中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

<中村俊三ギター名曲コンサート   5月27日(水) ひたちなか市文化会館>

曲目紹介 2

F.タレガ : アランブラの想い出




タレガはこの曲を弾いていた?

 この曲も当ブログの読者の方々にはあまり説明の必要がないと思いますが、一応今まで書いたことなどをまとめておきます。 この曲は1889年、つまりタレガが亡くなる10年前にグラナダを訪れた時に書いたとされています。

 当初の曲名は幻想曲「グラナダ」 といったようなものだったそうです。 「アランブラの想い出 Recuerdos de la Alhambla」 として出版されたのは1907年頃とされています。 タレガの生存中から人気のあった曲だったそうですが、タレガのリサイタルのプログラムにはこの曲らしいものは見当たりません。



タレガ
くわえタバコでギターを弾くタレガ。 こんな感じで生徒の前でアランブラの想い出を弾いていたかも知れない



 つまりアラビア風綺想曲などと同様、公式には演奏はしていなかったようです。 もちろんそれはプログラムなどが残る公式のリサイタルについてで、 自宅などで生徒子や愛好家の前では、他のタレガの作品同様、よく演奏されたのかも知れません。 また生徒たちへのレッスンでも、生徒の演奏を聴くよりも、自分で演奏することの方を好んだようです。






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アランブラ宮殿があるグラナダ



イスラム人の最後の拠点

 アランブラ宮殿の方もよくご存じと思いますが、スペインでのイスラム勢力の最後の拠点となったグラナダの小高い丘の上にある宮殿です。 その成立は一言では言えず、8世紀頃からイスラム人により軍事施設、つまり砦として建てられ、徐々に豪華な宮殿へと作り替えれれていったようです。 グラナダがヨーロッパ人(スペイン王権)よって奪回されてからもカルロス1世などにより手が加えられていったようです。

 有名な建物としては、「ライオンの間」、 「アラヤネスのパティオ」、 「パルタル庭園」 ・・・・・・・・



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パルテル庭園


講釈師、見てきたような嘘を言い

 ・・・・こんな説明をしていると、私自身が何度もここに行っていて、現地ガイドなみに詳しいように聴こえますね。 確かに当ブログでも、またコンサートの時でも、またレッスンの際などにこのアランブラ宮殿について説明したりしています。 しかし残念ながら本当は1度も行ったことはなく、全部どこかに書いてあることをそのまま写したり、しゃべったりしているだけです。 ゴメンナサイ    ・・・・・・まさに ”講釈師見てきたような嘘を言い” ですね。



最近では”アランブラ”と表記されることが多いが

 ところこの話も当ブログでよくやっていますが、 ちょっと前までこの曲を「アルハンブラの想い出」 と表記されることが多かったのですが、最近ではほとんどのコンサートのプログラムなどに「アランブラの想い出」と表記されることが多くなっています。 そうしたことに従い、当ブログでも最近ではこのように表記しています(当ブログを始めた頃はまだ”アルハンブラ”だったかな)。

 これはスペイン語では”h”は発音せず”アランブラ”になるからです。 スペイン語の発音すべてカタカナで表記すれば ”レクエルドス・デ・ラランブラ” となるようです。 冠詞(la)が付くので”ラランブラ”となるようです。



”アルハンブラ” でも悪い訳ではない

 ただし、アラビア語では ”アル・ハムラー” と言うそうですので、”アルハンブラ” と言う表記も全く根拠のないものではないようで、決して間違いというわけでもなさそうです。 要するに”アランブラ” は”アル・ハムラー”のスペイン訛りというわけですから。

    ・・・・・これもどこかに書いてある話です。  一応、チリの人にこの曲の正しい発音を聴いたことがあるのですが、だいたいこんなように発音していたような。


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