中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

中村俊三ギター名曲コンサート

   ポユラー&クラシック  クリスマス・シーズンのギターのひと時

     2016年12月4日(日) 14:00~    ひたちなか市文化会館小ホール






曲目解説


<癒しのアーリー・ミュージック>
 
作者、曲名不詳の作品


 今回のコンサートは16世紀のリュートの作品で始めます。 素朴で美しく、クセのない味は、コンサートのオードブルとして最適と思います。 最初の曲は 「作者、曲名不詳の作品」 ですが、これでは何が何だかさっぱりわからない感じですね。 でも曲の方はとても美しく、わかりやすいものです。 もう20年くらい前になりますがテレビCMで、リューティストの ”つのだたかし” さんが演奏して、当時話題となり、人気のあった曲です。

 この曲は、20世紀前半にイタリアの作曲家オットリーノ・レスピギーが 「古代の舞曲とアリア第3組曲」 第3曲として用いられ、以後知られるようになりました。 その際、曲名が不明だったのですが、レスピギーは 「シシリアーナ」 と名付けましたが、時代的にも、この曲名は不自然だということで、リューティストのゲルビッヒなどは 「コレンタ」 として演奏していました。



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 その結果、現在ではこの曲を 「シシリアーナ」 または 「コレンタ」 とされています。 しかしどちらも本当の名前ではなく、また内容と曲名が合わないとも言えます。 従って、正確にはこのように 「作者、曲名不詳の作品」 となるでしょう。

 以前、、この曲の本来の曲名は 「エスパニョレッタ」 ではないかと、当ブログへコメントして下さった方がいました。 確かにエスパニョレッタと呼ばれる曲は、この曲たたいへんよく似ているものが多く、可能性は高いと思います。  この曲の原曲の譜面は入手出来なくて、今回の演奏では、レスピーギの作品からアレンジしています。  

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パイパーのガリヤード、エセックスのガリヤード(ジョン・ダウランド)

 16世紀末から17世紀初頭のイギリスのたいへん有名なリューティスト、ジョン・ダウランドの作品を2曲演奏します。  ガリヤードは3拍子の軽快な舞曲なのですが、ダウランドのガリヤードには、この2曲のようにメランコリックなものがよくあります。 また旋律的に美しいのも、ダウランドの作品の特徴でしょう。 「パイパー」 、および 「エセックス」 は人名で、曲を献呈した人物と思われます。 

 では、オードブルの3曲、 次の料理へ向けて、食欲増進となればと思います。







永遠のポップス・スタンダード&オリジナル

枯葉(コスマ)

 このシーズン、この曲は欠かせませんね、たいへん有名なシャンソンです。 この歌の歌詞の訳を読んでみると、「昔はは良かった、輝いていた」 といった感じのようです。 私の場合、この曲のメロディは昔からよく知っていたのですが、歌の方はちゃんと聞いたことがなく、したがって歌詞のほうも、今回ほぼ初めて読みました(お恥ずかしながら)。

 これまで本当の歌詞がわからなかったので、勝手にいろいろ妄想して弾いていました。 本来なら、当然この歌詞の内容にそって演奏しなければならないところですが、どうも本当の歌詞の方がピンとこないので、これまでどおり、勝手な妄想に従って、この曲を演奏したいと思います、悪しからず。 




パリは冬の訪れが早い

 パリは冬の訪れが早い。 午後の弱々しい日差しが、舞い落ちる枯葉を朱く照らす。 男が歩いている。 初老と言う程ではないが、若くもない。 その両手を寒そうにトレンチ・コートのポケットに突っ込んでいる。 その男の後ろ姿は、いくぶん猫背気味だ。

 男は思い出していた。 あいつと別れたのも、こんな枯葉の舞う午後だったな、 何年経ったかな、20年? いや30年になるか。 俺のわがままで別れちまったけど・・・・・  いい女だったな、本当に。

 若かったよな、あの時の俺は、今の俺だったら、絶対にあいつを手放さなさなかった。 あいつの頬から流れ落ちる涙を見た時、俺はあいつを抱きしめて、ずっと一緒にいよう、と言いそうになった。 でも俺には俺の生きる道がある。 その時はそう思った。 今じゃそんなもの、ろくでもないものだってことは、よくわかっている。 何の足しにもならん。 あいつの存在に比べたら・・・・・・    男の後ろ姿は次第に小さくなり、並木道の遠景に消えてゆく・・・・・・・ 



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男の女々しさ?

  ・・・・・なんて、こんな感じかなと思っています。 因みに、分かれた元カノの方は、その後セレブな紳士と結婚し、リッチな生活を楽しんでいます。 昔、そんなつまらない男と付き合っていたことは、どうにか覚えているが、その男といつ出会って、どこで別れたかは思い出せない・・・・・   おっとと、これ、本当の歌詞ではないですから、 気になる人は本当の歌詞を読んで下さいね!


 男って、女々しいですね、”男々しい” って書いて ”めめしい” と読みたいくらいです。 では、男の ”男々しさ” をたっぷりと味わって下さい。
 
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