中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

第17回水戸ギター・アンサンブル演奏会 3

 10月2日(日) ひたちなか市文化会館小ホール



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曲目紹介


<全体合奏>
ポール・マッカートニー : レット・イット・ビー



頑張ります

 ビートルズの名曲ですね、ビートルズとしても最後の曲になった、などということは、皆さんもご存じと思いますし、あえて説明するまでもなさそうですね。 皆さんそれぞれにこの曲の思い出や、イメージなどがあると思いますので、なんとかそのイメージを崩さずに演奏出来るように頑張りたいと思います。 



織田信長だったら

 解説は以上で終わりですが、例によって、無駄話を少々。 それにしてもこの 「Let it be」 という英語、なんか日本的ですよね。 ネイティヴに英語を話す人にとっては、この言葉がどのように響くのかはわかりませんが、 直訳的には 「なるがままにせよ」 とか 「そのままにしておきなさい」 といった感じなのでしょうか。

 もっと日本語的に訳すれば 「なるようにしかならないわ」 とか 「まあ、しょうがないわね」、 「お手上げだね」 なんて感じでしょうか。 日本語的にはいろいろな言葉が出てきそうですね。 もし織田信長だったら 「是非に及ばず」 でしょうか。



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もし、織田信長だったら「是非に及ばず」と言うところか


途中、ハリスンのソロが入るが

 そういったことでもたいへん私たちには共感が持てる曲なのですが、曲の方でも、真ん中あたりにエレキ・ギターのソロが入ります(たぶんジョージ・ハリスン)。 いかにもエレキらしい感じのソロですが、よく聴くと、あるいは口で歌ってみると何か気が付きませんか?    ・・・・そうです、演歌っぽいですよね、これを氷川きよしさんが歌ったら完全に演歌です。


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ビートルズ時代のジョージ・ハリスン



なぜ演歌とロックで同じ音階を使う?

 私もよくわからないのですが、ロックのエレキ・ソロも演歌も5音音階をよく使います。 特にこのレット・イット・ビーのギター・ソロは完全に5つの音しか出てきません、面白いですね。 因みにロックでは5音音階を ”ペンタトニック・スケール” と言います。






<小合奏>

ヴィヴァルディ : ラルゴ




曲は短い

 この曲から計3曲は8人での演奏となります。 最初の曲はバロック時代のイタリアの作曲家、アントン・ヴィヴァルディの協奏曲集「四季」の4曲目、「冬」 の第2楽章「ラルゴ」です。 曲名は長いですが、曲の方は短く、約2分ほどの曲です。

 暖炉で暖まりながらうとうととする様子を描いたものとされ、リラックスした感じの曲です。この曲もおそらく皆さんご存じと思いますので、あまり説明の必要はありませんが、 また雑談を少々。



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イムジチ合奏団の「四季」 1960~70年代では、クラシック音楽のLPのベスト・セラーだった


子供の頃はヴィヴァルディなんて名前も聴いたことがなかった

 今でこそ、このヴィヴァルディは一般にも有名で、おそらくバロック時代の作曲家としてはバッハ、ヘンデルに次ぐ知名度で、学校の教科書にも登場しているのではないかと思います。 しかし私が小中学生の頃はヴィヴァルディだの四季など全く、曲どころか名前も聴いたことがありませんでした。 



バロック・ブームの火付け役の一人

 私が初めてヴィヴァルディの曲を聴いたのは大学に入ってからですが、その頃、FM放送で皆川達夫さんがバロック音楽の番組をやっていて、それでバロッック音楽を聴くようになった人も多かったのではと思います。



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皆川達夫著の「バロック音楽」  皆川達夫氏のFM番組でバロック音楽を知った人や、理解を深めた人は多い。



ソフトな語り口とは裏腹に

 皆川達夫さんはバロック音楽ブームの火付け役の一人と言えますが、 皆川達夫さんの著書によれば、FM放送で聴くやわらかい物腰のトーンとは裏腹に、 「私はこれまでヴィヴァルディの音楽に感動を覚えたことはない」 と結構カゲキなことを言っています。

 おそらく当時ヴィヴァルディの「四季」がすごい人気で、どこに行っても四季を聴かされたり、またヴィヴァルディの音楽などを解説しなければならなかったり、とかと言ったことが関係しているのかも知れません。



もし、人気曲になっていなかったら

 もし、ヴィヴァルディの「四季」がクラック音楽のレコード売り上げ第1位になっていなかったら、あるいはヴィヴァルディが相変わらず人には知られていなかったら、きっと、

  「皆さん、あまり聴いたことはないと思いますが、バロック時代のイタリアにヴィヴァルディというたいへん魅力的な作曲家がいました。 特にヴァイオリン協奏曲集「四季」は変化に富んでいて、たいへんすばらしく、一度聴くと、きっと皆さんも好きになるでしょう」  なんて言っていたかも知れませんね。 
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