中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

ありがとうございました


 ちょっと日にちが経ってしまいましたが、15日(金)は県立図書館で私のコンサート、16日(土)は東海村リコッティでオーシャン・パル・ギター・コンサートが行われました。


県立図書館でのコンサート

 図書館でのコンサートはわたしの独奏のみのコンサートですが、平日の午後にもかかわらず、約120名ほどの方に来ていただきました。本当にありがとうございました!! 多少なりとも楽しんでいただけていたらと思います。


 ここでのコンサートは普段あまりギターに縁のない人も来てもらえるので、アコラやギター文化館でのコンサートとはまたちょっと違った内容でと考えています。今後も出来れば年に一度くらいはコンサートを行えればと思います。

 大学のギター部時代の仲間のIさんから、演奏終了後、館の人を通してお花をいただきました。Iさんとは30数年以上は顔を合わせてなく、連絡先もわからずお礼が言えません。それにしてもたいへん懐かしい名前に驚いたと共に、とても嬉しく思いました。当ブログを見ているはずはないとは思いますが、Iさん、たいへんありがとうございました。



オーシャン・パル・ギター・コンサート

 16日のリコッティでのコンサートは私を含めて、約18名の人によるコンサートでしたが、雨にもかかわらず約100名くらいの人が聴きに来ていました。ここでのコンサートは2度目ということで、前回の昨年よりは出場者も多くなりました。それぞれの演奏のほうも若干慣れてきたかなと感じました。

 私個人的にいえば、予想外に室温が高く、汗で親指が引っかかり気味になってしまった前日より(ちょっと言い訳が多いが)、この日のほうが多少は良かったかなと思います。




セゴヴィア 1940年代の録音

 またセゴヴィアの話に戻りましょう。1944年の録音のうち、前回のLP(セゴヴィア・ギター・リサイタル)に含まれなかった録音は、LP化が遅れ、一般にはあまり聴かれないものになりました。


1944年の録音のうちLP「セゴヴィア・ギター・リサイタル」に含まれなかった曲

D.スカルラッティ : ソナタホ短調
パガニーニ~ポンセ編曲 : ロマンス
ラモー : メヌエット
パーセル :アイルランドの新しい歌
ダウランド : ガリヤルド
A,スカルラッティ : ガヴォット
A.スカルラッティ : サラバンド
ハイドン : アンダンテ
ハイドン : メヌエット
 



前のLPの余り物?

 1970年代末頃には、これらの曲のうち一部の曲がアルベニスの曲などと組み合わされて「アンドレス・セゴヴィア秘曲集」としてLPで発売されましたが、時期的にもあまり話題にはならかったように思います。

 といった訳でかつては、これらの曲は文字通り「秘曲」となってしまったわけですが、現在ではCDとなって安価で、簡単に入手できるようになりました(複数のレーヴェルから廉価盤で出されている)。

 これらの曲は主にバロック時代の作品が中心となっていますが、「A,スカルラッティ作」となっている2曲はご存知のポンセの作品です(ドメニコ・スカルラッティ作では、ばれやすいので、あまり有名でない父親のアレクサンドロのほうにした?)。 



「組曲イ短調」と並ぶ、「組曲二長調」

 二長調で書かれたこられの作品は後に5曲からなる「組曲ニ長調」とされ、今日ではポンセ作曲「組曲二長調」として出版されています(おそらくこれにはポンセ自身もセゴヴィアも関与していないと思われる)。結果的に「組曲イ短調」と並ぶポンセのバロック風組曲となっています。

 ドメニコ・スカルラッティ(息子の方)のソナタは数百曲あり、ギターで演奏される曲だけでも数十曲以上はあると思いますが、かつてはギターではこの「ホ短調」のもが最も有名で、人気もありました。「ラモーのメヌエット」はイエペスが禁じられた遊びで弾いた曲とは別の曲です(鍵盤曲からの編曲)。



やはりセゴヴィアのハイドンはいい

 パガニーニの「ロマンス」は、ほぼ単旋律の原曲にポンセが肉付けしたもので、セゴヴィアは1960年代にも録音しています。パーセルとダウランドの曲は一つのトラックに収められています。ハイドンの「アンダンテ」は基本的にタレガ編、「メヌエット」は弦楽四重奏からのものです(交響曲「奇跡」からのものとは別曲)。こちらも1960年代に再録しています。なぜかセゴヴィアにはハイドンがよく合う感じです。

 演奏は曲目の関係で派手なものではなく、どちらかと言えばしっとりとした感じのもですが、あるいはこうしたことがLP化が遅れた要因だったのかも知れません。音質に関しては、このナクソス盤で聴く限り、ノイズ等は結構あるが、決してそれほど悪いものでないでしょう。大幅にノイズ・カットしたものよりかえってよいのではと思います。
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