中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

Q&A ギター教室の先生になるには 6



正しい、ギター教室の先生のなりかた




 今回は”正しい、ギター教室の先生のなりかた” についてです。 ギター教室の先生になるには、まず当然比較的早い時期からギターを習わなければなりません。 少なくとも10歳前後、広く言えば4~12才くらいといったところでしょうか。

 ただし、小学生や幼児期などからピアノやブラス、ソルフェージュなどを学ぶことで音楽の基礎を身に付けていれば、中学生くらいからギターを始めても問題ないでしょう。



10歳前後までにはギターに触れてほしい

 確かに現在の第一線級のギタリストの多くは、3~5歳くらいからギターを学んでいますが、演奏家ではなく、ギターの指導者と限定すれば、もう少し遅くてもよいでしょう。 むしろ少年期や幼少期にはギターだけに絞らず、他の音楽をやったり、他の趣味をやっておく方が、指導する際にはよいかも知れません。

 一般に絶対音感が育つのは3~5歳くらいと言われますが、私の経験では、リズム感や音色感が育つのはもう少し後、つまり10歳前後くらいのようです。 ギターの場合、演奏するにせよ、指導するにせよ、音色感はとても大事なので、少なくともこの時期にはギターに触れてほしいところです。



あまり性急に将来の目標を決めないほうが良い

 しかしながら、プロの演奏家にせよ、指導者にせよ、この時期(小、中学生)から将来の職業をプロのギタリストのみに絞ってしまうのは、あまりよいことではないように思います。 仮にギターがとても好きで、それに応じた能力も備わりつつあるとしても、まだまだ広い可能性は残しておくべきでしょう。

 現実的には、高校生、あるは大学生となれば、進路もある程度決定しなければならないと思いますが、その時期になれば、いろいろなことを総合的に考慮して、自分の職業を決める判断力も付くのでは思います。



プロのギターリストを目指すのは、個人的にはお薦め出来ない

 しかし私個人的には、ギターを職業にするということは、やはり特殊なことなので、あまり、いや絶対にお薦めは出来ません。 どう考えてもプロのギタリストなど、それにかける才能や労力に見合った収入の期待できる職業ではありません。 もし、将来普通の生活を望むなら、当然他の職業を選択すべきです。

 そうしたことを踏まえて、それでもやはり、ギターの演奏家、あるいは指導者になりたいと思う人(当然それだけの能力が必要だが)、だけが、その道を目指すべきでしょう。



プロのギタリストの90%以上は、レッスンが主な収入源

 さて、何はともあれ、高校生くらいでギターの演奏能力も一定のレヴェルに達し、将来の職業をプロのギタリストに決めたとしましょう。 まだこの段階では演奏家になるか、指導者になるかは決めなくてもよいと思いますが、しかし現実にはギターを職業とする人の90%以上は演奏ではなく、ギターのレッスンを主な収入源としています。

 つまりプロのギタリストのほとんどは”ギター教室の先生”だということになります。 そのことは十分に考慮した上で、この道を目指さないといけません。 



まずは音楽大学か音楽専門学校

 プロのギタリストを目指すと決めた時に、今現在なら、まずやはり音楽大学や音楽専門学校に入学するのが最も良い選択でしょう。 かつてはギターに関しては音楽学校等とはほとんど無縁でしたが、今では音楽大学や音楽専門学校にギター科がかなり存在します。

 音楽大学などでは一般教養や、ギター演奏の実技の他に、ソルフェージュの試験もあるところもありますので、年少のうちからギターのレッスンと合わせて、ソルフェージュを習っておくとよいでしょう。 これはもちろん入試だけでなく、自分の演奏や将来指導者になった時にたいへん役立ちます。



音楽的教養を身に付け、他の楽器の学生との交流もある

 ギターの演奏技術だけだったら、特にこうした音楽学校でなく、個人的に先生についても問題ありませんが、これからのギターの指導者は音楽全体の知識がたいへん必要になってきます。 そうした音楽的教養を身に付ける意味では、こうした音楽学校で学ぶことはたいへん有用でしょう。

 また音楽学校ではピアノや弦楽器、声楽といった他の楽器の学生などとも交流があり、それもまたたいへん貴重なことでしょう。



卒業したからといって、すぐに仕事があるわけではない

 ただしこうした音楽学校を卒業したからといって、すぐに演奏や、教育の仕事に就けるわけではないことは理解しておくべきでしょう。 ギターの世界はよくも、悪くも学歴社会でも、資格社会でもありません。



海外留学も良い

 さらには海外留学するのもよいでしょう。 日本国内でも十分に音楽の勉強が出来ますが、やはり音楽はインター・ナショナルなものですので、海外の生活を経験したり、海外のギタリストの卵たちと交流を持つのはたいへんよいことでしょう。

 海外留学する場合、高校卒業してからすぐに海外の音楽学校に留学する場合と、国内の音楽学校である程度学んだり、卒業したりしてから行く場合とあります。 中には中卒で海外に渡り、高校も海外の高校に入学する人もいます。 



ドイツで先生になる人も

 ドイツなどでは、前にも話した通り、”ディプロマ”という制度があり、これを得るとドイツ国内でギターの指導の仕事に就くことができるようです。 日本人でもディプロマを獲得してドイツでギターの先生になっている人もいます。

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