中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

Q : ギター教室の先生になるにはどうしたよいでしょうか?  3



これまでどのようにしてギター教室の先生が誕生してきたか

 さて、旅行とか、アンサンブル演奏会が間近とかで、このテーマの記事もどこまで書いたかわからなくなりそうですが、確か前回はギター教室を始めるにあたっては,、特に資格のようなものはなく、本人の意思次第で誰でも始めることが出る、と言ったようなことを書きましたね。

 今回は、実際にはこれまでどのようにしてギターの先生が生まれ、あるいはギター教室を始めたかということを、私の経験や、知る限りでお話ししてゆきましょう。 



いつ頃からギター教室があった?

 我が国にギターなる楽器が持ち込まれたのがいつ頃なのか、正確にはよくわかりませんが、だいたい明治の中頃と言われtれいます(正確な情報ではないが)。

 一般にギターが普及するようになったのは昭和初期と言ったところで、少なくともこの頃にはギター教室が存在していたと思われますが、おそらく一部の都会のみでと考えられるでしょう。

 私のかつての生徒さんの中に、昭和10年代に、日本のギター界の草分けと言われる武井守成氏のお弟子さんにあたる人にギターを習ったという人がいました。 その人が10代の頃だったそうですが、 戦前にギターを習ったという人はかなり貴重でしょう。




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東福寺の紅葉  今回の記事には全く関係ありませんが、今回の記事には適当な画像がないので、代わりにこの前の京都の紅葉の写真を添えます。



 
1950年代には栃木市でもギター教室が

 私は栃木県の栃木市の近くで生まれましたが、私が小学校にはいるか入らないかくらいの頃、つまり1956年(昭和31年)頃、 私の兄がが栃木市でギター教室を開いていたギタリスト、荒川義男氏のところでギターを習い始めました。

 荒川氏はその後南米に渡り、フォルクローレの巨匠、ユパンキに師事し、ソンコマージュというステージ・ネームで活動していましたから、ご存じの方も多いのではないかと思います。




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東福寺 何の建物だったかは不明  ・・・・・本文とは全く関係ありません




ヒーローがギターを担いで登場?  ギターのバブル期

 この当時映画「禁じられた遊び」の主題曲が人気となり、また古賀メロディをはじめとして、歌謡曲でもギターが活躍し、さらに映画のスクリーンでは主役がギターを担いで現れるなど、ギターが一つのブームとなり、ギターを習う人がたいへん多くなりました。

 その結果として全国に多くのギター教室、及びギター教師が表れることになり、私の兄もギター教室に通うことになったものと思います。



ギター・ブームの末期に、大学生の頃からギター教室の先生を始めた

 私がギター教室の先生をやるようになったのは1972年で、1950年代から始まった、そのギター・ブームの終頃だったのでしょう。 その頃でもまだギターを習う人は結構多かったと思います。 ちなみに、その時代にギターに触れ、その後長い中断の後、最近になってギターを再開する人はこのところかなり多くなっています。

 私はその当時まだ大学生でしたが、その時ギターを習っていた荻津先生から、楽器店に併設してある音楽教室のギター科の講師に推薦していただき、大学在学中でも週に5日はギター教室にでかけ、ギターを教えていました。

 教えていた生徒さんの数も3~40人くらいはだったと思いますが、大学を卒業して本格的にギター教師となってからもその数はあまり変わらず、時期によってはもっと少なかったこともありました。





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上の写真と構図が似ているが、こちらは銀閣寺(真横から)  ・・・・・くどいけど本文とは関係ない





コンビニのバイトよりも簡単

 その音楽教室でギター科の講師を務めるにあたっては、特に面接とか試験とかもなく、履歴書すら書いた記憶がありません。 記憶は定かではありませんが、先生の方から教室の関係者の方に「中村さんです」と口頭で紹介してもらい、来月から何曜日の何時に来てくださいといった話になったと思います。 

 今現在だったら、コンビニのアルバイトでももっと手続きが必要なのではないかと思います。 おそらく音楽教室の方も「荻津先生の紹介であれば間違いない」と言ったことなのでしょう。

 荻津先生に認めていただいたとはいえ、当時の私はまだ演奏技術や音楽的知識も不十分で、教え方、特に初心者や子供たちへのギターの教え方など全くわからない状態でした。 当然失敗に次ぐ失敗で、今でも当時の生徒さんたちには申し訳ない気持ちでいっぱいです。





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高台寺




ギターを絶対に弾かないギターの先生

 この時代、つまり1950~70年頃は、急激にギターを習う人が増えだし、指導者不足といった状況で、ある程度ギターが弾ければ、あるいはギターが弾けなくても音楽のことにある程度詳しければ、比較的簡単にギター教師になれた時代とも言えます。 私もそんな状況でギター教師に”なってしまった”一人でしょう。

 その当時では専門的にギターを学んでいない人がギターを教えるといったことがよくあり、 ヴァイオリンや、ピアノの先生がギターも教えるといったことがそれほど特別ではなかったようです。 音楽さえわかっていれば楽器が違っても教えられるということなのでしょう。

 ギター教室の先生がコンサートや発表会でギターを弾かないのは普通で、レッスンの際でも絶対にギターを弾かない先生というのも実際にいたようです。

 
 
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