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中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

バッハ:無伴奏チェロ組曲(序)



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最近無伴奏チェロ組曲第1番との縁が深くなって

 1月のコンサートで、バッハの「チェロ組曲第1番」を演奏しました。

 さらに昨年から今年にかけて、この無伴奏チェロ組曲第1番のレッスンを3人の方に行っています(こんなこと滅多にはないが)。

 そうしたことから、最近、特に昨年末か今年にかけてCDをいくつか購入しました。

 よく考えてみると、この10年、あるいはもっと長い間、このバッハの無伴奏チェロ組曲のCDを買っていませんでした。

 鍵盤曲の方は平均律曲集の記事に関して結構購入しましたし、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、パルティータもシャコンヌの記事などに絡んで、かなり入手しました。




今世紀の録音は聴いていない

 一方、チェロ組曲のほうはその両者に後れを取るように、あまり新しい録音などは購入せず、所有しているCDも、1980年代くらいの録音のもので止まっています。

 つまり21世紀に録音された無伴奏チェロ組曲はほとんど聴いていないことになります。

 といったわけで、チェロ組曲をコンサート弾いたり、レッスンするのであれば、やはり最新、少なくとも2000年以降の録音を聴かないといけないかな、と思った訳です。


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最近のチェリストはよくわからないが


 しかし今現在どんなチェリストが録音しているのか、どんな演奏が人気があって、評価が高いのかなど、全くわからないので、とりあえずネットのリストに載っているものを、ほぼ適当に、手当たり次第に取り寄せてみました。

 でも鍵盤やヴァイオリンでも、最近では、若く優れたプレーヤーはたくさんいましたが、やはり思ったとおり、チェロの方でも、名前こそ知らなかったが、優れた演奏家がたくさん出現していました。

 中には過去の大巨匠の録音よりも共感が持てるんじゃないかな、と思えるものもありました。




20世紀の名盤や作品についても

  もちろん私が最近CDを購入して聴いたチェリストは、今現在の優れたチェリストのごく一部で、まさに”氷山の一角”ではあるでしょう。

 また、この記事は基本的にCDの紹介ですが、その前に平均律の時のように、若干作品について触れておかないといけないでしょう。

 また21世紀の録音を紹介することが主な目的ですが、やはりこれまで多くの人に親しまれてきた20世紀の名盤につても紹介しておきます。

 さらに、若干ではありますが、ギターやリュートでの録音のCDについても紹介してゆきます。




ヨーヨーマ、マイスキー以降のチェリストの名前が出てこない諸氏に・・・・・

 それでは、バッハの無伴奏チェロ組曲といえば、相変わらずカザルスとフルニエでどっちがいいか、と悩んでいて、ヨーヨーマとマイスキー以降のチェリストの名前が一つも出てこない、中高年のバッハ愛好者の方々!   ・・・・・・・私もちょっと前までそうだったが。

 今回の記事はそういった諸氏に捧げます。




 
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