中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

<角圭司ギターリサイタル ~帰国10周年記念>  7月18日(土) 東京文化会館小ホール


 昨日東京文化会館で角圭司君のリサイタルを聴きました。 角君は私の息子(創)より少し年長で、小学生の頃から知っており、最近ではギター文化館のイヴェントなどでよく顔が合います。 今回のリサイタルはアメリカ留学から帰国し、日本でギタリストとして活動を始めて10年を記念してのものということです。

 師である尾尻雅弘さんがゲストとして出演しました。 またこの東京文化会館はアメリカでの師のマヌエル・バルエコ氏の演奏を最初に聴いた、角君にとっては思い出深い会場だそうです。 プログラムは以下の通りです。


<第1部> 

A.ロイエ : 協奏風二重奏曲 *

F.ソル : モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲

M.ジュリアーニ : ソナタ・エロイカ  


<第2部>

F.モレーノ・トロバ : ソナチネ

H.ヴィラ=ロボス : 前奏曲第5番、第1番

R.ゲーラ : 組曲「道」*



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<アンコール曲> 

レノン&マッカートニー : ペニー・レーン(ブロウェル編)*

R.ディアンス : タンゴ・アン・スカイ


 *は尾尻雅弘氏との二重奏




現代ギター社から譜面が出ていたが

 最初のロイエの二重奏曲は、現代ギター社から譜面が出ていますが、聴くのは初めてです。 古典派時代のギタリストで、おそらくソルやカルリと同じく、パリで活動していたのではと思います。

 作風は時代的に、ソル、カルリ、ジュリアーニ、ディアベリなどと共通した部分もありますが、独創的なところもかなり感じられます。 テクニカルな部分も多く、決して簡単な曲ではないと思いますが、二人の高度な技術と音楽性による演奏で、とても楽しめました。



より一層完璧な演奏

 角君の「魔笛」は、これまで何度か聴きましたが、今回は、より一層完璧な演奏に感じました。 ジリアーニの「ソナタ・エロイカ」も、きびきびと演奏され、またさわやかで、すっきりした演奏でした。

 モレーノ・トロバの「ソナチネ」や、ヴィラ・ロボスの前奏曲も、しっかりと時間をかけて、このリサイタルに臨んでいることが窺われ、今回のリサイタルにかける角君の気持ちが十二分に伝わってきました。



角君のために作曲された

 ルイ・ゲーラの作品は、最近我が国でもよく演奏されますが、この組曲「道」は角君のために書かれた曲だそうで、ウェミレ(オリシャスの祭礼)、 ボレロ、 ソル通り(グアグアンコ)、 コンパイ(友人コンパイ・セグンドを讃えて)、 グアテーケ(サパテオ)の5曲からなる組曲です。 これも始めて聴く曲ですが、なかなか聴きごたえのある曲です。 



10周年にふさわしい内容

 今回の角君のプログラム全体を見ると、独奏曲に関しては、角君がこれまで何度も(おそらく)演奏して来たもので、すべて完璧な演奏でした。 それに対して二重奏曲の方は、これまであまり演奏されないが、とても楽しめる曲、といった組み合わせのようです。 10周年記念に相応しい内容のリサイタルでした。

 アンコール曲については、電車の時間などで2曲を聴き終えたところで会場を後にしたので、おそらく他にも演奏された曲があるものと思います。



ひたちなかギター・マンドリン合奏フェスティヴァルにも出演する

 なお角君には、10月に行われるひたちなjかギター・マンドリン合奏フェスティヴァルにも、ギター・アンサンブル”SIT” の一員として出演していただけるとのことです。
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