中村俊三 ブログ

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<中村俊三ギター名曲コンサート 3  5月27日(水)ひたちなか市文化会館>

  曲目紹介  フェルナンド・ソル : モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲




特に有名なアリアではない

 この曲についても以前に紹介していいるので、特に今回付け足すこともないのですが、何といっても古典期の作品で、狭い意味でもクラシック・ギター(厳密にはクラシカル・ギターかな)の代表曲でしょう。

 もとのメロディは 「なんと素晴らしい鐘の音」 と怪物たちが躍りだす歌で、モーツァルトらしく、美しく、かわいらしい曲です。 しかし、たいへん短くそんなに目立つ曲ではないのですが、よくこんな歌にソルは目がいったなと思います。



2倍Fernando_Sor



メロディを自分流に変えて用いている

 ソルはこの歌をそのまま主題にしたわけではなく、付点音符などを多用した自分流のメロディに変えて変奏曲にしています。 モーツァルトの書いた元のメロディを譜面に書くとこんな感じでしょうか。


IMG_201505172123405c2.jpg



本家ベートーヴェンも作曲している

 これはこれでなかなか美しい曲ですが、ソルは、さらに自分らしく、活気あるメロディにしたかったのでしょう。 ちなみにソルは「ギターのベートーヴェン」と言われることもありますが、本家ベートーヴェンも「魔笛」のアリアを主題とした変奏曲を作曲しています。 こちらはチェロのための曲で、パミーナとパパゲーノが歌う有名な二重唱をテーマにしています。

 一般のクラシック音楽ファンが 「『魔笛』の主題による変奏曲」 と聴くとたいていベートーヴェンの方を思い出すでしょう。  ・・・・一般の音楽ファンと、このソルの「魔笛・・・・」の話をする時には、必ず「ソル作曲の」と付けましょう。

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