中村俊三 ブログ

中村ギター教室内のレッスン内容や、イベント、また、音楽の雑学などを書いていきます。

バッハ:平均律クラヴィア曲集 44


ペーター・ヤン・ベルダー(1966~)  2008年録音(チェンバロ)




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レオンハル門下の第2世代

ベルダーも前に紹介したレオンハルトと同じく、古楽器演奏の聖地オランダ生まれです。

ベルダーは1966年生まれで、レオンハルト門下のアスぺレン、

同じくレオンハルト門下で、オルガン、チェンバロ奏者、

また指揮者としても知られているトン・コープマンにも師事しています。

レオンハルト門下の第2世代と言えるでしょう。



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バッハやモーツァルトの指揮でも知られてるトン・コープマン。 コープマンもやはりオランダ生まれで、レオンハルトの門下。





アスぺレンに比べて、より自由


ベルダーの演奏はレオンハルト門下の第1世代と言える、アスぺレンなどと比べると、

テンポなどは比較的自由にとり、楽譜に書かれていない装飾音なども比較的多く入れています。

また低音など、本来他の音よりも強く弾かなければならない音は、

少し長めに音をのばし、強弱感を出しています。

また、曲によってはかなり速めに演奏しているものもあり、

特に中庸なテンポにはこだわらないようです。




音もやわらく、親しみやすい

チェンバロの音も比較的柔らかで、たいへん心地よいものです。

チェンバロの演奏というと、ピアノに比べて、何となく堅苦しそうに感じますが、

このベルダーの演奏は親しみやすいものではないかと思います。




手頃な価格でオススメ

CDはブリラント社から出されていて、価格も手ごろで、オススメのアルバムと言えます。

以前はブリラント社からバッハ大全集が出されていて、

その大全集にも収められていましたが、

今はブリラント社のバッハ大全集は入手出来ないようです。

これは価格も安く、楽譜のDVDも付いていたので (ただし旧バッハ全集)、

かなりお買い得でした。




今や標準形

おそらくこのベルダーのような演奏が、今現在のバッハの演奏の標準形なのではと思いますが、

最初の頃に紹介したヘルムート・ヴァルヒャの演奏とはかなり違っています。

ヴァルヒャの演奏はテンポもかなり厳密にとり、

また楽譜にない装飾音などは一切付けないなど、禁欲的とも言える演奏でしたが、

ベルダーの演奏では、バッハの時代の演奏様式を考慮しながらも、

かなり自由な感性で演奏しているようにも思えます。 




21世紀型バッハ演奏

こうしたことはヒューイットなど、ピアノの演奏でも見られます。

21世紀型のバッハの演奏スタイルともいえるかも知れません。
バッハ:平均律クラヴィア曲集 43 




ウラジミール・アシュケナージ(1937~ ) 2004~2005年録音 





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バレンボイムとほぼ同世代

アシュケナージは前回のバレンボイムとほぼ同世代のピアニストで、

最近では指揮活動も行っており、そうした点でもバレンボイムと共通点があります。 

ただし、バレンボイムに比べれば、指揮者としての活動の割合はやや低く、

一般には、やはりピアニストとして知られています。




晩年になってから平均律を録音した

ピアニストとしてのレパートリーは非常に広く、

ショパンの全作品の他、特にドイツ系、ロシア系の作曲家の作品はほぼすべて録音しています。

しかしバッハについては、これまであまり積極的に演奏、録音はしておらず、

晩年になってからこの平均律曲集を録音したことは、バレンボイムと共通します。




自然な音質

このアシュケナージの平均律はピアノらしい自然な音で録音されています。 

グールドやグルダのようにピアノの響きを押さえたものでもなく、

またバレンボイムのようにたっぷりと残響を付けたものでもありません。

さっぱりとしたクセのない音質で、

バッハの作品だからといって、特に録音の仕方や、音質を変えている訳ではないようです。





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濃厚な味付けではない


アシュケナージ自身はロマン派の作品を数多く演奏しているのですが、

バレンボイムのように、ロマン派的な演奏を全面に出したものではありません。 

もっともアシュケナージの演奏は19世紀の作品でも、あまり濃厚な味付けではありません。




レガートに限りなく近いノン・レガート奏法


アシュケナージの演奏は、古楽器研究など、

現在行われているさまざまなバッハの演奏法を取り入れたものといえるかも知れません。

また、グルードの影響かどうかはわかりませんが、

グールド同様、基本的にノン・レガート奏法で弾いています

しかしグールドのように鋭く音を切る訳ではなく、”よく聴けばスタッカート” と言う感じで、

ゴツゴツした感じはなく、ほとんど ”レガートに近い” 滑らかなノン・レガートです。




チェンバロのために書かれたことを意識して

バレンボイムでは多用していたクレシェンド、デクレシェンドは一切用いず、

曲の出だしから最後までほぼ同じ音量で弾いています。

この曲がもともとチェンバロのために書かれた曲だと言うことを考慮してのことと思います。

音型によって音をのばしたり、切ったりするアーティキュレーションも行っていますが、

控えめで自然なので、ヒューイットのように、あえて行っているようには感じません。



特に第2巻は速いテンポで弾かれている

バレンボイムの平均律曲集は5枚のCDに収録しているのですが、

アシュケナージは3枚のCDに収めています。 

それだけアシュケナージの演奏は速いわけですが、

聴いていると全く速さは感じられません。 




フィッシャー盤も3CDだが

一番最初に紹介したエドウィン・フィッシャーも3枚のCDとなっていますが(もとはSP盤)、

フィッシャーの演奏は勢いがあるので、かなり速く演奏しているように聴こえます。

ちょっと言葉がよくないですが、”弾きとばしている” 感じさえします。 

もっとも、収録時間の限られているSP録音なので、本当に弾きとばしているかも知れません。

さらに、いわゆる ”一発録り” なので、細かいミスなど構っていられないということもあるでしょう。




ブトーザーとEVカー?

それに対し、アシュケナージの演奏は大変滑らかなので、

速いテンポで弾いていても、あまり速さは感じられないのかも知れません。 

フィッシャーの演奏が騒音けたたましいブルトーザーの全力走行だとすれば、

アシュケナージの演奏は滑るように走る最新のEVカーといったところでしょうか。

音もなく静かにに走るので、乗っている人にはほとんど速さは感じられないのでしょう。




第2巻のほうが個性を出しやすい

また、第1巻の最初のプレリュードなどは、むしろやや遅めに弾くなど、

第1巻のほうはそれほど速くなく、特に第2巻の方が速いようです。 

バレンボイムは逆に第2巻の方をゆっくり弾いています。

どちらかと言えば、第2巻のほうが、自分の個性を出しやすいのかも知れません。

重厚でしみじみとした印象のバレンボイムの第2巻に対して、

アシュケナージの第2巻はたいへん軽快なものとなっています。




たいへん心地よい演奏

このアシュケナージ盤は、あまり話題とはなっていないようですが、

聴きやすさという点では、たいへんヴェルの高いもので、

比較的気軽にバッハの音楽を楽しめるものといえます。

聴いていて、たいへん心地よいものでもあります。




ただし、いろいろなピアニストなどの ”いいとこどり” をしている感じがちょっとあるかな?

後だしジャンケンというか。

バッハ:平均律クラヴィア曲集 42


ダニエル・バレンボイム(1942年~イスラエル) 2003~04年録音





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シメはバッハで

ダニエル・バレンボイムは、指揮者としても評価の高いピアニストです。 

指揮者としても、ピアニストとしても幅広いレパートリーを持っていますが、

バッハについてはこれまではあまり演奏してきませんでした。

バレンボイムとしては、ピアニストとしての活動の終盤にあたる2003~04年に、

このバッハの平均律曲集をを録音しました。

シメは、やはりバッハということでしょうか。




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今や、指揮者界の重鎮、ダニエル・バレンボイム




古き良き時代を彷彿させる

指揮者としても、かつての巨匠時代を思わせるような、ロマンティックな演奏が特徴ですが、

このバッハの平均律曲集に於いても、”古き良き時代” を彷彿させる演奏となっています。




一般的には残響の少ない環境で

バッハの作品をピアノで録音する場合、ほとんどのピアニストはペダルを使用せず、

また残響の少ない環境で録音し、音が干渉しあって響きが濁ったり、

また各声部の動きがわかりにくくなることは避ける傾向にあります。

グレン・グールドなどはその典型的な例で、

全くと言ってよいほど残響のないスタジオ(自分専用の)で録音し、

クラシック音楽というよりはジャズ・ピアノのような音になっています。




ペダルやバスのオクターブ重複なども使用した豊饒な響き

それに対し、このバレンボイムの録音は非常に残響の多い環境で録音し、

なお且つペダルなども使用し、たいへん豊かな響きのものとなっています。

そして、演奏についてもダイナミックスの変化を最大限用い、

多くの曲で、ピアニッシモからフォルテシモまでクレシェンド、デクレシェンドを行っています。

またエドウィン・フィッシャー同様、バス声部をオクターブ・ユニゾンを用いていますが、

フィッシャーに比べても、かなり頻繁に用いています。




19世紀ロマン主義の亡霊?

1950年代以降、多くのピアニストは、原曲がチェンバロであることから、こうしたことは控えています。

バレンボイムは、今現在はバッハの演奏においては、タブーとなっている演奏法を行っている訳です。

21世紀に現れた ”19世紀ロマン主義の亡霊” といったところでしょうか。




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若い頃のバレンボイム。 ベートーヴェンやモーツァルトの演奏もロマンティックなものだった。



特に第2巻では遅めのテンポをとっている

テンポに関しては、第1巻ではほぼ平均的なテンポで、第1番のプレリュードなどはやや速い方と言っていいでしょう。

しかし第2巻では、どの曲もかなり遅めのテンポをとっており、

その結果、第2巻は3枚のCDとなっています。

第1番のハ長調のプレリュードなどを聴くと、それがよくわかり、

かなり遅めのテンポで、なおかつバスのオクターブ重複も目立ち、

たいへん重厚なプレリュードとなっています。

因みに、ほとんどのピアニストは第1巻、第2巻とも、それぞれ2枚ずつのCDに収めています。




時代に流されず

おそらくバレンボイムも、こうした演奏が、今現在の主流でないことはよく理解していることでしょう。

一部のバッハ愛好家などからは厳しい批判も受けかねないことも承知の上かも知れません。

そうしたことを踏まえた上での、こうした演奏なのでしょう。

時代に流されず、自分の感性や、信念に従った演奏と言うべきなのかも知れません。

もう、ここまでくれば、一種の潔さを感じます。 

今現在では他のピアニストからは、なかなか聴けない演奏でしょう。




もし音大生だったら

しかし、もし、このような演奏を、音大生が行ったら、おそらく指導の先生からこっぴどく叱られそうですね。



「あなたの演奏はバッハではない! 

もっとバロック時代の演奏様式を学びなさい!

バッハの演奏にペダルなど使用してはいけません!

勝手なオクターブ重複などもってのほか!

クレシェンドなんて、楽譜のどこに書いてあるのですか!  どこに!

それでは、まるでラフマニノフです。

こんな演奏しているようでは、私はもう、あなたの面倒は見ていられません!」


・・・・・・なんて。




オススメの品


しかし、


「最近のピアニストは、なんでバッハとなると、無味乾燥な演奏をするのか!

ピアノらしい音でバッハを弾くピアニストはいないのか! 

バッハにポエムや、ファンタジーを感じさせるピアニストはいないのか! 」


とお嘆きの貴兄には、ぜひともオススメの品です。


バッハ:平均律クラヴィア曲集 41




アンジェラ・ヒューイット(1958年~ カナダ) 1997~1999年録音





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吉田秀和氏が絶賛、水戸芸術館でリサイタルを行う

カナダ出身のピアニスト、アンジェラ・ヒューイットはバッハ、及びフランス音楽の演奏で高く評価されています。

故吉田秀和氏も生前に絶賛しており、水戸芸術館でリサイタルを行い、私も聴きに行きました。




自らの感性でアーティキュレーションを行っている

ヒューイットの演奏は、音型により、スタッカートを用いたり、またレガートで演奏したり、

また音量の増減、テンポの変化なども極端ではありませんが、用いています。

スタッカート奏法を用いると言っても、グールドのようにどの音符も一律に切ったり、

また一つの曲の音符をすべて同じ音量で揃えたりはしていません。




グールドと同じくカナダ出身だが

おそらくヒューイットは、これまで紹介したようなバッハ演奏の歴史などを十分に踏まえた上で、

自らの演奏を作り上げていると思われます。

また同じカナダ出身ということもあり、世代的もグールドの演奏に影響を受けたと思われますが、

そうしたものは完全に消化されていて、直接はヒューイットの演奏からは聴こえてきません。




ピアノの演奏の際、普通行われることを行っているだけ

ヒューイットの演奏は、繊細で、細かな部分にも表情が付けられており、

その一方ではバッハの書いた音楽がはっきりわかるように各声部の動きもクリヤーに弾いています。

聴きようによっては、ヒューイットの演奏は特に変わったものではなく、

多くのピアニストが多くのピアニストが行っていることとも言えます。

ヒューイットの演奏が他のピアニストと違うとしたら、そうしたことをためらうことなしに、

バッハの演奏でも行っていると言うことでしょう。




ヒューイットはピアノ肯定派

かつては、グールド、グルダ、リヒテルなど、バッハのピアノ演奏においては、どこが禁欲的な部分もあり、

どこか、ピアノと言うう楽器の特徴や、能力を否定するようなところもありました。

それに対して、ヒューイットの演奏はバッハの演奏においても、ピアノらしさ、

ピアノと言う楽器の美しさを最大限表現しています。

バッハの演奏においてもピアノと言う楽器を肯定している訳です。




個々の曲の特徴などがよくわかる

その結果、ヒューイットのバッハは、素直に、自然に楽しめるものとなっています。

また個々の曲の特徴などがよくわかるような演奏でもあります。




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第2巻22番変ロ短調のプレリュード。 何か懐かしく、心優しい感じのプレリュードだが、私がそういったことを感じたのも、このヒューイットの演奏だったかも。



以前に平均律第2巻の第20番イ短調のプレリュードが不思議な浮揚感があるとか、

同第22番のプレリュードはメルヘンな感じがある、などと紹介したのも、

このヒューイットの演奏を聴いての印象が大きかったと思います。




1997~99年と2008年に、2度、平均律曲集の全曲録音を行っている

因みにこの1997~1999年録音のCDは、ヒューイットの第1回目の平均律曲集全曲録音で、2008年に2回目の全曲録音を行っています。



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デザインがよく似ているので、最初は同じアルバムかと思ったが、こちらは2008年に録音した平均律曲集。 10年間に2回も平均律曲集を録音したピアニストなど聴いたことがない




10年間に2回も平均律曲集の全曲録音をしたピアニストは、これまで聴いたことがありません。 

ヒューイットのこの曲に対する思い入れは非常に強いものなのでしょう。

バッハ:平均律クラヴィア曲集 40




 ボブ・ファン・アスぺレン(1947~ オランダ)  1987~88年録音 チェンバロ




Asperen-BV-B09a[EMI-6CD]
ボブ・ファン・アスぺレンの平均律曲集第1巻、第2巻のCD、他にゴールドベルク変奏曲、トッカータ集も収録されている。




オランダは古楽器演奏の聖地 

今やオランダは古楽器演奏の聖地となっています。 その中心には、何といってもグスタフ・レオンハルトの存在があります。

レオンハルトの門下からは、現在、世界で活躍する多くの古楽器奏者を輩出しています。

このアスぺレンもそうしたレオンハルトの門下生の一人と言えます。





レオンハルトの話をしないといけない

年齢(現在70歳)からすれば、レオンハルト門下としては先輩格と言えるでしょう。

(オランダではそうした言い方はしない?)

本来ならレオンハルトの門下生であるアスぺレンの話をする前に、レオンハルト自身の話をしないといけないところですね。

もちろんレオンハルトも平均律曲集を録音しています。 

1967年から1973年の録音で、これまで紹介した中では、グールド、リヒテル、グルダなどの録音とだいたい同じ時期となります。

私もかつて図書館でCDを借りてテープにダビングしておいたのですが、今はどこかに紛失してしまっています。 





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今現在のバッハの演奏はグスタフ・レオンハルトの存在抜きには語れない。 現在活躍中の多くのチェンバリストがレオンハルトの影響を受けている。




通常のCDでは発売されていない

今現在はSACDとして発売されているのですが、通常のCDでは発売されていません。 

レオンハルトの他のバッハの作品の演奏はほとんど通常のCDで発売されていて、

私もほとんどそれらは持っているのですが、平均律曲集だけはなかなか通常のCDで発売されません。

ここは ”売れ筋” なので、しっかりガードしているのでしょうか。

もちろんSACDでも通常のプレーヤーで聴くことは出来るのだが、

価格も結構するし、いずれは通常のCDで出るのではと待っているのですが、なかなか出ません。

はやりCDは買える時に買っておくべきですね。





原典主義とは基本的に異なる

レオンハルトの演奏法というのは、”バッハの時代の演奏様式の研究に基づいた演奏” ということで、

最近の古楽器関連の研究の成果を踏まえた演奏法です。

これはヴァルヒャなどの”原典主義”に近いようにも感じられるかもしれませんが、内容は全く違うものと思っていいでしょう

原典主義では、楽譜に書いていないことはやってはいけない的な感じがありましたが、

レオンハルトの流儀では、当時の習慣に従って譜面を解釈し、

場合によっては楽譜に書いていない装飾音や、アーティキュレーション、

テンポの変化などを、むしろ積極的に行うものです。





付点音符の解釈など異なる


その一つの具体例としては、音量の変化が出せないチェンバロにおいては、

音符の長さを長く取ることで、アクセントや、強弱感などを出しています。 

結果として、レオンハルト、およびレオンハルトに影響を受けたチェンバリストの演奏は、

ピアニストの演奏よりもテンポや音価の変化は大きいと言えます。

また、当時の付点音符(付点8分音符)の解釈は、

今現在のように4分の3と、はっきり決まっているわけではなく、状況によって、

3分の2になったり、また二重付点、つまり8分の7になったりもします。





きびきびとしていて、力強い演奏

さて、このアスぺレンの演奏は、このようなレオンハルトの演奏法を継承したものであるのは間違いありません。

しかし、記憶によればレオンハルトの演奏は、テンポなど、もう少し柔軟だったように思います。

アスぺレンの演奏はほぼイン・テンポで、基本的にテンポや音価の変化は行わないようです。

全体のテンポは中庸から、やや速めといったところで、

すごく速いというわけでもありませんが、チェンバロの演奏としては速い方かも知れません。

少なくともヴァルヒャの演奏よりは速めのテンポを取っています。

装飾音は特に多い訳ではありませんが、適度に追加しています。

全体の印象としては、きびきびとして、力強い演奏といえます。