中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

落ちる話 4




人類って、あと何年?

 「でも、まあ、人類って、あっしら人類って、この後どれくらい生存出来るんすかね? あっし自身はどんなに頑張ってもあと何十年かだろうけど、あっしらの子孫は、あと何代くらい続くんでしょうね。 なんとかの大予言じゃあねえけど、『二千何年、人類滅亡』なんてことにはならねえんですかね」



2015nostradamus3-thumb-315x315-28625.jpg





 「そうだね、それは誰もよくわからことだね。 なんとかの大予言どおりだったら、人類はすでに何回も滅亡しているよね。 でも実際には、今現在人類は70億人もこの地球にいる訳だからね。 とても幸運だったのか、それとも当然のことなのかねえ。





一つの種の平均生存期間は30~40万年

 生物学的に言えば、一つの“種”の生存期間は、だいたい30~40万年くらいといわれている。 生物分類学上の“種” とは大ざっぱに言えば、同じ特徴を持ったグループということになるが、生殖が可能な範囲で、持続的に子孫を残すことが出来るグループとも定義されるようだ。

 例えば、トラとライオンの間に子供は生まれるが、その子には生殖能力がなく、持続的に子孫を残すことが出来ない。つまりトラとライオンは別の種ということになる、当たり前のことだが。

 現在のヒト、つまり現生人類は同じ人類でもネアンデルタール人とは別の種ということになっている。 しかし現生人類とネアンデルタール人とが交配した可能性もあるとも言われていて、実は種の定義は難しいらしい。

 とりあえず、その辺さておくとして、我々人間、正確にはホモ・サピエンス・サピエンスは、誕生してから約20万年と言われている。 確かな数字ではないが、仮にそうだとすると、人類は平均で、あと10万年か、20万年は生存すると言うことになる、仮定に仮定を重ねてだが」
  




環境を変える力もあるが

 「10万年とか、20万年って、長げえんだか、短けえんだか、わかんねえけど、なんか、ちょっとばかし物足りねえような気がする。 医学の進歩だとか、住環境の整備だとか、人間てえのは他の動物とはちょっとちげえんじゃねえですか。 もっとずうずうしく長生きしている植物や動物、他に結構いると思うんですよね」




 「確かに人間は他の生物とちょっと違ったとこもある。 種が絶滅する原因としては、圧倒的に環境の変化によるものが多い訳だが、人間には環境を変える力もある。

 何といってもマイナス50度くらいになるシベリヤやアラスカから、日中には50度にもなるアフリカの砂漠地帯にだって人間は生きて行ける。 そんな動物、特にある程度大きい動物では他にはいないんじゃないかな? 動物の中ではかなり “しぶとい” ほうだよね、人間って」





喰うだけ喰うと


 「そらそうですよね、あの熊公なんて、本当にしぶといのなんて、何食っても腹壊さねえし、どこでもイビキかいて寝られるし、借りたものは返さねえ、人のものは自分のもの、自分のものは自分のもの・・・・・・」




 「お前さんだって人のことは言えないんじゃないの。 いつも私がおいしいものを食べようすると、必ずやってくるし。 今日だって、これから蒸し羊・・・・・ いや、いや、なんでもない。 八つぁん、なんでもないよ」



 「なあんか、 ・・・・怪しいすね。 一人でおいしいもの、こっそり食べようなんて思ってねえでしょうね。 大家さんも歳なんだから、一人でおいしいものをたくさん食べていると、はやくお迎えがきちまいますよ。

 喰うだけ喰うと、お蚕さんみたいに “あがっちまう” って、いつもおふくろが言ってたなあ。 あっしは大家さんに少しでも長生きしてほしいと思っているんすよ」





かなり長期の可能性も、短命の可能性も

 「そりゃまあ、親切にありがとね、涙が出るくらい嬉しいよ。 でも、どうせ気を使ってくれるなら、もっと他のことにしておくれ。 この歳になったら食べることくらいしか楽しみがないもんでね。

 それはそうと、人間という種はこれまでの生物とだいぶ違っている点も多いので、今後の予測は難しい。 環境を変える力があるということは、上手く使えばかなり長期にわたって生存できる可能性もあるだろうが、また逆に自らが行った環境変化をコントロールできなくなれば、短命に終わる可能性もある」




 「よくわかんねえけど、いろいろあっても、とりあえずは、この先10万年か、20万年くらいはなんとか大丈夫ってことなんすか?」




 「そううだね、私にわかることではないが、まあ、とりあえずあと10万年は大丈夫としておこうか、“希望的”ってやつだが」




 「そう言ってもらえると少しは安心なんすけど、でも、まあ、もうちょっとなんとかなんねえすかね? いくらかオマケとか。 きゅうりだって10本買えば、1本や2本オマケに付いてくるのが常識ってもんじゃねえですか」






日本の歴史が始まってから


 「私がオマケすればなんとかなるもんじゃないと思うけどね。 でもね、10万年は短いって思うかも知れないが、私たち現生人類が誕生してから20万年前と言われている。 そして、この日本列島に人が住み始めてからは10万年くらいらしい。

 1万5千年前くらいになると人骨や土器、住居跡など、いろいろなものが各地で発掘され、情報量が多くなり、この15000年前から2400年前くらいまでを縄文時代と呼び、一応、日本の歴史が始まるんだ。 




b785ffb9.jpg




 でも “歴史” というのはその字からも分かる通り、残された文献などを基にした学問なので、本当に日本の歴史が始まるというのは西暦500年くらいの飛鳥時代頃からといってよい。 厳密に言えば、縄文時代のように発掘を基本とするものは、“歴史学”ではなく、“考古学”という。
 
 要するに、学校の歴史の試験に出るもの、特に年号や人物名が問題となる範囲は、約1500年くらいの間となる。 でもたった1500年くらいの歴史を勉強するのだって、結構たいへんだろう? 八つぁん。 中学生や高校生の頃、年号や人物名など覚えるの苦労しなかったかな?」





ヒトナミニオゴレヤ?

 「こう見えて、歴史の年号覚えるの、結構得意なほうなんすよ、 『ナクヨ・ウグイス平城京』とか『イイクニツクロウ室町幕府』とか、 『ヒトナミニオゴレヤ徳川家康』 なんてのもあったかな、家康って本当に“しぶ”かったらしいすよ。

 でも不思議と、いざ試験となると緊張してというか、度胸がねえっていうんか、自分では結構出来たと思っても、点のほうは不思議と20点くらいなんすよ」



120504.jpg
”イイクニツクロウ” の1192年と覚えてきた鎌倉幕府成立の年は、今では1185年とされている。 源頼朝像として親しまれてきたこの肖像画も別人らしい



 「それで20点も取れれば、度胸だけはたしたもんだ、第一、年号じゃないのもあるしね。 ついでに言うと、“ヒトナミニ”つまり1732年頃は同じ徳川でも、家康じゃなくて、吉宗の時代だけどね。 

 もし人類があと10万年生存していたとしたら、10万年後の学生たちは10万年と2千年の歴史を勉強しなければならない、今の70倍の年号や人名を覚えなければならないことになるね」





現役選手の背番号は、皆、1万以上?


 「10万年分の歴史を覚えなければならないなんて、考えただけでもぞっとする、地獄だね。 その頃には、プロ野球の巨人軍じゃあ永久欠番だらけにになって、現役選手は、皆1万以上の背番号になっているかも知れねえですね、 『4番サード○○、 背番号160301』 なんてことになって、選手の背番号覚えるのだってひと苦労になっちまいますね。 ほんとに、今の時代に生まれてよかった!」




miyajima1.jpg
10万年後は、日本中のいたるところが世界遺産に登録されているかも




 「地球上のいたるところが世界遺産になって、世界遺産じゃないところを探すのがたいへんなくらいになっているかも知れないね。 日本は何回くらいサッカー・ワールドカップで優勝しているのかな? 2万5千回ワールドカップがあるのだから、最低でも250回、いや500回くらいは優勝しておいてほしいね」
スポンサーサイト
コメント
コメントする
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する