中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

落ちる話 5




10万年は”だいたい”大丈夫とすると

 「この10万年というのは適当言った数字で、ほとんど根拠のあるものではないが、仮に、仮にだね、人類はあと10万年 “だいたい” 生存出来ると仮定すると、最大で人類はどれくらい生存できる可能性があるかを考えてみよう。 逆に言えば、どんなに幸運だったとしても “それ以上生存し続けるのは絶対無理” という年数もあるだろう。

 計算するためには、当然 “数字” を使わなければならない。 この『だいたい』ということを数字に置き換えると『9割』ということになるかな、そんなもんでどうかね、八つぁん?」



 「どうかね? って言われても」




降水確率10パーセントの場合

 「天気予報で 『明日の降水確率10%』 ってのは9割は雨降らないと言いうことだね。 9割雨降らないという時は、たいていの人は 『明日は雨が降らないんだな』 って考えるよね。 八つぁんもそんな日には傘もってゆかないだろ?」




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 「うちのカミさんに、 『お前さん、いつも傘忘れてくるんだから、多少の雨くらいでは傘持ってゆかないで』っていつも言われてるんすよ、40パーでも持たせてもらえねえかな。 10パーなんて、もう、問題外の外すよね」




「もし、それでも雨が降ったとしたら、皆、天気予報が外れたと思うよね」




「そりゃそうすね、そんな時には、『あの太眉毛、また予報外したな』 と文句いってやりたくなりますね」




降水確率なんて言葉は

 「でも、別に予報が外れた訳じゃない。 『雨は降らない』 と言っている訳ではなく、『10回に1回は雨が降る』 と言っている訳だから、たまたまその日がその1回になっただけだ」

「そうですかい、なんか、また騙されているように気もするけど」

 「まあ、だましているかも知れないね、数字なんてそんなものだよ。 将来、天気予報がもっと正確に出来るようになると、降水確率などいう言葉は死語になるかも知れないね。 




”だいたい”という言葉を、確率0.9という数字に置き換える


 といった訳で、あと10万年くらいは “だいたい“ 大丈夫ということを、人類がこのあと10万年生存出来る確率が9割、つまり0.9ということに置き換えよう。 もちろんこの数字は、不運にも10万年を待たずに人類は滅亡することも十分あり得るという意味も含む数字だが」




「よくわかんねけど、まあ、そういうことにしておきましょう」




「そう話がきまると、あとは簡単、単純な計算で難しいことはない。 人類が10万年生存出来る確率を90パーセント、つまり0.9として、その先の生存確率を計算してみよう。




100万年後は

今から10万年後まで人類が生存出来る確率が0.9とすると、10万年後の10万年後、つまり今から20万年後まで生存できる確率は0.9×0.9で0.81となる。 さらに30万年後までは0.9×0.9×0.9で0.729。 40万年後はさらに0.9をかけて0.6561。

 100万年後まで生存する確率は0.9を10回かければよい。 ということは100万年後まで人類が生存出来る確率は、0.9の10乗で、0.3486・・・・となる。 つまり3割4分9厘ということだね」




イチローの全盛期の打率くらいの確率

「へえ、思ったよりいいんすねえ、100万年後なんて想像もつかないくらい先のことなので、そのへんあたりは、もう無理かと思ってたけど。 3割4分9厘と言ったら相当な確率すね、これなら何といっても首位打者は確実! 人類の未来は結構明るい!」




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人類が100万年後まで生存する確率は、イチローの全盛期の打率と同じくらい?




 「確かにイチローの絶頂期の打率だね。 途中で滅亡する確率も6割以上あるんだけど、確率が約3分の1という事は、十分に希望の持てる数字と言える。 後は我々の努力次第かな。





1000万年後は

 それでは、1000万年後も計算してみよう。 0.3486・・・・だとちょっと面倒なので四捨五入して0.35としておこう。 

さっきと同じ計算をすればよい、つまり人類が1000万年生存する確率は0.35の10乗。 計算するのちょっと大変だけど、答えは0.00002758」



 「 ? なんだか0がいっぱい過ぎてよくわからねえ。 1割とか2割とか、そんな感じで言ってもらえるとありがてえんですが」




「毛」の次って?

 「1割とか2割とかといったものからはちょっと遠いのだけれど、 「割」の次は「分」で、その次は「厘」、「毛」、その後は何て言うんだっけ? なんていうかわからないんだけど、その「毛」の次ということかな。   ・・・・・・え? 『糸』って書いて『し』って読む? まあ、そうも言うようですけど・・・・・  まあ、それはそうと、別な言い方をすると、くじを10万回引いて、2回、または3回当たるくらいの確率かな」




 「大家さん、誰と話してるんすか?  そんなことより、10万枚宝くじ買ったら1000万円超えちまいますね、それで100万円くらい当たってもしょうがねえ、どう考えても割のいい “くじ” じゃねえな。 大家さん、またなんかごまかしているんじゃねですか?  当たりくじを、そおっと引き抜いているとか」




皆から受け取った家賃は

 「またごまかしているなんて人聞きの悪い、私はちっともごまかしてないよ、ちゃんと皆から受け取った家賃はそのまま家持のほうに渡していてるよ」




 「別に、そんなこと言っている訳じゃねえすよ。 でも、大家さんなんていい仕事だよね、重たいもの担いだり、汗かいたりするわけでもなく」





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江戸時代の長屋には木戸があって、夜、時間になると閉まってしまう。 その他、江戸の町人には細かい規則がたくさん課せられていた。 窮屈と言えば窮屈だが、江戸の治安はたいへんよく、現在の東京よりも犯罪率が低くく、検挙率は高かったと言われる。





大家も結構たいへん

 「長屋の大家なんて、はたで見るほど楽な仕事じゃないよ。 やれ、雨漏りだ、道路がぬかる、ほこりが立つ、夫婦喧嘩の仲裁、捨て子だ、行き倒れだと、面倒なことはたくさんあるし、家持の方からは家賃を期日までにちゃんと集めろとか。 町名主のほうからは、またおかみ(奉行所)から新しいお触れが出たからと、しょっちゅう呼び出され、長講釈を聴かなければならない。




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 それを店子の皆にわかるように説明するのが、また一苦労。 何といっても一番困るのは、店子の誰かがそのお触れを守らなかったり、また何か悪さでもしようものなら、私までお咎めを受ける!  たまったものじゃないね・・・・・・   

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