中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

CD紹介 ~これからクラシック・ギターのCDを聴く人のための


 前回おはなししたとおり、これからギターを聴こう、あるいはまだあまりギター曲を聴いたことがないと言った人のためのクラシック・ギターの紹介をしてゆきます。


基本的に国内盤

 最近では海外盤も入手しやすくなって、価格などもかなり安いものも多くなっていますが、ギターのCDをあまり聴いていない人にとっては、曲名や解説はやはり日本語のほうがわかりやすいと思いますので、基本的に国内盤に限定して行ってゆきます。

 一応今現在入手可能なものを紹介してゆくつもりですが、入手不可能になっているものもあるかもしれません。その場合はご容赦下さい。その場合は取り寄せる店などによって異なるので、別の店などを検索してみるか、あるいは類似のものが輸入盤として入手できる場合もあります。

 また価格も一応記しておきますが、実際には取り寄せる店などによって若干異なると思いますので、おおよその目安と考えて下さい。




◎ <ベスト・ギター100>6枚組  3086円

CD1 バロック以前
CD2 スパニッシュ1
CD3 スパニッシュ2
CD4 ロドリーゴ
CD5 ラテン・アメリカ
CD6 近代




6枚で3000円と少々

 6枚組のCDにギター曲100曲で3000円と少々(もっと安く手に入る場合もある)、国内盤としてはかなりお買い得のセットです。ギタリストはアンドレス・セゴヴィア、 マヌエル・バルエコ、 オスカー・ギリア、 エリオット・フィスク、 クリストファー・パークニング、 荘村清志、 大萩康司、 村治佳織、 押尾コータロー、 さらにリューティストのベイルズなどとなっています。

 残念ながら私自身は現物を持っていませんが、古い曲から、一部ポピュラー系の曲も含めた新しい曲まで、有名な曲から通向けの曲まで、本当にいろいろな曲入っています。演奏の方も国内外の一流のギタリストによるもので、とりあえずこれ1枚持っていればクラシック・ギターがかなりわかるでしょう。

 曲目解説がついているかどうがはわかりませんが、少なくとも曲名は日本語で表記されています。発売年やレーヴェルもわかりませんが、おそらく現役盤で、入手可能と思われます(GGショップなど)。曲数が多すぎるのが唯一の欠点でしょうか。

 私自身では、ほとんどの曲が(同じ演奏で)すでに持っているものと重複するので、取り寄せる必要はなさそうなのですが、でも気が向いたら取り寄せるかも知れません。
 




◎ <セゴビアの芸術>2枚組 ユニバーサル・ミュージック 3086円

タレガ : アランブラの想い出、アラビア風奇想曲、マリエッタ
モレーノ・トロバ : 松のロマンセ、マドローニョス、滑稽なセレナード
ソル : 魔笛の主題による変奏曲
ファリャ : ドビュッシー賛歌
ポンセ : 主題と変奏と終曲、メキシコ民謡
トゥリーナ : セビリヤース
ロドリーゴ : はるかなるサラバンド
テデスコ : 悪魔の奇想曲、セゴヴィアの名によるトナディリャ
ヴィラ=ロボス : 前奏曲第1番、第3番
アルベニス : アストゥリアス、サンブラ・グラナディーナ
 他ダウランド、ヘンデル、バッハ、フレスコバルディ、スカルラッティ、パガニーニ、ショパン、メンデルスゾーンなどの作品



20世紀の巨匠、アンドレス・セゴヴィアの脂の乗り切った演奏

ブログ 054

 同じ価格でこちらは2枚組ですが、アンドレス・セゴヴィアの1950~60年代のデッカ・レ―ヴェルに録音したものからの抜粋です。最近人気が出た曲はもちろん含まれていませんが、クラシック・ギターの定番的な曲が含まれ、何といってもセゴヴィア最も脂の乗り切った時期の録音と言えます。モノラル録音も含まれますが、鑑賞に全く差支えなく、セゴヴィアの音をしっかりと捉えています。

 ギター名曲を聴くと同時に、セゴヴィアの名演奏を味わうCDと言えますが、セゴヴィアの演奏を聴いたことがない、あるいはセゴヴィアのCDをあまり持っていない人にはぜひお薦めです。また同じ内容の輸入盤もあり、こちらは1000円ほど安くなっています。曲目解説など不要の人にはお薦め。





◎ <禁じられた遊び/ナルシソ・イエペス> キングレコード  1028円

IMG_0001_20140405220551537.jpg


民謡 : 禁じられた遊び
ラモー : メヌエット
スカルラッティ : ソナタホ短調
サンス : スペイン組曲
ソル : メヌエット第5番、第6番、 魔笛の主題による変奏曲
ヴィラ=ロボス : 前奏曲第1番
ピポー : 舞曲第1番
アルベニス : 入り江のざわめき



イエペスの6弦時代の録音、かつてのベスト・セラー

 おそらく1960年前後に日本国内で録音されたものと思います。イエペスがまだ6弦ギターを使用していた頃のもので、LP時代には何度も再発を繰り返したもので、当時はギター・ファンならずとも各家庭に1枚はあったLPです(ちょっと言い過ぎかな?)。

 改めてCDで聴いてみると、この年代の録音としてはなかなか良いものです。「前奏曲第1番」など”異次元から聴こえてくるようだ”などと前に書いたことがあります。「禁じられた遊び」もご本家ということになりますが、やはりたいへん美しい演奏です。イエペスは次第に個性的なギタリストとなってゆきますが、この録音ではまだまだ初々しさが感じられ、好感度の高い演奏と言えます。

 LPの曲を曲順など変えずにそのままCDにしてあるので、CDとしては曲目は少な目で、ギターの名曲が網羅されているわけではありませんが、CDとしてのまとまりはあります。かつてのギター・ファンにも、これからギターを聴く人にもお薦めです。






◎ <イエペス アランブラの想い出/ギター名曲集> ユニバーサル・ミュージック 1851円


737.jpg


作者不詳 : 禁じられた遊び
タレガ : アランブラの想い出、ゆりかご、パヴァーナ
ダウランド : デンマーク王のガリヤルド
ロルダン : 月の光
バッハ : ロンド風ガヴォット
グラナドス : スペイン舞曲第4番、第5番
アルベニス : マラゲーニャ、アストゥリアス、入り江のざわめき
ロドリーゴ : ヘレスの地で、 オリーブの木立を縫って、
スカルラッティ : ソナタイ長調
リョベット : 商人の娘
ファリャ : 粉屋の踊り
ソル : 魔笛の主題による変奏曲



1960年代後半から1980年頃の録音

 同じイエペスのCDですが、こちらは1960年代後半から1980年頃にかけてドイツ・グラモフォンに録音したものからの抜粋です。10弦ギター時代のものが主ですが、一部6弦使用のものも含まれています。

 上記のものよりも曲数も多く、文字通り名曲集となってます。またイエペス独特の音響世界と言った感じで、他のギタリストでは聴けない部分もたくさんあります。



スポンサーサイト
コメント
コメントする
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する