中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。


実力イマイチ?

 最初に「コンサートや発表会では暗譜で演奏することが多い」と言いましたが、ではコンサートなどでは必ず暗譜しなければならない、あるいは譜面を見るより見ない方がよいかというと、私は決してそうは思いません。最初に書いたとおり、確かに一般的にはそう言われていて、プロの演奏家が譜面を見ながら弾いていたりすると「あの人真面目に取り組んでいないじゃないか」とか発表会で譜面を見ながら弾いている人をみると「実力イマイチかな」とか思われたりしますが、そのこととその人の演奏がよいかどうか、ということとは基本的には関係ないはずです。


どちらにしろ結果が大事

 結局どちらの方が良い演奏ができるか、ということが問題なのだと思います。例え暗譜で弾いたとしても、ただ忘れないようにだけ考えて演奏するとしたら良い演奏になるはずはありません。また中途半端な暗譜はステージでは通用しませんから、暗譜で弾く以上かなり時間を費やします。そのことに時間をさくよりも他のことに時間を使ったほうがよいこともあります。


先が読める

 楽譜を使うことで頭が暗譜のことから開放されて、曲そのものを考えながら演奏することができれば、当然その方がよい演奏が出来ます。楽譜を見ていると前後関係もよくわかり、例えば「5小節先にクライマックスがあるので、この辺はこれくらいの音量にしとこうか」とか「次の所いつもテンポが上がり気味になるから気をつけよう」などということも考えやすいと思います(もちろん暗譜の場合でもやらなければなりませんが)。しかし曲によっては譜面を見ながらでは弾けない曲もあります、ポジション移動の激しい曲とか、速い曲とか、長い曲などです。その場合は覚悟を決めて、前述のとおり99パーセントではなく、100パーセント(出来れば120パーセン)暗譜しなければならないでしょう。


タイトルだけでも

 私の場合は、その曲や状況などに応じて使い分けています。場合によっては楽譜は見ないがとりあえず譜面だけは前に置いておく、などいうこともあります。お守りのようなものです、弾く前にその曲のタイトルだけでも見ると安心するとか。


自分に合った方法

 また私の教室の発表会などでは、基本的に、その人の弾きやすい方法で演奏してもらっています。発表会で弾くという場合、たいてい練習では譜面など見なくても弾けるようにはなっているのですが、楽譜があった方が弾きやすいという人と、ないほうが上手く弾けるという人がいますので、実際リハーサルなどをやってもらい、その人のやりやすいほうにしています。



 以上で「暗譜」の話は終わりですが、次は相当具体的な話で、「運指」の話にしようかと思います。

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