中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

<中村俊三ギター名曲コンサート 5  5月27日(水)ひたちなか市文化会館>

 曲目紹介    よみがえる昭和の名歌  ~ ① 万城目正 : 悲しき口笛 




ふとメロディが浮かんできたのが

 今回のコンサートでは、皆さんも思い出深いと思われる昭和の歌を3曲ほど弾いてみたいと思いました。 まず1曲目として私が生まれた頃、つまり1950年前後の曲として何が良いかなと思ったのですが、ふとメロディが浮かんできたのがこの曲でした。



古いラジオから聴こえてきた

 おそらく私が小学校に入学する前後くらいだったと思いますが、母が手内職などしながら古いラジオを聴いていました。 その時よくこの曲がラジオから聴こえていたような記憶があります。


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当時家にあったものとはちょっと違いますが、だいたいこんな感じのラジオからこの曲が聴こえていた


 その古いラジオは、まるで宝石箱のような形をしていて、時々調子が悪くなって、兄がよく分解していました。 もちろん真空管式です。 購入した当時(戦前)はそれなりの価格のものだったのかも知れません。



ひばりさんのデビュー曲で、映画の挿入曲

 この「悲しき口笛」は昭和の大歌手、美空ひばりさんの事実上のデビュー曲だと言うことは皆さんもご存じと思います。 改めて当時の映像などを見てみると、11才頃の美空ひばりさんが、燕尾服にシルクハットという姿でパーティ会場のようなところで歌っています。 映画の中の1シーンで、ダンス・ホールのようです。



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悲しき口笛を歌う美空ひばりさん。 11~12才頃



名探偵コナン?

 小さい女の子がそんな恰好して歌っているのは七五三ぽくってかわいらしいのですが、しかし歌の方はすっかり大人。子供にしてはかなり低い音域で歌っています。 まさに 「見た目は子供、中身は大人」 といったところでしょう。



チャンバラ・シーン

 ついでに他の映像も見てみたのですが、演歌、歌謡曲、ポップス、ジャズ、など様々な歌を歌っていて、その上手さはあえて私がコメントするまでもないでしょう。 それらの中でチャンバラをしているシーンに目が留まりました。 



キレキレの動き、ノーカット、長回し!

 あまりにもキレのよい動きなので、代役の人がやっているのかなと思いましたが、どう見てもひばりさん本人のようです。 さらにその殺陣のシーンはかなり長く続き、なおかつノーカットのワン・シーンです。 こうした場合、ちょっとしたミスがあれば当然取り直しになってしまうはずで、つまりかなり速い動きの殺陣を、長い時間にわたってノーミスでやっていることになります。



すべてが超一流

 もちろんひばりさんは、当時人気女性歌手で、間違ってもアクション俳優や殺陣師ではないはずですが、どう見ても人気歌手が話題性的に殺陣をやっていると言った感じではありません。

 こんなことに感心してはいけないのでしょうが、何事にも真剣に立ち向かい、なおかつ超一流でなければならないと言う、ひばりさんの性格と才能がよくわかる映像だと思いました。 まぎれもなく昭和の大スターですね。




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イントロが流れると、こんな風景を思い出す人がいるかも


イントロを聴くだけで戦後の風景が

 さて、曲のほうですが、当時流行したと思われるブルース調の曲で、そのイントロ(口笛による)はいかにも昭和20年代といった感じがします。 このイントロを聴くだけで戦後間もない頃の風景や暮らしが浮かんでくるようですね。  ・・・・・・私自身は戦争が終わってから6年後に生まれていますが。

 曲の後半では、さらにブルースぽさが出るようなアレンジにしてみました。 なかなかギター・ソロにも合う曲です。
 
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