中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

アコラ10周年記念コンサート    6月29日(日) ひたちなか市アコラ   16:00~

 出演  デュオ・フェリーチェ   中村俊三   宮下祥子






あまり触れたくはないが

 あまりこの話には触れたくないとは思いますが、コートジボアール戦、負けてしまいましたね、たいへん残念です。一般的な予想(日本人以外の)では、コートジボアールの方が有利とされていましたから、結果は順当なのかも知れません。コートジボアールが先制点を取って食い下がる日本を力で振り切ったというところでしょうか。


判断の速さが光る

 でも本田選手のゴールは素晴らしかったですね、なにが良かったかって、何といっても判断の速さでしょう。誰しもがもう一度ボールに触れてコントロールするのではと思ったところにいきなりシュート、体のキレもあったが、何といってもその判断の速さが光る! 


思い出したくないが

 しかし全体的に今日の試合では、日本代表は判断の遅れやパスの正確さを欠く場面が目立ちましたね。なんとなく負ける時の典型的なパターンになってしまいました。 何となく8年前のドイツ大会を思い出した人も多かったのではと思います(初戦のオーストラリア戦で、中村俊輔選手が先制点をとったが、残り15分というところで3失点し予選敗退した)。

 こうなったら今回の敗戦など忘れるしかないですね、まだグループ予選敗退が決まったわけではないし! (だれもそんなこと言っていない?) もう残り2戦負けは許されなくなったけど、やってみなければわからないのがサッカー! 期待してもいけないが、希望を捨ててもいけない!    

 ・・・・気を取り直して曲目解説の続きにしよう。







 <曲目解説>

◎アルベニス : パヴァーナ・カプリッチョ

 この曲はアルベニスの20歳前後の作品で、まだスペイン的な作品を手掛ける前のものです。したがって、他のアルベニスの作品のようにスペイン的な香りは少ないのですが、その代わりに透明感のある、瑞々しい美しさを持った作品となっています。

 グラナドスの曲で言えば、前回のコンサートで演奏した「詩的ワルツ集」に相当する作品とも言え、「詩的ワルツ集」がシューマン風とすれば、こちらはショパン風と言えるかも知れません。


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原調のホ短調だと音域も高く、やや難しくなるが、透明感は出せると思う


 タレガは原曲より1オクターブと1音下げてニ短調で編曲していますが、私の場合は原曲を1オクターブ下げた原調のホ短調でアレンジしています。原調だと音域もかなり高くなり、演奏はしにくいのですが、自然ハーモニックスなども使用出来、原曲の持つ透明感は出しやすいように思います。




◎アルベニス : マジョルカ

 この曲は1890年の作品で、地中海に浮かぶマジョルカ島の名が付けられた舟歌(バルカローレ)です。主旋律にはショパンのバラードを思わせるようなところがあり、この曲もショパン風と言えます。そう言えばマジョルカ島はショパンが一時期、女流作家のジョルジュ・サンドと過ごした地でもあります。

 ギターの方では1960年代にセゴヴィアが演奏し、以来ギターのレパートリーとしても定着しています。原曲は嬰ヘ短調(シャープ3つ)で、セゴヴィアはニ短調に移調し演奏していて、ギターで演奏する場合は、ほぼこの調で演奏されます。


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イサーク・アルベニス 1860~1909


 私のアレンジでもこのニ短調を踏襲していますが、アレンジそのものはセゴヴィア編とは関係なく行っています。悲しく、しっとりと歌われる短調の主部に対して、中間部は明るくおおらかに歌われます。全曲を通じてたいへんメロディックな曲と言えます。





◎アルベニス : コルドバ

 この曲は1896年頃作曲された5曲からなる「スペインの歌」に含まれる曲で、アルベニスの作品としては比較的挽年のものに属します。心地よいパソドブレのリズムに乗って馴染みやすいメロディが奏でられます。なお、コルドバはスペイン南部のアンダルシア地方の、ほぼ中央部にある都市です(ローマ時代の水道が有名かな?)。


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コルドバのローマ時代の水道橋 (たぶん世界遺産)


 ギターでは1969年にジョン・ウィリアムスが録音して以来、他のギタリストにも演奏されるようになり、現在では「アストゥリアス」、「セビージャ」などと共に人気曲の一つとなっています。

 原曲はニ短調なので、ギターでもほとんどそのニ短調で演奏されます。私の演奏は、やはり私自身でアレンジしたものとなりますが、一般的に聴かれるものとあまり違いは感じられないでしょう。もともとギターのために書かれた曲のように聴こえたら幸いです。

 
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