中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

<音楽基礎講座 on Blog>  速度標語  13  


修了試験 答え合わせ 2



<問題4>  ある男子中学生の日記から


 今日は、チョー Allegro な日。 2時間目が終わった休み時間、香澄ちゃんがオレのところまで来て、「ねえ、翔クーン、今度の数学の試験の範囲と、問題が出そうなところ教えて? ・・・・それじゃ、明日、家に行ってもいい?」 なんてね。 

 オレは思わず 「来てよ、来てよ、もちろん来てよ! 何の用もないし、何時でもいいよ!」 と言いそうになったけど、 「明日? ちょっと待ってね。 えーと、ああ、ちょっと約束があったな。 うん、でもなんとかするよ。 時間? そうだね、じゃあ、後でまた連絡するよ」と余裕。

 オレはデキる。 マジ・ヤバ!  ゲキ・ヤバ!  香澄ちゃん、やっぱりオレに気がある、香澄ちゃん照れ屋だから、はっきり言わないけど、でもオレにはわかる。 数学だけは得意でよかった!!!!!!


    答え    マジ・ヤバ(ゲキ・ヤバ)    




超難問!

 今回の基礎講座の受講者のほとんどが over60th と言うこともあって、この問題4は、超難問といえるでしょう。 しかしヒントは出しておきました。

 最近の中学生が、とても嬉しい、あるいは有頂天になっている様子を、どのような言葉で表現するかということですが、 私もよくわからなかったので、ネットで検索してみましたが、「アゲアゲ」、 「テンション・アゲアゲ」、 「ノリノリ」 などといった言葉を使うようです。 さらには私たちには未知の言葉もあるかも知れません。




同じ中学生でも女子と男子では違う

 同じ中、高生でも女子と男子では、言葉の使い方が異なると思いますが、女子の場合は様々な言葉を新しく作る傾向にあるようです。 文字通り、私たちには未知の言葉も使用するわけです。 その中の一部が一般成人にまで使われるようになると、流行語として新たに日本語として認められるなど、流行語の発信源でもあるようです。



少ない種類の言葉で会話を済ます

 男子の場合は、逆に一つの言葉に多様な意味を持たせ、少ない言葉で会話を済ませてしまう傾向があります。 「マジ」 とか 「ヤバイ」 などという言葉は典型的な言葉だと思います。 もちろんその両方を組み合わせて 「マジ・ヤバ」 なんてよく言いますすね。

 この 「マジ・ヤバ」 を通常の日本語に直したらどうなるでしょうか、難しいですね。 この言葉は、その状況で全く意味の異なる言葉で、確かに本当に 「すごく危険だ」、 「本当に、まずい状態だ」 と言ったマイナス的な意味に使うこともありますが、 「素晴らしい」 とか 「おいしい」、 「面白い」、 「きれい」 などプラスの事柄に使うことも多く、最近ではこういった意味の方によく使われるようです。



ヒントに気付いた人はいなかった

 つまり基本的には意味を持たない言葉なので、どんな状況にも使える訳です。 強いて言いえば、「『マジ・ヤバ』とは、様々な状況での感嘆を表す言葉」ということでしょうか。 簡単ですね、答えは。 しっかりヒントを出しておいたのですが、残念ながらそれに気づいた人はいませんでした。 もう少し楽譜同様、文章も読みましょう! 



間違った言葉使いのほうが中学生らしい

 他の答えとして、前述のとおり「アゲアゲ」 や 「ノリノリ」 の他に、最近の若い人は英語の本来の意味に関係なく「テンション」などという言葉をよく使います。 テンションとは本来 「緊張」 とか 「不安」 と言った意味で、 国家間が緊張した状態、つまり戦争が起きそうな事態も「テンション」 と言う訳で、 どこにも「楽しい」などという意味はありません。
 
 この「テンション」という言葉を「興奮した状態」、あるいは「気分が高揚した状態」と捉え、さらに「すごく楽しい状態」と連想して行ったのでしょうね。 確かに「今日はチョー・ハイ・テンションな日」は英語的には全く違う意味になるのですが、このような誤ったことばを使うことにより、より中学生らしい文に仕上がるのではと思います。 もちろん「ハイ・テンション」 は正解です。

 と言った訳で、20点満点の正解者、つまり中学生が使いそうな言葉を書いた人(ハイ・テンション) は一人しかいませんでしたが、「ハッピー」、 「ラッキー」、 「ゴキゲン」 といった言葉も、昭和の時代であれば、問題なく正解なので、2点減点の18点としました。





<問題5>  居酒屋で、名門大学柔道部の学生とそのOB

 「イヨー! ミタ・センパイ! ミタ・センパイ本当に ① Largo っすね、 ごっつぁんです!   おおーい、お代わり欲しいやつ!  ええーと、イチ、ニイ、サン・・・・  じゃあ生6つ! それからトリカラ! 鶏ナンコツも・・・・ あとフライド・ポテトに、出し巻き」

 「本当にミタ・センパイは ② Largo いいっす、1年次の評判も最高っすよ、「ミタ・センパイは人格が違う」って。 そこいったら、あのノムラ・センパイ。 ノムラ・センパイは現役時代の成績はハンパなかったっすけど、 何ちゅうても 『オイ、今日はワリだからな』 ですよ!  あれじゃ形無しっすよ、全国大会連覇も・・・」

 「おお、来た、来た、こっち、こっち。 それじゃ、もう一回! カンパーイ!」


    答え   ① 太っ腹        ② 気前



出題の仕方に問題

 ちょっと出題の仕方に問題がありましたね、 確かに混乱しやすい問題です。 Largo には「気前がいい」という言葉も入っているので、これが①か②のどちらかに入るのは確かで、ほとんどの人はどちらか、あるいは両方に「気前」 あるいは 「気前がいい」と書きました。

 確かに、①が「気前いい」で、 ②が「気前」でも、文としては成立してしまいます。 でも同じ言葉を入れたのでは、少なくとも、問題としては成立しないので、別の言葉が入ると思ってほしかったところ。  出題者としては、①の「太っ腹」を書いてほしかったので、その伏線として「気前いい」も問題にしたわけです。

 ①②の順番を変えるともう少しわかりやすかったかも知れません。 やや混乱したものの、正解者の多い問題でした。「太っ腹」なんて体育会系の人がよく使いますよね。




最高得点は98点

 さて、試験結果のほうですが、最高得点者は98点で、中学生言葉がやや昭和の香りがしたこと以外は、完璧に正解でした! たいへん素晴らしいと思います。 限られた時間内で、よく適切な言葉を選んだと思います。

 他に、参考記録として、自宅などでやっていただいた方で、100点、97点の方がいました。 100点の方は、前述のとおり中学生言葉も正解(唯一の)でした。 年齢が30代ということで、若干アドバンテージはあったかも知れません。



女性の方が圧倒的に成績がよかった

 この3名の方はすべて女性で、その他の女性の受講者も高得点でした。 平均点を出すと、圧倒的に女性のほうが成績がいいようです。 男性に比べて女性の方が言葉に対する反応力があるのだろうと思いますが、それと共に、文章を読んで、出題者の意図、つまり私の意図をしっかりと読んだのでしょう。



文章も、 楽譜も、 空気も、 やはり読めなければならない!

 バカげた試験ではありましたが、その結果は、終わってみると、やはりギターの上達と、無関係ではなかったようです。 特に音楽の理解力とはかなり相関関係があるように思います。 文章も楽譜も最初からある訳ではなく、誰かが書いたものです。 その書いた人の意図を読まない限り、読んだことにはならないでしょう。  

 文章も、 楽譜も、 空気も、 やはり読めなければならない!

 ・・・・・・・・本題の速度標語と関係なくなってしまいましたので、次回まとめを行います
 
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