中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

Q : この秋の発表会に出るように勧められています。出てみたい気持ちもありますが、今までほとんど人前でギターを弾いたことがないので、もう少し上手になってからにしようかと迷っています。

                                         女性(年齢不詳)


A : その3




初めての発表会

 今回は思い切って発表会に出てみようと決断した方のために(・・・・個人的にはそれほど大きな決断とは思いませんが、人によってはたいへん大きな決断でしょう・・・・)、初めて発表会に出る場合についてのお話をしましょう。



半年~2年くらいが適当、なるべく易しいもので

 初めての発表会出演は、なるべくならそれほどギターを始めて年数、月数が経ってなく、まだそれほど上手になっていない時の方がよいということは前にお話しました。具体的には半年~2年くらいが適切なのではと思います。

 曲の方も特別のものでなく、普段レッスンを受けているものでよいと思います。なるべく余裕を持って弾けるくらいのもの、できれば易しすぎるくらいの曲がよいでしょう。合奏や二重奏でもよいと思います。



リハーサル ~一人しか聴いてなくてもそれなりに緊張する

 ステージで演奏するというのは、始めてでなくても確かに緊張するものです。それはある程度回数を重ねてもそれほど変りませんが、何回かステージを経験すると緊張するとはどういったことなのかということがわかり、対策は立てやすくなります。

 そういったことで、リハーサルは出来れば複数回行なうのがよいのですが、現実にはそれほど何回も出来ないかも知れません。しかしギターを弾く場合、一人でも聴いている人がいると結構緊張するもので、私の場合などステージより一人の人しか聴いていない場ほうが緊張するくらいです。



人前でギターを弾くということを実感する

 従って、家族の方に聴いてもらうとか、発表会に出演する人どうしで聴き合ったりするなど、工夫してみて下さい。その時、上手く弾けたかどうかだけでなく、演奏中どんな精神状態になったか、どういった点は上手く出来て、どのようなことが予定通りにできなかったか、など把握しておくとよいでしょう。



緊張しても大丈夫なものと、緊張すると出来なくなるものもある

 もちろん個人差はありますが、緊張しても比較的問題なく出来ることと、練習では出来ていても、緊張すると上手く行きにくいということがあります。

 緊張しても比較的問題ないということでは、まず何といってもアポヤンド奏法を用いた単旋律、つまりメロディでしょう。最近ではアポヤンド奏法使用の良し悪しは議論されるところですが、初心者にも安定して音が出せると言う点では異論のないところと思います。



「ローポジション」の「単旋律」は最も確実

 特にim(人差し指と中指)によるアポヤンド奏法の場合、親指を⑥弦に添えることにより、ほぼ弦を間違えずに弾くことができるでしょう(例え指が震えたとしても)。

 さらに、出来ればポジション移動の少ないものほうがよく、ポジション移動自体でもリスクがあり、ポジション移動の際に指を見たりすると譜面が飛んでしまうリスクもあります。つまりロー・ポジション(第1ポジション)の単旋律というのが、最もステージで弾きやすいものと言えます。



一定の音形の伴奏

 また比較的簡単な和音による定まった形の伴奏も弾きやすいでしょう。伴奏なので多少音が不明瞭でもそれほど演奏に支障がないでしょう。もちろん練習中はクリヤーに音を出すようにしなければなりませんが。

 以上を総合すると、ギターを始めて間もない人が発表会に出るとしたら、この二つの組み合わせ、つまりローポジションによるメロディと簡単な和音による二重奏、あるいは合奏などがよいと言うことになります。





 
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