょうか。
このところ、当ブログではバリオスのCDの話となっていますが、写真のように先月ブリラント・レーヴェルの「バッハ大全集」を購入したので、今日はこのCDの紹介をしましょう。この大全集はCDとDVDあわせて160枚で価格は1万2千円ちょっと。もう一枚当たりの価格を計算するのはやめましょう、空の音楽用CDの価格を下回っているのは確かです。
思ったほどはかさばらないが、やはり置き場所には困る
全部で160枚ですから相当なボリュームだとは思ったのですが、紙ケースなので枚数の割には意外とかさばらない気がします。しかし重量は3キロ以上あり、結構重たく感じます。やはり適当な置き場所がなく、とりあえず床に直接置いています。

やはり置き場所に困り、とりあえず床にじか置き
カンタータやオルガン曲は順番がばらばら
CDのほうは器楽曲(鍵盤以外の)、鍵盤曲、宗教曲(カンタータ、受難曲など)、オルガン曲と写真のように色分けされていますが、宗教曲は数が多いので3色になっています。それでも適当に取り出して、順番が狂ったりするとCDを探すのにたいへんになってしまいそうなので、CDを取り出したら、しおりなどを挟んで、戻す時に順番が狂わないようにしています。
これまでバッハの作品はカンタータ以外ほとんど持っているのですが、カタータ全集を買うより、この大全集のほうが安いのは間違いありません。ただそのカンタータはBWVの番号どおりには並んでなく、探すのにちょっと手間取りそうです。また「大全集」としているわけですからすべてのカンタータが重複や脱落なしに揃っているとは思いますが、確かめるのもちょっとたいへんです。
オルガン曲もフーガやコラールなどがばらばらに入っているので、特定の曲を探すにはちょっと不便ですが、もともと全集を想定して録音された物ではないのかも知れません。
気になるリュート曲は
ギターファンには気になるリュート曲のほうは、リンドベルクの演奏で現在リュートのための作品とされている4つの組曲とBWV998、999、1000が2枚のCDに収められています。リンドベルクの演奏はあまり癖のないオーソドックスとも言える演奏で、装飾音も記入されているもの以外はあまり入れていません。
テンポも中庸で、あまり崩したりすることもなく清楚な演奏と言えます。楽器の関係もあると思いますが、各声部とも聴き取りやすくなっています。練習の際に参考にするにはよい演奏だと思います。
一枚のDVDにバッハのすべての作品が入っている ~旧バッハ全集だが
DVDのほうはマタイ受難曲とヨハネ受難曲の演奏。もう一枚のDVDには前述のとおり、旧バッハ全集の譜面のデータが入っています。紙の楽譜にしたらどれくらいの量になるのでしょうか、おそらくダンボール何個分かにはなるでしょう。データのみとはいえ、それらがたった一枚のDVDに収まってしまうのですから恐ろしいものです。
新バッハ全集は最近完成、買ったらいくら?
因みに新バッハ全集のほうは1951年に校訂作業を開始し、2007年にすべての楽譜が刊行されたそうです。なんと半世紀を越えるプロジェクトだったのですね。1951年といえば私の生まれた年、ちょっと親近感を感じます。こちらの新バッハ全集のほうがオマケだったら本当に言うことはありませんが、それはちょっと虫のよすぎる話でしょうね、本当に大変な作業だったようですから。新バッハ全集のほうは買ったらいくらするのでしょうね。
旧バッハ全集ではリュートのための作品というのはない。BWV番号も
旧バッハ全集は1900年頃完成されたとのことですが、これとてやはり当時の音楽学者たちの労力と叡智を結集してのもの、たいへん価値のあるものと思います。ところで、この旧バッハ全集には「リュートのための作品」というのはありません。前に言った現在バッハのリュートのための作品とされている「4つの組曲+3曲」というのは、あくまで新バッハ全集によってリュートのための作品と認められたものです。またBWV番号というのも新バッハ全集のもので、旧バッハ全集には番号的なものはありません。
現在リュート曲とされている4曲の鍵盤譜
そうしたことを考慮しつつこのDVDの中から、今日リュート曲とされている曲を探してみました。何分ドイツ語表記でもあって、探すのにちょっと苦労しましたが、BWV996(リュート組曲第1番ホ短調)、BWV997(リュート組曲第2番ハ短調)、BWV1006(リュート組曲第4番)、BWV998(プレリュード、アレグロ、フーガ変ホ長調)の4曲が見つかりました。これらは「楽器不明の作品」とされたカテゴリーに、鍵盤譜で入っていました。
他の作品は見つからなかったのですが、BWV1000のフーガはタブラチュア譜ですから当然除外されたのでしょうが、995(リュート組曲第3番)の鍵盤譜はあればなんとか見つかると思いますので、この当時は発見されていなかったのかも知れません。999の小プレリュードはただ見つからないだけかも知れません。


リュート組曲第1番(BWV996)と第2番(BWV997)の鍵盤譜
これらのリュート曲の鍵盤譜は前から欲しかったもので、以前にいろいろ調べてみたのですが、取り寄せ方がよくわかりませんでしたので、今回入手できてとても重宝しています。しかも安くというか、実質ただ同然で入手出来て、ある意味申し訳なく思っています。
さらに最近よくギターで演奏される「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番」の鍵盤譜(バッハ自身の編曲)もあり、これもこの曲を演奏する時の参考にとてもなるでしょう。また「同3番」のプレリュードの鍵盤譜もありました。
~バッハの全作品のCDの他、旧バッハ全集、全曲の楽譜がオマケとして付いている

器楽曲、鍵盤曲、宗教曲、オルガン曲のジャンルごとに色分けされてある。CDを聴いた後、ケース戻す時にちゃんと順番どおりに戻さないと後で取り出す時に困る。
バリオスのCDの紹介をしていたところですが
相変わらず寒い日が続いています。いつもだと2月になるとそこそこ暖かい日もあるのですが、今年に限ってはそんな日がありませんね。昔はもっと寒い冬もあったのでしょうが、若い頃はあまり感じなかったのでしょうね。地球温暖化とはいえ、こんな年もあるのでしょうか。
このところ、当ブログではバリオスのCDの話となっていますが、写真のように先月ブリラント・レーヴェルの「バッハ大全集」を購入したので、今日はこのCDの紹介をしましょう。この大全集はCDとDVDあわせて160枚で価格は1万2千円ちょっと。もう一枚当たりの価格を計算するのはやめましょう、空の音楽用CDの価格を下回っているのは確かです。
思ったほどはかさばらないが、やはり置き場所には困る
全部で160枚ですから相当なボリュームだとは思ったのですが、紙ケースなので枚数の割には意外とかさばらない気がします。しかし重量は3キロ以上あり、結構重たく感じます。やはり適当な置き場所がなく、とりあえず床に直接置いています。

やはり置き場所に困り、とりあえず床にじか置き
カンタータやオルガン曲は順番がばらばら
CDのほうは器楽曲(鍵盤以外の)、鍵盤曲、宗教曲(カンタータ、受難曲など)、オルガン曲と写真のように色分けされていますが、宗教曲は数が多いので3色になっています。それでも適当に取り出して、順番が狂ったりするとCDを探すのにたいへんになってしまいそうなので、CDを取り出したら、しおりなどを挟んで、戻す時に順番が狂わないようにしています。
これまでバッハの作品はカンタータ以外ほとんど持っているのですが、カタータ全集を買うより、この大全集のほうが安いのは間違いありません。ただそのカンタータはBWVの番号どおりには並んでなく、探すのにちょっと手間取りそうです。また「大全集」としているわけですからすべてのカンタータが重複や脱落なしに揃っているとは思いますが、確かめるのもちょっとたいへんです。
オルガン曲もフーガやコラールなどがばらばらに入っているので、特定の曲を探すにはちょっと不便ですが、もともと全集を想定して録音された物ではないのかも知れません。
気になるリュート曲は
ギターファンには気になるリュート曲のほうは、リンドベルクの演奏で現在リュートのための作品とされている4つの組曲とBWV998、999、1000が2枚のCDに収められています。リンドベルクの演奏はあまり癖のないオーソドックスとも言える演奏で、装飾音も記入されているもの以外はあまり入れていません。
テンポも中庸で、あまり崩したりすることもなく清楚な演奏と言えます。楽器の関係もあると思いますが、各声部とも聴き取りやすくなっています。練習の際に参考にするにはよい演奏だと思います。
一枚のDVDにバッハのすべての作品が入っている ~旧バッハ全集だが
DVDのほうはマタイ受難曲とヨハネ受難曲の演奏。もう一枚のDVDには前述のとおり、旧バッハ全集の譜面のデータが入っています。紙の楽譜にしたらどれくらいの量になるのでしょうか、おそらくダンボール何個分かにはなるでしょう。データのみとはいえ、それらがたった一枚のDVDに収まってしまうのですから恐ろしいものです。
新バッハ全集は最近完成、買ったらいくら?
因みに新バッハ全集のほうは1951年に校訂作業を開始し、2007年にすべての楽譜が刊行されたそうです。なんと半世紀を越えるプロジェクトだったのですね。1951年といえば私の生まれた年、ちょっと親近感を感じます。こちらの新バッハ全集のほうがオマケだったら本当に言うことはありませんが、それはちょっと虫のよすぎる話でしょうね、本当に大変な作業だったようですから。新バッハ全集のほうは買ったらいくらするのでしょうね。
旧バッハ全集ではリュートのための作品というのはない。BWV番号も
旧バッハ全集は1900年頃完成されたとのことですが、これとてやはり当時の音楽学者たちの労力と叡智を結集してのもの、たいへん価値のあるものと思います。ところで、この旧バッハ全集には「リュートのための作品」というのはありません。前に言った現在バッハのリュートのための作品とされている「4つの組曲+3曲」というのは、あくまで新バッハ全集によってリュートのための作品と認められたものです。またBWV番号というのも新バッハ全集のもので、旧バッハ全集には番号的なものはありません。
現在リュート曲とされている4曲の鍵盤譜
そうしたことを考慮しつつこのDVDの中から、今日リュート曲とされている曲を探してみました。何分ドイツ語表記でもあって、探すのにちょっと苦労しましたが、BWV996(リュート組曲第1番ホ短調)、BWV997(リュート組曲第2番ハ短調)、BWV1006(リュート組曲第4番)、BWV998(プレリュード、アレグロ、フーガ変ホ長調)の4曲が見つかりました。これらは「楽器不明の作品」とされたカテゴリーに、鍵盤譜で入っていました。
他の作品は見つからなかったのですが、BWV1000のフーガはタブラチュア譜ですから当然除外されたのでしょうが、995(リュート組曲第3番)の鍵盤譜はあればなんとか見つかると思いますので、この当時は発見されていなかったのかも知れません。999の小プレリュードはただ見つからないだけかも知れません。


リュート組曲第1番(BWV996)と第2番(BWV997)の鍵盤譜
これらのリュート曲の鍵盤譜は前から欲しかったもので、以前にいろいろ調べてみたのですが、取り寄せ方がよくわかりませんでしたので、今回入手できてとても重宝しています。しかも安くというか、実質ただ同然で入手出来て、ある意味申し訳なく思っています。
さらに最近よくギターで演奏される「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番」の鍵盤譜(バッハ自身の編曲)もあり、これもこの曲を演奏する時の参考にとてもなるでしょう。また「同3番」のプレリュードの鍵盤譜もありました。
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